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どこでもいいから どこかへ行きたい

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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どこでもいいから どこかへ行きたい

時々、ふと思うことだ。大抵の人間が、望んだわけでもないルーティン化された毎日を生きている。たまの休日も、日頃の疲れを癒すために注力するか、次の仕事や試験に向けての準備に使われる。

私自身は休学中のため、社会人でもなければ学生でもない。世間的には見たら特殊な身分だろう。そんな人間でさえ、日々が淡々と進むのだ。フリーランスなら多少は変化のある毎日かもしれないが、それでも限界がある。

そうなってくると、どこでもいいから どこかへ行きたいと思ってしまうのだ。電車をテキトーに乗り継いで知らない街に行ってもいい。自転車を漕いで、テキトーな場所に向かってもいい。車に乗って知らない場所に行ってもいい。

そんなことをしてみたいなと時々思う。周りに比べて特段日々に不満があるタイプではない。それでも、こんな日々から抜け出したい、なにか刺激のあることをしたい、と思うのだ。

実際に行動を起こすなら友人とがいい。1人でぽけーっと移動するのも魅力的だが、誰かと思い出を共有するというのはもっと魅力的だ。少しクサい青春な気もするが、いつまでも青春はしていたい。青春とは年齢ではなく気持ちの問題なのだから。

正直、今すぐにでもやろうと思えばできることだ。ついてくる暇な友人がいるかどうかは別だが、生活できないほどお金に困ってるわけではないし、日々忙しすぎて死にそうになっているわけでもない。それでも行動しないのは、やはり友人の有無なのだろう。

最近、クサい青春っぽいことをしたいと思うことが多い。学生時代に青春っぽいことをあまりしてこなかったからだろうか。小学生の時から、卓球の夜練がほぼ毎日あった私は、家に帰って宿題を終わらせる必要があった。おかげで放課後残って何かをするなんてことは行事ごと以外でほぼしたことがない。

中学高校も当たり前のように勉強と卓球をしていた。遊びたいなという思いはあったものの、なにかレールから外れて行動をするというのはほとんどない。アニメの見過ぎかもしれないが、夜に山に星を見に行ったり、夜誰もいない校舎に忍び込んだりしたかった。

どこでもいいから どこかへ行きたい。それは日々というレールから外れる行為なのだ。敷かれたレールに何の疑問も持たずにひたすら走ってきたが、最近自我が芽生えたのだろうか。時々、逸れてみたいと思うのだ。

遠くに友人と行くなんてことは、大学生のうちに経験してる人が多いのだろう。私は部活で強制的に遠くまでバスで遠征は何回もあるが、友人とどこかへ行くなんてことはほぼなかった。私の友人の無さと行動力の無さには感心させられる。

24にもなると周りはほとんど社会人だ。学生の頃と比べて格段に付き合いが悪くなった。友人たちはそのうち家庭を持ち始め、さらに人付き合いが悪くなることだろう。私ばかりがいつまでも学生気分でいると変に傷つくのかもしれない。

どこでもいいから どこかへ行きたい。そんな気持ちを押し殺して、押し殺して、いつの間にか忘れて社会人になっていくのだろうか。分からないが、私はそれが嫌でこの本に手を伸ばしたのかもしれない。いまとなっては私のバイブルだ。

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います

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