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脳内を記述する技術(ハート・トゥ・ワード)

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タイトルはHUNTER×HUNTERの念能力名っぽくしました(笑)。 文章技術から悩み相談、僕の経験の紹介など「モヤモヤとした思考を言語化すること」をキーワードにいろいろと書いて… もっと読む
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#非独占愛

人を愛せる大人になりたい、けれど恋にも未練あり。

人を愛せる大人になりたい、けれど恋にも未練あり。

恋とは。愛とは。

また考えてる。
恋は求めるもの。本質はたぶん「欲」だ。したい。なりたい。
愛は穏やかだ。ただただ、相手のしあわせを願う気持ち。

頭で考えるならば、恋よりも愛がいいと思う。
安定してるし、暖かいし、嫉妬も不安もない。
……でもさ、恋って楽しいんだよね。

恋に恋してるんだよな、僕は。いつまでたっても。
「愛に愛してる」って言わないもんな。恋はさ、やはり「乞い焦がれる」ものなん

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結婚記念日は年に一度プロポーズする日。

結婚記念日は年に一度プロポーズする日。

今日は9回目の結婚記念日。

僕とおくさんは、「一度結婚してしまえば何も言わなくても続くのが当たり前」だなんて思っていないから、毎年結婚記念日のたびにこれからも結婚していたいかどうかを考えて、一年に一回プロポーズしてる。
いわば、「契約更新の意志確認」の日。

今年も「これからも結婚していてください」って言って、「よろしくお願いします」って言われたよ。

僕の結婚観は、4年前に書いた記事にくわしく

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変わること、手放すこと、また手を取ること。

変わること、手放すこと、また手を取ること。

「一生変わらず好きでいたい」という気持ちはあるけれど、変わらないことは枷でもあって、かつて好きで好きで仕方なかった人のことを、今ではそれほど好きじゃない、というかあまり気にならなくなっていることもある。寂しいような気もするけど、それもいいのかもしれないな。関係性も都度更新制で。

僕は単純だから、好きな気持ちを返してもらえていると、何度でも僕からの好きの気持ちも更新できるんだけど、連絡が途絶えたり

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既婚で複数の恋人がいる文月煉さんとその配偶者に、インタビューしてみた。(前編)

既婚で複数の恋人がいる文月煉さんとその配偶者に、インタビューしてみた。(前編)

「ポリアモリーについてのインタビュー」を某テレビ局から受ける予定だったのが、収録の前日に無くなってしまったので、代わりに自分で架空のインタビュー記事をつくってみました(笑)。前後編で、合計1万字くらいになる予定。

「ポリアモリー(複数恋愛)」ではなく「非独占愛」インタビュアー(以下、Q) 文月煉さんは「奥さんと、恋人たちと、大好きな人がたくさんいます。」とSNSなどで公言されています。最近、メデ

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第2回煉's Radio文字起こし

第2回煉's Radio文字起こし

第2回のテーマは『恋人という関係性について』第2回煉's Radio、前回に引き続きテーマは『好き』でお送りいたします。こんばんは。

前回の煉's Radioをですね、せっかく録音したからと思って、ちょっとYouTubeに上げてみたところですね、なんと閲覧回数50というね、全く想像してないびっくりな結果になっています。
結果というか、まだ増えてますけどね。

まぁ、一度見てすぐに見るのをやめた人

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既婚で複数の恋人がいる文月煉さんとその配偶者に、インタビューしてみた。(後編)

既婚で複数の恋人がいる文月煉さんとその配偶者に、インタビューしてみた。(後編)

前編はこちら。

周囲からの批判についてQ 「奥さんの他にも恋人がいる」という話をすると、周囲からは批判されやすいのではないかと思いますが、そのあたりはいかがですか?

煉 インタビューを受けたりテレビに出たりすると、ネット上ではものすごく批判が吹き荒れますよね(笑)。「浮気や不倫を正当化する自分勝手なやつだ」とか。まぁ、自分と関係ないところでの批判は見なければいいのですが、周囲の人が親切で「そん

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一対一の関係を純粋なままにしておきたくて、独占しないことを選ぶ、ということ。

一見逆に思えるけど、僕が「独占しない恋愛」にこだわるのは、「一対一の関係の純粋さ」を守りたいからなんだ、ということに気づいた。
独占する権利をもつとされる関係性によって、自分の意志で相手と繋がりたいかどうかの判断が鈍ることが嫌なんだ。

だから僕は、「親密な共同体の成員になること」は望んでいないし、むしろそれから逃れたいと思っているんだよね。
共同体の成員になってしまうとそれはむしろ一対一の関係で

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「家族」を排他的なものにしない――非独占愛の発展

「家族」を排他的なものにしない――非独占愛の発展

世間では、多くの場合「家族」というのは恋、性、愛と不可分に結びつく、と考えられている。
恋人をつくらないと、結婚をしないと……「将来孤独だよ」などと言われてしまうのは、「家族」の前提に「恋」(そして性)があるとされているからだ。
そして恋と性は「独占的で排他的」なものだとされるので、必然的に「家族」も独占的で排他的になる。
しかも、そうしてつくられた「家族」は、生活、経済、責任の単位であると多くの

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マイノリティは「あちら側」の人たち?

マイノリティは「あちら側」の人たち?

週末に我が家に恋人が遊びに来ていて、「わたしはポリアモリーです、って宣言したりするの、なんか違う気がするんだよね」という話をしたりした。

僕はかつて「僕はポリアモリー」っていうブログ記事を書いたけど、確かに今になってみると「これって宣言するようなものじゃないかもな」と思ったりもしている。

ポリアモリーは「性質」なのか「ライフスタイル」なのか、っていうのがたびたび話題になる。「性質」というと属人

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大好きなあの人を、なんて呼ぼうか。

「恋人」「付き合っている人」「相方」「パートナー」「愛する人」「好きな人」。

親密な関係を築いている相手を呼ぶ言葉はたくさんある。それぞれのニュアンスは少しずつ違っているけれど、はっきりとした定義があるわけではなくて、境界はあいまいだ。

「恋人」「付き合っている人」は、たがいにはっきりとした約束をした関係、という感じ。僕の場合は違うけれど、一般的には「ほかの人とは付き合わない約束を交わしている

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好きな人がたくさんいる僕の、「夫婦円満のヒケツのようなもの」

好きな人がたくさんいる僕の、「夫婦円満のヒケツのようなもの」

今日は、僕と奥さんの結婚記念日です。5年目になるらしい。
ふだんは結婚記念日なんて意識したこと全然ないのだけど(全く忘れている年もある)、今年はたまたま思い出したのでステーキ食べてお祝いしてきました。

世間では、夫婦の仲がいいのは最初のうちだけだ~みたいな話をよく聞くけれど、我が家では新婚の次の日と今日とで、何ら変わらずラブラブ。
今日だって、朝、目が覚めて隣に奥さんが寝ていることに気づいて「お

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「好き」について考える。

「好き」について考える。

自分のTwitterのつぶやきを検索してみたら、「好き」という言葉を発しているものがものすごく多くておどろいた。

僕ほど普段から「好き好き」言ってる人も珍しいんじゃないだろうか。

Twitterだけじゃなくて、LINEでも、実際に口にするのでも、僕は四六時中「好き」という言葉を使っている気がする。

というわけで「好きな人に好き好き言う人」のあだ名を持つ文月煉が、自分のつぶやきを掘り起こして僕

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