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ニワトリを育てた少年~I like chicken🐔~

トリニクの魅力?

こんにちは。営業部の廣川です。

早速ですが、皆さんはトリニクが好きですか?

好きでも嫌いでもない。普通。
その様な人が多いのではないでしょうか?

タンパク質が豊富で低脂質の肉。
それだけではありません。

ビタミンミネラルも豊富で体力維持や老化防止、
疲労回復にも効果があります!
さらに、コラーゲンも摂取できる!

ただ、僕は健康や美容の為にトリニクを食べているわけではない。
美味しいから食べる。食べ続ける。理由はそれだけ。

僕は牛肉や豚肉、馬肉、鹿肉、、、
色々な肉の中でトリニクが一番好き。
そう。I like chicken🐔

何故こんなにもトリニクを好きになったのか。
トリニク好きの僕がニワトリと出会い、育て、食べる。
そんな昔の思い出を語らせていただきます。

ニワトリとの出会い

僕とニワトリの出会いは農業高校在学時。
かれこれ10年以上昔の事になる。

短髪で髭を生やした50代男性教師が、
静かな教室で授業の説明を始める。

「卵を孵化させヒヨコを育てる。ニワトリになったら食べる。以上。」

あまりにも簡単な説明に教室が騒がしくなり始めた。

僕は友人と、
「授業でトリニクを山ほど食べられるぞ!焼鳥かな?BBQかな?」
と談笑していた。

数週間後、卵から孵化したヒヨコが渡された。
机の上をテクテクと歩き、
小さな声でピヨピヨと鳴き、
触り心地はフワフワ。
とても可愛かったのを今でも覚えている。

さらに時は進み、、、
気付いた頃にはフワフワな毛並からボサボサな羽。
かわいい鳴き声から力強い鳴き声。
机の上でテクテクと歩いていたヒヨコの面影は一切なくなっていた。

これがニワトリか。

ニワトリがトリニクに

この間、孵化したばかりのヒヨコは
数か月で立派なニワトリとなり、
遂に食べる時がきた。

まずは50代男性教師と、30代半ばであろう男性非常勤講師が
ニワトリの屠殺方法を実演する。

淡々と説明をしていくが
一瞬にして部屋の空気が凍り付き、
頭に内容が一切入らない。

一通り手順を説明した後は、生徒の番となった。

皆が順番に屠殺を始める。
手が震えている子。泣いている子。

床は真っ赤に染まり、
今まで嗅いだことのない
何とも言えない独特な臭いと空気に
包まれたのを今でも鮮明に覚えている。

育てたニワトリは屠殺されトリニクになった。

これから食べるなんて想像もできなかった。
屋外にBBQ用の鉄板をいくつも並べ、
育てたニワトリに感謝しながら皆で食べた。

僕も一口だけ食べた。
しかし、お世辞でも美味しいとは思えなかった。

ヒヨコから育てた記憶が脳裏を過ってしまい、
この日を境にトリニクが食べられなくなった。

トリニクとの再会

僕はニワトリと出会い、育て、トリニクが食べられなくなった。
しかし、トリニクを食べられなくなっても何一つ困ることはなかった。

月日は流れ、気付けば12月。クリスマスの時期になっていた。
いつもは何も思わないのに、
何故かこの日だけ学校の帰り道にあるKFCが美味しそうに見えた。

あの日以来、トリニクを食べる事は無かったが、
学校帰りに友人とオリジナルチキンを食べることにした。

1年ぶりに食べるトリニクはめちゃくちゃ美味しかった。

他のどんな肉よりも美味しかった。

トリニクと再会したあの日は、僕にとって特別な日となった。
あれから10年以上たった今では、トリニクが一番好きだ。

自分で育て・食べた経験があったからこそだと思う。

僕はこれからもトリニクを食べる。
食べ続ける。
そう。I like chicken🐔

トリニクの話をしていたらお腹が空いてきた。
今日のご飯は何にしようかな。
そんな事を考えながら今日も仕事に取り掛かろうと思う。

廣川 大将(ひろかわ・だいち)
越後天然ガス株式会社 営業部ホームエネルギーグループ サブリーダー
新潟薬科大学応用生命科学部応用生命科学科卒業後、医療機器商社、教科書出版社を経て中途採用。供給保安部門を経て個人営業部門へ(現職)
趣味はサッカー観戦。あだ名は、たいしょー。

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