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《新婚妻、放浪の旅に出る。》

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新婚妻の、夫公認・放浪ひとり旅の記録。 2018年4月〜7月放浪。 2018年7月〜2019年7月執筆。
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#放浪

vol.19 放浪のその後。ニューバージョンの私。 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.19 放浪のその後。ニューバージョンの私。 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

それで東京の自宅に帰りましたらば、それまでの放浪がまるでなかったことのように、普通〜に、主婦の生活に戻りました。洗濯をしたり、掃除をしたり。
夫とも、最初は多少ぎこちなかったですけれど、違和感なくコミュニケーションをとって共に生活するようになりました。
夫と口をきけない、目が見れない…とか言って苦しんでいたのは一体なんだったんだ!と思いましたが、なにかが終わって、切り替わったんでしょうねぇ。

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vol.18 札幌編2 そして放浪の終わり 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.18 札幌編2 そして放浪の終わり 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

札幌で借りた部屋は、必要最低限の家具家電はありましたが調理器具や食器類がなかったので、近所の百均で買ったり、東京の自宅で待機(笑)している夫に宅急便で送ってもらったりしました。

そのついでに、ノートPCも送ってもらいました。
このなんだかよくわからない奇妙な旅を、文章として記録しよう、と思ったからでした。
なんのためになるか、わからない。
誰かの役に立つのか、自分の役に立つのか、ぜんぜんわから

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vol.17 札幌編1 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.17 札幌編1 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

前回の「大前提=全宇宙LOVE」の件なのですが、こちらのブログ記事を読んだことがきっかけのひとつとなった気づきでありました。
(読み進めていくと、「全宇宙LOVE」のキーワードが出てきます。)

これを読んで自分のことだと思ったし、「あぁ〜そうだ〜そうだった〜」と、本来の自分を思い出しつつ、同時にそれは新しい発見でもありました。
気になった方は是非、読んでみて下さい。

さて。
小樽に2週間滞

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vol.16 小樽編3 「大前提=全宇宙LOVE」を思い出してしまった。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.16 小樽編3 「大前提=全宇宙LOVE」を思い出してしまった。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

生まれ育った北海道に来たからか、両親との関係性への思いが湧いてくるようになりました。
幼少期から今までの出来事とその時の感情体験を、なんとなく思い出したり。
とくに母に対しては、愛憎入り混じった、複雑な感情を抱いていた期間がとても長くありました。

そしてある日、散歩中に、ふっ、とこう思ったのです。

「本当はみんなのことが大好きなだけだったんだ。」

すべての私の両親への感情反応は、両親の

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vol.15 小樽編2《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.15 小樽編2《新婚妻、放浪の旅に出る。》

小樽では、そんなふうにただただ「生活」を楽しんでいました。
起きて、料理して食べ、洗濯をし、散歩、スーパーで買い物、ちょっとテレビを観たりして、また料理、食べる、お風呂に入って寝る。
合間に趣味の点描曼荼羅を描いたりもしていました。(放浪を始めてから描いていなかったので、小樽で描くのがとても久しぶりでした)

そういえば、放浪が終わって東京の自宅で過ごしている今、これとまったく同じ生活をしていま

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vol.14 小樽編1 「生活」が好きな自分を再発見する。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.14 小樽編1 「生活」が好きな自分を再発見する。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

「そうだ、梅雨から逃げて北海道、行こう。」
と思い立ち、Airbnbで宿を探しました。
どうせなら住んだことのない街がいい、でも空港へのアクセスがしやすいところがいいな…と考え、小樽の中心部にある部屋を、2週間ほど借りることにしました。

私は生まれてからほとんどの年月を札幌で過ごしました。
小樽は、大学生の頃に部活動でよく通ったり、大人になってからもちょくちょく遊びに行っていた街です。
住んだ

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vol.13 江ノ島編。海よ、川よ。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.13 江ノ島編。海よ、川よ。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

オザケンのコンサートの翌日、私は江ノ島エリアへ向かいました。
短期契約できる物件をネットで探していたら、普段は民泊営業しているという一軒家を見つけたので、見学の申し込みをしたのです。(ちょうど月単位で借りられるタイミングだったのと、海の近くに住むのっていいな、と漠然と思ったので)

2階に住んでいるオーナー夫婦に室内を案内してもらい、気に入ったので「今日から契約できますか?」と聞いてみたらOKい

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vol.12 オザケンは魔法使い 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.12 オザケンは魔法使い 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

文字通り逃げるようにYから離れた私の中には、様々な感情が生じていました。

「やっと離れられた。よかった。これで安心だ。」
「好きな人を拒否してしまった。嫌悪してしまった。ひどいことをした。」
「あんな奴、放っておけばいい!」

だいたいこの三つくらいを行ったり来たりしながら、しばらく私の内部は混乱していました。
安心したり怒り狂ったり、罪悪感を抱いたり、けっこう忙しくって疲れました。
今、こ

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vol.11 人がなにかを「語る」とき 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.11 人がなにかを「語る」とき 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

ところで、なにかを「物語る」とき、人は自分が見たいものだけを語るように出来ていると思います。
記憶なんてものは、後から再編集されたり書き換えられたりするものです。
常に「今」からしか記憶を語ることはできないので、瞬間瞬間、過去に関する記憶は変わっていきます。
私が書いているこのシリーズも同じです。
「今」の私にとって都合のいい物語に変わっているはずです。
だから事実とはだいぶ異なっているはずです。

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vol.10 Yとの別れ 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.10 Yとの別れ 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

Yとの物語の続きです。

私はだんだん辛くなってきました。

Yの奇想天外なシナリオ(物語)世界に、当初、私はけっこう面白がって参加していました。が、だんだんと、Yの物言いや態度・言葉のチョイスが、攻撃的だったり人を非難するようなものになってきたのです。
自分以外の人間が、シナリオ通りに動いてくれないことに苛立っているようにも感じられました。
私は、キツイ言い方や、乱暴な言葉、人を非難したり攻

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vol.9 私の中の少年。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.9 私の中の少年。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

今回は、前々回のvol.7で下のように書いた「わたしの性別自認」について書こうと思います。

また、これは今後このシリーズ内で書くことになると思いますが、家を出てから私はどんどん「少年」寄りになっていって、あまり自分が「女性」という感じがしていませんでした。女性である自分を拒否していたわけではなくて、性別がない感覚というか…「まだ性のない少年」という感じが近いでしょうか。だから「家出少年」とい

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vol.8  物語の中へ。共依存体験。 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.8  物語の中へ。共依存体験。 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

そうこうしながら4月も下旬にさしかかってきた頃、Yと再び合流することになりました。
以前からYも私も「会ってみたい」と思っていた男性と葛西臨海公園で会うことになったからなのですが、なんと彼が自宅を出ると彼のスマホがネットに繋がらなくなるという珍現象が起こり(しかも2日連続)、外で連絡が取れないため結局会えずじまい。
(ならばピンポイントな待ち合わせ場所を決めるとかすればよかったのですが、なぜかそう

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vol.7 関東に戻ってきたはいいけれど 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

vol.7 関東に戻ってきたはいいけれど 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

奄美の次は特に行きたい場所がなかったので、ひとまず関東に戻ることにしました。
でも、まだ東京の自宅には帰りたくない。
夫にも会いたくない。
ここからしばらく、関東内でその日暮らしがはじまります。
家を出てから10日ほど経っていました。
ホテルに泊まったり、友人の家に泊まったり、ネットカフェに泊まったり。(最近のネットカフェは泊まること前提で設備が作られていてすごい。コインランドリーまであった!)

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