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経済日和

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「ぼくらの未来をつくる仕事」を読んで その4 国民皆保険制度について

「ぼくらの未来をつくる仕事」を読んで その4 国民皆保険制度について

本書の4章では、日本の医療について書かれています。
その1つ目が、日本の医療を支える仕組みで最も特徴的な「国民皆保険制度」について。

簡単に説明すれば、すべての人から少しずつお金(保険料)を徴収して、その集めたお金を医療を必要としている人に再分配するという仕組み。「皆」という字から分かるように、原則として日本では本人の意思に関わらずこの制度が適用されます。

自分は病気にかからないから!病院のお

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BIがもし実現したら

「ベーシックインカム制度(以下BI)が本当に実現したら、どういうことが起こるか?」
仮に18歳から貰えるとして、思いついたことを列挙してみる

●学生(子供)編
1、親から離れる時期が早まる
お金がないから地元の学校に、というのが少なくなって都会の学校に行きたがる。→田舎の学校がより危なくなる。なのでBIが開始されるとしたら田舎の学校に勤める、先の読める頭の良い先生からいなくなりそう。

2、家庭

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人間労働禁止!の未来

経済全般の生産性を飛躍的に大きくし、豊かさを向上させる効力を持つのがAIである。

極論すればAIが生産活動のほとんどを賄い、人間はほとんど働かなくてもよくなる可能性がある。「それはない」と認めたくない人間もいるだろうが、現に中国では無人コンビニが数多く存在する。

そしてついに日本にも、ハウステンボスの「ロボットが接客するホテル」の中に無人のコンビニがオープンした。

もはや日本のコンビニ業務は

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日、米、欧、それぞれの特徴

資本主義社会において格差と貧困というのは構造問題であるがそれも各国それぞれ特徴がある。

国民負担率が70%と世界最高水準であるにもかかわらず2016年国連が発行した「世界幸福度報告書」において世界で最も幸福度が高いという結果を出したデンマークは注目に値する。

デンマークは教育、医療、が原則的に無料
負担率が高くてもその分制度が充実しており「生きていく不安」がないという証拠である。

そういった

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教育格差の現状

経済格差と教育格差は割と親密な関係があり
例えば
東大生の親の世帯年収は約60%が950万以上
世帯年収450万未満はわずか10%

という情報は有名である。
(東京大学実施 学生生活実態調査結果)

経済格差は教育格差をうみだし、
また教育格差は経済格差をうみだす
という悪循環が起こっている。

ならばベーシックインカムなどではなく
教育格差をなくす為に
教育投資をした方が効果的ではないか
との

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