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厘のミキ『わたしが強くしたい神2』を読んだ

厘のミキ『わたしが強くしたい神 2』アフタヌーンKC、2019 を読んだ。最初に惹かれたのがタイトルで、「神を強くできる主人公……一体何者なんだ……」と思って雑誌を買ったら女子高生が出てきた。キャラは立っている。主人公は売れなくてクビを切られた小説家。小説家のファンである、筋トレの化身みたいな女子高生……バイト先のヤングな警備員……すごく大胸筋を気にする編集者……女子高生の友人(お嬢様言葉を使いこなす勝ち気な娘)も良かった。

話も筋トレ一辺倒にこだわらず、ストレッチだったりプールに行ったりしていたのでバリエーションがあった。単行本を眺めていると、主人公の小説家は挫折したり持ち込み作品が落選したりとかなり散々なプロセスを経ているし実際ハードな日常なのだが、その辺を筋トレやギャグでうまくフォローしている。一番面白かったセリフは「どうしたって普通の懸垂は10回が限界なんだ」だった。ちなみに巻末見た限り、今巻で連載終了のようだ。次回作に期待したい……

ちなみに最後で主人公は『破壊と再生』という本を出版したのだが、お前、それ『スクラップ・アンド・ビルド』じゃないか……! 『スクラップ・アンド・ビルド』じゃないのか……!(二回言った

また逆噴射小説大賞の続きを書いていて、現在は多分四分の三ぐらい仕上がってきたのではないかと思う……プロはだいたい四ヶ月や五ヶ月で一冊出さないといけないので、キャッチアップしていくためには筆をもっと早くしなければならない……



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