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登らない山の楽しみ方もアリだなと思ったランチタイム

高尾山口で行われたイベント「野市」
楽しい時間を過ごし、気がつくと時間は11時54分
ご飯の時間だ。程よくお腹も空いている。

と言っても土曜日の高尾山はすごい人だろうなぁと思いつつ
ケーブルカー乗り場、清滝駅方面へと向かった。

いやビックリ!
想像の上を行く混み具合だった。

イベントをやっていたというのもあるだろうけど、
とろろそばが美味しい高橋家もすごい行列だ。
さすが休日の高尾山・・・

でも大丈夫。想定の範囲内。
こんな事だろうと今日のランチは決めていたのだ。

美味しそうなお蕎麦屋さんの大行列を横目に1号路へ続く道へ曲がる。
そう。今日のランチは山で食べるのだ。

と言っても、ご飯を食べるのは山頂ではない。
1号路に入って一番最初に出て来るベンチでだ。

こないだソロ登山した時に、1号路を登り始めてわりとすぐに
ベンチがある休憩スペースがあった記憶がある。
そこを今日のご飯の場所に決めたのだ。

本当なら山を登って山頂でご飯を食べたい所だが、
残念ながら、この後出かける用事がある。山頂まで行く時間がない。

じゃリフトかケーブルカーで中腹まで行くか?
リフトなら12分、ケーブルカーなら6分で中腹だ。早ッ!

でも慌ただしくなるのは目に見えているし、
今日のこの良い気分をバタバタで終わらせたくない。

ということで、1号路を入って最初に出てくるベンチで
ランチ、決定だ。

1号路をポテポテ進む。
気のせいか先週より若干涼しいような気がする。
でもやっぱり緑が気持ちいい。
1号路に進んで良かった・・・

けど、ちょっと待って・・・
最初のベンチって、こんな遠かったっけ?
あれ?まだ?こんなに歩いたっけ?
おかしいなぁ〜?そろそろ出て来るはずなんだけど・・・

思ったより、出て来ないベンチ。
しまった。やっちまったか?引き返してケーブルカー乗り場前の
広場でご飯にするか?

弱気になった頃、あったあった!
ベンチが出て来た。
記憶より先にあったけど、この位の距離ならヨシである。

さて、ご飯にしますか。と、ベンチを見るとちょっと湿気ってる。
午前中のこの季節はベンチがシットリしているのだろうか?
それとも前日、高尾山は雨が降ったのか?
山の天気は変わりやすいというしね。

ま、なんとかなるだろうと、ベンチに紙を広げランチの体制を整えた。
そのわたしの背後を、これから山頂を目指す登山者がゾロゾロ通り過ぎて行く。
1号路入ってすぐのベンチでご飯を広げるわたし。

ちょっと恥ずかしい・・・
けどこの美味しい空気と綺麗な緑の中でのランチは捨て難い。

わたしはここでランチをしたいのだ。
しようよ!ランチ。
これから登山をする人達の気配は気にしない。気にしない。

カバンの中のおにぎりと水筒をサクッと取り出した。
今日のおにぎりはカリカリ梅を和えたおにぎり。真ん中には
大好きな蜂蜜梅干入りの梅づくしおにぎりである。最高♡

一口かじってから写真を撮って無かった事に気づいた。
写真あるあるである。

ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
美味しい・・・

チョロチョロチョロ・・・
目の前を流れる小川の音が心地良い。

緑の美しさにもすごく癒される。
水筒の中には大好きなカモミールティー。
今日のランチタイム、最高じゃない?

美味しかったぁ〜!大満足!と
後ろを振り返ると、今まさに下山してきた人達が歩いている。
わたしも続きますか・・・と、1号路一番手前の休憩スポットから
下山(?)開始です。

ランチのためだけに、チョロっと1号路もなかなか良いかも。
山頂まで登るだけが山の楽しみ方じゃないよね。

ゆっくり歩きながら1号路を出ると、ちょこっと紅葉が見えた。

前の秋に高尾山に来た時は青々していた木が、今日は紅葉している。
一週間で変わるんだなぁ〜・・・自然ってなんか良いなぁ〜としみじみ。

あ〜・・・美味しいランチだった!と駅まで戻ると、あれ?
水道とブラシが。

さっき聞いた萩原さんのミニセミナーのお話で出た、登山靴についた土を
取る場所だ。

なんか不思議だなぁ〜

だって高尾山には何度も来ていて駅前とか何度も通っているのに
こんな場所目に入ってなかった。
気にしていないと、目に入らないものなんだなぁ・・・

知るとこうして新しい発見がある。
知るって楽しいなぁ・・・

高尾山もまだまだ知らない事だらけ。
これから色々知って行くのが楽しみだな。

あ、駅前にはヤーマンもいた!
ヤーマンは、8月11日の山の日を応援している公式キャラだそうで
鳥と山のハーフで、頭上には兄弟の2匹の鳥をのせている・・・って
その鳥、兄弟だったんかい!しかも鳥と山のハーフって、山の血が
濃いなッ!
かわいかったです。←ツッコミまくっておいて・・・

ヤーマンも知れて、すごく良い時間だった。

こうして高尾山を後にした。
高尾山口にいたのは2時間ほどだったけど、すっごく充実した
時間だった。

ありがとう高尾山。
ありがとう野市。
また来年。

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