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一日一記

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江草が毎日何かしら考えたことを書く日記みたいなプロジェクトです。 2023年2月から一時的にお休み中でしたが、10月13日より再開します。
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2022年5月の記事一覧

勉強ばっかりしてないで仕事しなさい

勉強ばっかりしてないで仕事しなさい

「勉強しなさい」と親に怒られてばかりの青少年には信じられない話かもしれませんが、大人になるとなかなか勉強したくてもさせてもらえなくなります。

それどころか下手をすると勉強していると怒られます。「勉強は後にして手を動かせ(仕事をしろ)」などと。
江草も大学院に入るとき親に「いったいいつまで勉強してるの」と呆れられたものです。

つまり、一人前の大人は勉強でなく仕事をするのが本分とみなされてるのです

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ライターズハイに猛省中

ライターズハイに猛省中

アウトプット習慣を取り戻そうとして始めたnote更新。

ブランク明けこそなかなか言葉が出てこなかったのですが、最近は逆に書きたいことが溢れて出してきて止まらないライターズハイ状態です。
まるで使ってなかった水道管の詰まりが取れてドバドバ噴出してきたみたい。

結果、ここんとこ長文を続々と書いてしまってます。

こういうフロー状態に入るのは楽しいし基本的にはいいことなのですが、熱中し過ぎると時間を

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『ブルーピリオド』12巻読んだよ。とても熱いテーマで先が気になりすぎ。

『ブルーピリオド』12巻読んだよ。とても熱いテーマで先が気になりすぎ。

アート漫画の『ブルーピリオド』12巻を読みました。

今日はその感想文です。(ネタバレ含みます)

藝大の2年生に進級した主人公の八虎くん。

強面でスパルタ教育的空気感のある犬飼教授に担任が変わり、大学に通う意義に思い悩んでいたところ、反権威主義的なアート集団「ノーマークス」に出会い惹かれていく展開。

「権威の象徴たる大学でのアート」と「自由と平等を謳う独学でのアート」の対比はとても熱いトピッ

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新専門医制度が「国民への分かりやすさ」を謳ってる意味が専門医なのによく分からない

新専門医制度が「国民への分かりやすさ」を謳ってる意味が専門医なのによく分からない

日本専門医機構が、国民に「新専門医制度は何か」を理解してもらえるよう、改めて情報提供に力を入れるそうです。

もともと新専門医制度は「国民に分かりやすい専門医制度にする」を大義名分として整備が始まった経緯がありますので、そういう意味では自然な活動ではありましょう。

ただ、新専門医制度が「国民への分かりやすさ」を謳ってる意味がいまだに江草にはよく分からないのです。しかも「最重要」とまで強調されてま

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『映像の世紀』スターリンとプーチン回がおそロシア

『映像の世紀』スターリンとプーチン回がおそロシア

こないだ放送されてた『映像の世紀』の「スターリンとプーチン」回をNHKプラスで視聴しました。

はい。めちゃくちゃ怖かったです。

とくにスターリンの暴政っぷりは断片的には知っていましたけれど、こうしてまとめて見せられると、ほんととんでもないなと思いますね。

無記名で行われた投票でスターリンへの反対票が多かったからとブチ切れて議員の半数を無差別に粛清するとか、そもそもその発想が思いつきもしないで

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悔しいけれどベビーカーたたんじゃいます

悔しいけれどベビーカーたたんじゃいます

先日久々に家族でお出かけした時のお話です。
ゼロ歳児の子連れなのでベビーカーで出陣したのです。

目的地までの途中、電車に乗る行程を含んでました。
まだ子連れのお出かけに不慣れで不安がないわけではなかったのですが、以前電車に乗った時も特に問題なく乗れたし、公式に電車内でもベビーカーたたまなくていいですよと大々的に明言されてましたし、とくに乗る時間帯もラッシュアワーというわけでもなかったので、まあ大

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スキマ時間に耳活インプットするべきかどうか問題

スキマ時間に耳活インプットするべきかどうか問題

本しゃぶりさんの記事に影響されて少し前から骨伝導イヤホンを使ってみています。

手がふさがりがちな家事の間や、ちょっとしたスキマ時間にもこれでVoicyを聞いたりAudibleを聞いたりできて、確かに便利です。

軽くて耳を塞がない構造なのでずっと装着しっぱなしにしやすいのも良いです。
ただ、残念ながら江草は長い時間付けてるとちょっとだけ耳周りが痛くなってしまいます。
でも、痛みが出るかは個人差が

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夢の達成に他者の承認は必要なのか

夢の達成に他者の承認は必要なのか

先週の回なのですが、この週末にNHKプラスで『映像の世紀バタフライエフェクト』の「宇宙への挑戦 夢と悪夢 天才たちの頭脳戦」の回を見ました。

主役となる二人の対照的な描写になかなか考えさせられるところがありましたので、ちょっとその感想を書いてみます。

主役は宇宙に魅せられた二人の男、フォン・ブラウンとコロリョフ。それぞれ米ソの宇宙開発の立役者です。

フォン・ブラウンは、第二次世界大戦時代はナ

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労働時間と自己研鑽時間が区別されるからこそ労働時間内に自己研鑽させよ

労働時間と自己研鑽時間が区別されるからこそ労働時間内に自己研鑽させよ

医師の働き方改革で労働時間と自己研鑽時間の区別が意識されるようになりました。

今まで、その区別が曖昧だったために、実質働いていた時間も「自己研鑽」扱いとして残業代を支払わなかったり(要はサービス残業ですね)、労働管理の対象外にしたりとする恐ろしい慣習があったのですが、ついにそれにメスが入れられた形です。
管理者側が勝手に「自己研鑽」認定するんじゃないよというわけです。

残業時間の上限規制や勤務

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ボツ記事代わりの雑文

ボツ記事代わりの雑文

おはようございます。
本当はわりと固めのテーマの記事をひとつほぼ完成レベルまで書いていたのですが、読み直して自信がなくなってきたのでボツにしました。
というわけで、今日は書くのに使える時間が残りわずかとなってしまったので、ダラダラっと雑談形式で軽くおもむくままに書いていきます。

とりあえず、毎日note投稿を始めて、一週間以上経ちました。
最初の頃は全然文章が出てこなくて辛い感じだったのですが、

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専門医制度はプロフェッショナル・オートノミーと言えますか?

専門医制度はプロフェッショナル・オートノミーと言えますか?

日本専門医機構の役員改選が近いのだそう。

この話でちょうど思い出したので、今日は前々から専門医機構の姿勢について疑問に感じていることをひとつ書いてみます。

専門医機構は専門医制度のポリシーとして「プロフェッショナル・オートノミー」を掲げています。日本語にすると「専門職による自律」とでもなるでしょうか。要するに「医師という専門職集団としてのプロ意識を持って、他者に強制されるのではなく自分たちで自

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ぼくらの地域枠戦争

ぼくらの地域枠戦争

最近デジタル断捨離に努めていたので覚知が遅れたのですが、巷では「地域枠」の話題が盛り上がってるようで。

和歌山県立医科大学が産科枠を作ろうとしてる動きは前々から報じられてたように思うので、とうとう正式に決定したというところでしょうか。

この「産科枠」設置については、ざっと見た限り医クラの面々は否定的なスタンスの方が多いようです。まだ医学部の勉強に触れたことさえない若者に人生を左右する診療科決定

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インプットアウトプットバランスは大事

インプットアウトプットバランスは大事

よく言われることですけれど、情報や知識におけるインプットとアウトプットのバランスはやっぱり大事。

インプットしたらそれ相応の量のアウトプットをすることを意識しないと、あるいはアウトプットをするならそれ相応のインプットをしないと、どこかに歪みが生じてきます。いくら勉強して知識を入れても使わないとダメですし、勉強をしてないのにそれっぽい発信をしようとしても無理が出ます。

体内の水分量管理にも似てい

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個人にとって発信することの意義は何にあるのか

個人にとって発信することの意義は何にあるのか

昨日の記事で、インプット過多を防ぐために筋肉を動かしてアウトプットすることが大事と言う話をしました。

アウトプット≠発信ただ、このアウトプットはいわゆる「発信」である必要はありません。
自分のメモ帳に走り書きするもよし、ノートにまとめるもよし、なんなら口に出して独り言としてつぶやくだけでも立派なアウトプットです。何も「これはみんな絶対知っとくべき情報!拡散希望!」とか「万人に俺のすごいアイディア

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