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お着物で作られたケニジャンとは

お着物で作られたケニジャンとは

皆様こんにちはkeniamariliaの座波ですさて今回は、ついにようやく約1年の開発期間を経て完成しました、新商品の発表となります。

このお品はとにかく着物の可能性と着物生地の美しさを日常着にどうやって再現をしようかと考えに考え、悩みに悩み生まれた一品です。着物生地でここまでのことができると証明したく、そしてこのブランドのテーマでもある「新しい和服のスタンダードを」作り、着物の可能性の道を切り

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はんてん屋の通信講座

はんてん屋の通信講座

通信アプリLINEを使ったオンライン講座。
自宅でお好きな時間に好きなペースで進めることができます。
受講期間内でしたら何度でもご質問を受け付けます。

遠方で教室に通えない方
キットや本だけでは不安な方
ひとりでは挫けてしまいそうな方に(笑 
おすすめです!

通信講座第一弾

「着物からはんてんとちゃんちゃんこをつくる」
長着1枚を解いてはんてんとちゃんちゃんこをつくると着物1着をほぼ無駄なく

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スーツの制作

スーツの制作

なぜ作るか私は建築を主とした設計の研究をしているけれど、モノを作ること全般に関心がある。建築の研究に進んだのは、他のモノより建物が好きだからではなくて、建築というのが最も包括的な仕方でモノづくりを扱っていると考えたからだった。今ではこの考えには問題があるとも思っている。変なヒエラルキーが持ち込まれてしまう。

人が作ったモノを見るだけではなくて、自分で作ることによって分かることがある。いろいろなモ

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直線的なパターンの服

直線的なパターンの服

概要最近つくった和服生地の服の紹介。京都では和服生地が安く手に入る。そこで、和服生地を直線的に裁断して作る服を考案した。この記事ではそれに関連するトピックをいくつかのべる。西洋のシャツも昔は直線的なパターンだった。日本では明治以降、和服と洋服の折衷が試みるなかで「改良服」として直線的なパターンの洋服が考案された。西洋でも20世紀初頭にはモダニストたちが直線的なパターンの洋服を新しくデザインした。今

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草木染め油鞣しジビエ鹿革総手縫いスポーツジャケット完成

草木染め油鞣しジビエ鹿革総手縫いスポーツジャケット完成

皆様こんばんは。
今年もまだ序盤ですが、朝寝朝起きの毎日で気分と体調は常にクライマックスです。
既に予定はギッチギチです。
オーダーのご用命は納期に余裕を持って頂けると私の寿命が伸びます。
そんなギッチギチクライマックスの最中、作品が出来上がりましたので写真で綴ります。

パターンメイキングまで先ずは採寸を元に製図し。

厚手の帆布で型出し。

試着から修正を経てパターンメイキング。

元来オーダ

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ひとつひとつ、アイディアを試して、階段を。

ひとつひとつ、アイディアを試して、階段を。

懸案である
ベルトを留める手法は、
まだ確定とはいかず。

当初の考え通り
シンプルでいくか。

デザインのアクセントに
尾錠を使うか。

まずは、
ギボシを使い
目立たぬ仕様に。

足を入れ、
ひとしきり
お店の中を
うろうろしたら、

思い立った仕様を
入れ込むために
パターン修正。

ひとつひとつ
アイディアを試していきます。

_______________
#奈良が好き #きたまち
#

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続 野良着を自作してみた【たつけ】

続 野良着を自作してみた【たつけ】

PUNKな農民ですどうも。

以前、「野良着を作る!」とこんな記事を書きました。

この畑さん仕様のたつけさん本当に優秀だったので普段着のたつけも作りました。

お気に入りの素材でお気に入りの形の服を着れるようになり

流行とか大事?

自分が楽しいと思える物や事に囲まれたいって思いました。

でもそれはお気に入りだけを買い集めて固めるそれとは違くて
今、手にある物を大事にできるように良質で妥協

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野良着の技

野良着の技

作務衣はお坊さんの着物ですが、

百性や庶民と共にあった【野良着】。

私の田舎では【山着】【ヤマギモン】と言われています。方言で、畑に行くことを「山へ行く」と表すのでその流れか。

高度経済成長により洋服の入手が簡単になるくらいまで、仕事着兼日常着でした。

「着のみ着のまま」という言葉通り、畑から帰った服そのままで、家でも過ごす暮らしもあったと記録されています。現代では想像のつかない衣服生活が

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野良着を自作してみた【たつけ】

野良着を自作してみた【たつけ】

PUNKな季節労働者ですどうも!
こんなご時世ですが農業はなくなりません。
もうすぐお茶(新茶)の収穫がはじまるので農作業用のズボンを作ってみました。
the野良着 theたつけthePUNK

野良着とは昔の人が農作業で来てた作業着です
しゃがんだりしても動きやすくかつ涼しいように作られてたそう。
野良着と聞いてなんとなく思いつくのは「もんぺ」
なんかお婆ちゃんが履いてそうなやつ
それらひっくる

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Dressmaking up to date

Dressmaking up to date

1905年出版のソーイング本。

基本の縫い方から生地の扱い、パターンのサイズ調整方法、各衣料の縫い方まで幅広くカバーされています。

写真や図が多くてわかりやすいのもよいです。