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エッセイ

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#note感想文

逆噴射小説大賞2023ピックアップ行為その一(20231102)

逆噴射小説大賞2023ピックアップ行為その一(20231102)

 十一月! それは逆噴射小説大賞が幕を閉じる季節……! 参加された皆様、そして審査をして頂くダイハードテイルズ局員の皆様、ありがとうございます! これから(たぶん)一月ぐらいかけて二次審査が行われて、最終選考はおおよそ一月か二月ぐらいになるのではと考えています。

https://diehardtales.com/n/n23ff04fae3b4

 また今回は作品数も去年に比べて数が多く、ジョン久

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ピックアップしたい逆噴射作品2021(20211213)

ピックアップしたい逆噴射作品2021(20211213)

 とつぜん日本から秋が消えて冬になりました。たいへん寒く我々はゼリーのように震えるしかできない。ところで、今回は404本(death・of・death・・・)の逆噴射小説大賞2021の作品ピックアップをしていきたいと思います。今回も粒ぞろいの作品が多い! 皆様もぜひ読書スコップ片手に読んでいただければと思います。

コンテストはこちらから。

収集マガジンはこちらから。

https://die

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逆噴射小説大賞ピックアップ・セカンダリ(20210121)

逆噴射小説大賞ピックアップ・セカンダリ(20210121)

怒涛の秋が終わり、怒涛の冬がきました。年も明けました。逆噴射小説大賞2020も優勝者が出たことで完結し、拙作が最終選考に残ったのは嬉しい限りです(コメントを頂けたので鋭意続きを書きますし、別なこともしたい)。

秋→冬ということで、なんか逆噴射の季節が秋っぽいので逆噴射2021も考える必要があるな……と思いましたが、ピックアップします。ちなみに皆さん小説大賞の続きは書いていますか? 私は壁にぶつか

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逆噴射小説大賞2020ピックアップその1(20201204)

いつもお世話になっております、復路鵜です。秋は一瞬で去り……冬になって通勤とか寒くなり……ピックアップしました。今回は七作品です。若干作者が被ってしまいましたが、そこはご愛嬌。全作品読み終えたわけではありませんので、新しくピックアップ作るかもしれません。ではさっそく。

一作目:人間・悪霊・邪鬼
「大丈夫、慣れてますから」

少年から始まるミステリ……と見せかけて、二人目でひっくり返してきます。ま

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星野実『漫画アシのABC』を読んだ

星野実『漫画アシのABC』を読んだ

星野実『漫画アシのABC(2015年夏から2017年までのまとめ本)』を読んだ。

同人誌だが、かなりカッチリした仕事本でもある。学校で進路指導用に置いてあるぐらいだ。多分『13歳のハローワーク』や『声優魂』と同じ棚に置いてあるのだろう。

漫画業界に関する実録の話なので「アシスタント経験をしていないと漫画業界の暗黙のルールを学ぶ機会がないまま作家デビュー」とか「内蔵壊して働けなくなっても誰も助け

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中原道夫『彷徨』を読んだ

中原道夫『彷徨』を読んだ

中原道夫『彷徨』ふらんす堂、2019を読んだ。ちなみに彷徨と書いて『うろつく』と読む。ちょっとダラッとした感じがあって楽しい。

俳人の中原道夫はよく旅をするのだが、今回の本に載せた俳句は海外(インド、モロッコ、ニューヨークなど)を旅行している時に作った俳句からできている。本の帯では「約五十年間で地球を五周くらい旅をしたのではないかと思う」と書いてあることからもわかるように筋金入りの海外である。旅

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漢弾地『僕と妻の場合』を読んだ

漢弾地『僕と妻の場合』を読んだ

漢弾地『僕と妻の場合』2017、飛鳥新社を読んだ。四コマ漫画、短めのエッセイが入った漫画だ。登場キャラは夫と妻で主に二人が会話したり買い物しているが、たまに「考えが整理されてモチベーションがあがるので睡眠はすごい」とか「師匠にいい加減な態度で接する弟子が成長するわけない」などの頷けることが書いてあってためになる。

夫婦コミュニケーションの夫婦中心で描かれているがだんだん裾野が広がってきて、コミュ

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厘のミキ『わたしが強くしたい神2』を読んだ

厘のミキ『わたしが強くしたい神2』を読んだ

厘のミキ『わたしが強くしたい神 2』アフタヌーンKC、2019 を読んだ。最初に惹かれたのがタイトルで、「神を強くできる主人公……一体何者なんだ……」と思って雑誌を買ったら女子高生が出てきた。キャラは立っている。主人公は売れなくてクビを切られた小説家。小説家のファンである、筋トレの化身みたいな女子高生……バイト先のヤングな警備員……すごく大胸筋を気にする編集者……女子高生の友人(お嬢様言葉を使い

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清瀬六郎『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読む

清瀬六郎『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読む

清瀬六郎さんが書いた『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読んだ。

滝頭琉姫(たきがしら るき)という社会人女性が中学時代の同級に招かれて、中学時代に住んでいた故郷を訪れるという話だ。同級生には幸織(さちお)とか結生子(ゆいこ)がおり、琉姫は幸織や結生子といっしょに遊んでいた。三人は海で泳いだこともあるし髪を三つ編みにしてやったり、ルーローファン(台湾の肉そぼろ丼みたいなやつ、すごく描写が多い

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