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30日間の革命 #毎日小説9日目
いつも通り、坂本は屋上のベンチにいた。そして、加賀は先ほどの話を坂本に話した。すると坂本はどこか納得したような穏やかな笑顔を見せた。
「みんなが知らない一面か。森下君は大友先生の怖いだけじゃない一面を知っていたんだね。だからあそこまで頑張れるんだね」
「どんな一面なんだろうな。めっちゃ気になるよ。でもさ、森下もそんなことで、あそこまで従順になれるんだから凄いよな」
「ねえセト、人を動
30日間の革命 #毎日小説10日目
森下は野球部の練習が終わり、グラウンド整備など全ての片付けが終わったあとも一人で自主トレをしていた。その自主トレが終わり、身支度をしている頃合いを見計らい、坂本と加賀は声をかけた。
「森下君、お疲れ様!」
坂本が声をかけると、森下は驚いた顔を見せた。二人は3年間違うクラスであったため、接点はなく、これが初めての会話となった。
「え? お、お疲れ様」
戸惑いながらも返事をした森下は