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七、運動が苦手な私が、人並みに楽しめる唯一のスポーツとは
私の恋人は長野に住んでいた。 スキーが上手な人だった。
今から二十三年前の一九九八年二月、私は恋人が運転する車で、白馬長野有料道路を通っていた。大糸線の信濃大町駅で待ち合わせた二人は、八方尾根スキー場でスキーを楽しんだ。
「帰りは長野駅まで車で送るから、新幹線で帰ったらどう?」
と言われた。その人は大北地域に住んでいたので、私がわざわざ長野まで送ってもらう必要はないと断ると、
「新しい
五、書くこと。 それは、 自閉症スペクトラムの私を助けてくれるはず。
私はNHKのあさイチを見た。 その日の特集は「コロナ禍で深刻化?大人の発達障害」。コロナ禍と大人の発達障害?どのような関連があるのだろうかと注視していると、それはパートナー側からの問題提起だった。おうち時間が増え、パートナーの理解できない言動にストレスを感じる人が、 昨今増えているのだという。
私は四十歳のときに、広汎性発達障害と診断された。いまでは自閉症スペクトラム(通称ASD)と呼ばれて
四、ステージⅠのがんでさえ、私に携わった医療従事者は数知れず。
私の身体にがんが見つかったのは、今から八年前だった。自らのがん体験を投稿するのには、躊躇いがあった。一つは、十年生存率に数えられる二年後を待ちたかったこと。そしてもう一つは、ステージⅠで発見できたため、経験が乏しく、読み応えある文章など書けそうにないことだ。それでも書こうと思ったのは、いまこの時を、医療の最前線で奮闘している医療従事者へ、エールを贈りたいからに他ならない。
初めての人間ドック
こんにちは。ホルトノキに出会ったのは今から十三年前。〜「海での時間」「旅する日本語」応募作品
こんにちは。内陸での生活が長くなり、昨今の社会情勢もあって、今年は海を見ずに終わりそうです。
撮影したのは2007年12月1日。場所は大分県大分市の国道10号線上の歩道橋。海岸線を走るこの区間は別大国道と呼ばれ、別府市と大分市とを結ぶ交通の要衝です。別府大分毎日マラソンのコースとしても広く知られています。
私はこの年にうつを患い、大分の実家で療養生活を送っていました。この頃の愉しみは、ビ