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とうとう気になっていたタカオネに一歩踏み出す時が来た

高尾山口駅前にあるホテル「タカオネ」
2021年7月にオープンした時からすごく気になっていた。
宿泊すると中庭で焚き火が出来るらしい。東京で焚き火とな!?
なんて魅力的なお言葉。

焚き火・・・

小学校の宿泊訓練で八ヶ岳に泊まった時にキャンプファイヤーを
して以来やってない。何十年前だよって話。
超ご無沙汰なので、焚き火が出来ると聞くとかなり惹かれる。

と言いつつ、八王子市民なのでタカオネに泊まる機会はなかなか無い。
しかしタカオネには宿泊者以外でも利用出来るカフェ&ダイニング
「KITCHEN」があるのだ。

「KITCHEN」では八王子産の食材を使ったり、クラフトビール
「高尾ビール」のタカオネオリジナルビールがあったりするそうで
むっちゃ気になる。
(期間限定とかオリジナルという言葉に弱いワタシ・・・)

利用者の中には、少し早めに高尾山口に行き、タカオネでゆったり
モーニングを堪能し、その後高尾山に登るという人もいるそうな。
いいね!それ!

と言いつつなんせ地元。
高尾山口駅に着くと、そのまま高尾山にまっしぐらになってしまい
タカオネに寄る事は無かった。(当然帰りも自宅にまっしぐら)

そうなると気にはなっていても、寄るきっかけもなく、行った事が
無い場所への最初の一歩はなかなか踏み出せず・・・
いつもチラリとタカオネ方面を横目で見て、高尾山への道を行く日々だったが
そんな日々とも今日でいよいよおさらばだ!

ありがとう!野市!
さぁ!いざ!初タカオネ!

ドキドキドキ・・・横断歩道の向こう側にタカオネだぁ〜
横断歩道のこちら側でひっそり感動。赤信号がもどかしい。

まだか、まだか・・・(ジリジリ・・・)

よし!青信号だ!

信号が変わった瞬間、入り口へGO!
自分の顔がニヤけてるのがわかる。(ニマニマ)

一目散に前々から行きたかったタカオネの中庭へGO!・・・
と思ったら、入り口で八王子メロンパンや可愛い雑貨が売っていて
タカオネ本館に入る前にウロウロ。(笑)

楽しいなぁ〜と雑貨も堪能し寄り道を終えると
いよいよお目当ての中庭へ。
建物を抜けて中庭に出ると、駅前とは違う世界が広がっていた!

登山グッズのリユース品の販売や高尾ビールの販売。
簡易ベッドで横たわりマッサージをしてもらっている人まで!
うわ〜!どんな世界だ!ココは!

はぁ〜〜〜〜〜〜〜・・・深呼吸。

状況にちょっとビックリしながら辺りを見渡す。

緑がいっぱいで気持ち良い。
焚き火をするスペースもある。
あそこがタカオネ名物焚き火エリアか・・・
広々していて心地良い場所だ。

タカオネの中庭がわに出てすぐの所に焚き火用の薪が積み重なっている。
この光景を見るだけでワクワクしてくる。

中庭の空気を十分味わって、さぁ駅前に戻ろうかな・・・と建物の中を
通り抜けしようとすると背後から「試飲いかがですか」の声が。

何ッ!?

振り返ると数人の女子が集まっている。
ワインの試飲だ!

わ〜!私も試飲したい〜と集まっている女子達の所に
すかさず合流。←酒好き

さて、どんなワインがあるのかな?と覗いてみると、
気を利かせてくれたのか試飲していた女子達は早々に
行ってしまった。

え?もう行っちゃうの?

心の中でそうつぶやきながら試飲女子達の背中を見送る。
女子達に紛れてどさくさで試飲させてもらう作戦が
あえなく失敗に終わった・・・チーン・・・

お店の人と私の2人きりになってしまった。

試飲したいです。←心の中で意思表明。

いや、普通に言えば良いんだけど、それが今日は
言いづらいのだ。
なぜなら、この後予定があるのだ。

売っているワインはフルボトルだけみたい。
ハーフなら持ち歩きもありだけど、フルボトルを買って
持ち歩くのはちょっと困りそう。

なので今日はフルボトルのワインは買えない。
買わないの前提で試飲は言いづらいものだ。
と、皿の上にチョコンと乗っている葡萄をガン見する。

「宜しかったら試飲いかがですか?」

「えッ」

いーんすか!?←多分顔にデッカくこう書いてあったと思う。

「どのワインにしますか?」
「全種類とか良いですか?」思い切って言ってみた。←言いづらいと
言っていたのはどこのドイツだ。

「もちろんです。」
「あ、量は少しでお願いします」←一応遠慮してみた。
って、全種類要求しておいてどこがだって話だけど。

「その葡萄はワインになる前の葡萄なんですよ。
その葡萄がこのワインになります。良かったら葡萄も
食べてみて下さい。」

見ると葡萄の皮を入れる器も用意されている。
「ワイン用の葡萄を野市で食べて頂こうと持って来たんです。」

なんとなんと!!
ワイン用の葡萄をわざわざお持ちになったとは!
ワイン用葡萄とその葡萄で出来たワインをその場で飲み食い
した事がない。
酒好きとしては貴重な体験だ。

やった〜〜〜〜ッ!!と、心の中で踊りまくりの大フィーバーを隠し、
上品に(?)葡萄を1個、口に運ぶ。

「甘い・・・美味しい!」

え〜!この甘い葡萄がこのワインに?とビックリ。
感動モノの体験だ。

そして少しずつ頂いて飲んだワインの味は、それぞれが
ハッキリと全く違う味で、とっても興味深くて。
ワインってほんと深いなぁ〜とあらためて実感した。

それぞれの特徴を教えてもらいながら飲むワイン。
そしてタカオネスタッフとのワインを通した交流のお話とか
とても楽しくて、最高に美味しく感じた。

全種類飲ませて欲しいなんて、図々しいかな・・・と思いつつも
どんな味なのかの興味の方が勝って良かった。

おかげで「コレ大好き!」の1本が見つかった。
グッジョブだよ。わたし。

口の中に葡萄の香りが濃く漂い、鼻に抜ける香りがすっごく好み。
いつまでもこのワインの香りを感じていたい
まるでアロマのような癒しワイン。
写真右から3番目のワイン。朝屋花鳥風月ー花ーASAYAルージュだ。

頂いたワインリストを見ると樽熟成とあった。
さすがわたし。大好きな樽熟成だった。

ASAYAルージュは、野市のイベント後もタカオネのカフェ&ダイニング「KITCHEN」で飲めるそう。

八王子市民のわたしも、わざわざタカオネに寄る楽しみが出来た。

「今日はASAYAルージュに会いに行こう。」

そんな日がすぐに来そうな気がしている。

あれ?
私がお話を伺っていた人って、もしや麻屋葡萄酒
専務取締役の雨宮さんだったのではないだろうか?

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