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アートレポ

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美術館、博物館、展示会などなどアートに関するレポになります。 こんなものが展示されていました、という報告だけにとどまらない、アートに触れた時に自分に湧き起こった感情を言語化するこ… もっと読む
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#interiordesign

アーティゾン美術館 レポ

アーティゾン美術館 レポ

アーティゾン美術館レポの続きです。
 
 
展示もさることながら、この建物がまたとても素敵だったのです…!
 
 
大型の窓ガラスと吹き抜け構造で、上層階から見下ろす風景が気持ち良い!
サインやピクトグラムのデザインも可愛い。
 
そしてソファ等のプロダクトも美しい…
 
「親しみやすく開かれた美術館」を目指して建てられただけあって、用事がなくても思わず立ち寄ってしまいたくなる、そしてつい長居した

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創造の現場―映画と写真による芸術家の記録 展 レポ

創造の現場―映画と写真による芸術家の記録 展 レポ

アーティゾン美術館レポの続きです。
今回目玉として観に行った「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」
と同時開催していた「創造の現場―映画と写真による芸術家の記録」。

時間の関係でゆっくりは観られませんでしたが(というのもこの展示は映像作品がメイン)、このアーティゾン美術館の前身となるブリヂストン美術館の歴史も垣間見ることもできました。

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ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン展 レポ

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン展 レポ

アーティゾン美術館(元ブリヂストン美術館)で開催中の、「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展へ行ってきました!

この"ジャム・セッション"とは、アーティストと学芸員が共同して、アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会のことだそうです。元々美術館が持つコレクションと、アーティストによるセッション。インスタレーションアート

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「髙橋銑」展 レポ

「髙橋銑」展 レポ

インスタレーションアートなどでご活躍されている、髙橋 銑(たかはし せん)さんの個展へ行ってきました!

場所は髙橋さんの所属するアートギャラリー、leesaya galleryにて。

私が髙橋さんの作品と出会ったのは、昨年訪れた宇都宮美術館での展示でした。
何の前情報も無しにフラっと訪れた宇都宮美術館。
そこで招聘されていた現代美術アーティストの1人が髙橋さんでした。

その時に、私の人生のテ

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蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる展 レポ

蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる展 レポ

国立新美術館にて開催中の、「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」展へ行ってきました!

爆発アーティスト・花火アーティストでもある蔡國強(ツァイ・グオチャン)は、北京オリンピックでの花火や視覚芸術の監督も務めた世界的な芸術家。

日本での活動経歴も長く、拠点としていたいわきには彼に縁深いアート作品が多数展示されている。

とはいえ、私は今回の展示会で彼の存在を初めて知ったのです。
美術館のホ

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【砂漠の水vol.12「0→1」】レポ 続き

【砂漠の水vol.12「0→1」】レポ 続き

アート団体「desert water"砂漠の水"」主催、【砂漠の水vol.12「0→1」】レポの続きです!
 
 
エレベーターを上がり、9階フロアへ辿り着くと地下ムードとは一転。
開放感あるビルの奥行きを利用して、天井も壁も360°アートスペース!
 
 
壁紙がおもむろに破かれていたり、絵の具や筆が辺りに置かれていたり。
進化する展示会、と聞いていた通り毎日その様子は変貌を遂げているようです。

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都市型アートプロジェクト【砂漠の水vol.12「0→1」レポ

都市型アートプロジェクト【砂漠の水vol.12「0→1」レポ

【砂漠の水vol.12「0→1」】へ行ってきました!
 
 
アート団体「desert water"砂漠の水"」主催の今回のイベント、銀座クイントビルのフロア丸々を使っての展示会となっております!
 
 
テナント入れ替え時にビルを原状回復工事するのですが、その改造前の居抜き空間を利用したユニークな試みです。
 
 
この企画の協賛をしている「サンフロンティア不動産株式会社」は、このような都市の建

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ヘザウィック・スタジオ展 レポ

ヘザウィック・スタジオ展 レポ

六本木ヒルズ、森美術館東京シティビューにて開催中の「ヘザウィック・スタジオ展〜共感する建築〜」へ行ってきましたー!

ヘザウィック・スタジオとは、トーマス・へザウィックによって 1994年ロンドンにて設立された、デザイン集団です。

建築や都市空間のデザインが最も有名だと思いますが、プロダクトや二階建てバス、そしてクリスマスカードまで…様々なデザインの展示が幅広くありました!

そのデザインにおけ

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「堀江和真 にゅいな 部屋」展 レポ

「堀江和真 にゅいな 部屋」展 レポ

私が交流を持つアーティストの中でも、最も古くから繋がりのあるのが彼、堀江和真さん。

今回はそんな堀江さんの個展へお邪魔してきました!

場所は、東京都町田市の外れに位置する「アトリエ・トリゴヤ」の内部一区画を改装して作られたアーティスト・ラン・スペース、「ナミイタ」。

ここは元養鶏場のアトリエという、かなり個性的な場所であり、ナミイタは通称「オルタナティブ掘っ建て小屋」!
その名の通り、会場に

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レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 〜ウィーンが生んだ若き天才〜 レポ

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 〜ウィーンが生んだ若き天才〜 レポ

国立西洋美術館でのベルクグリューン展に次いで、同じく上野にある東京都美術館にて開催中のエゴン・シーレ展にも先日行ってきました!
 

夭折の天才、エゴン・シーレ…
10代から非凡な能力に秀でていた彼は、あっという間に才能を爆発させた。
そして才能は国を跨いであれよあれよと著名人達に見つかり、18歳にして初の個展を開くまでに。そのキャリアは華々しかった。
 
一方、生々しいヌード画を多く発表した彼は

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「不思議の国のアリサ」展 レポ

「不思議の国のアリサ」展 レポ

「不思議の国アリサ」こと、アダムス亜里咲さんの個展、"Where home is."展へ。in中目黒MDP GALLERY!

アリサさんの作品は、去年スクランブルスクエアの+ART GALLERYで開かれた「3人展」にて初めて知りました。

その時に作品とご本人、どちらにも魅了されてファンになり、今回初めて個展にも遊びに行かせていただきました!

3人展で観た3Dプリントの作品のほかにも、ペイン

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NEW ENERGY TOKYO レポ

NEW ENERGY TOKYO レポ

展示会・マーケット・メディアを内包したクリエイションの祭典「NEW ENERGY(ニューエナジー)」へ行ってきました!

3回目の開催となる今回ですが、私は初体験!繊維画アーティスト稲葉怜さん率いるアートプロジェクト、「砂漠の水」も出展しているということでかなり楽しみにしていました。

架空の街をイメージして作られたイベントスペースは、横断歩道や信号マークがあったり、街並みのようなペイントがテ

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