髙山裕次郎(健大高崎3年)全データ
最新情報:U18アジア最終成績
打率.429 OPS 1.193 出塁率.550 長打率.643
高校日本代表は2位に終わったが、不動のセカンドとして全試合に出場した髙山裕次郎。
初戦から3番固定で、最終戦は5番に回るU18侍ジャパンの主軸として、アジア準Vに貢献している。
髙山U18アジアで大爆発
U18アジア選手権が9月2日に開幕し、オープニングラウンド2試合を大量得点で勝ち進んでいる侍ジャパン高校日本代表。
なかでも際立つ打撃成績を残しているのが、健大高崎が誇る安打製造機・髙山裕次郎だ。
この2戦で4安打5四球の全打席で出塁し、もちろん打率は10割。そのうち1本がランニングホームランと、手がつけられないOPSをマークしている。
夢の関東二遊間「ハイ・ストーン」誕生
春の代表合宿に引き続き、U18侍ジャパンの正式メンバーに選ばれた髙山裕次郎が、関西学生野球選抜との壮行試合にスタメン出場。
1対3で試合には敗れたものの、髙山は3打数1安打で新たに二遊間コンビを組んだ石塚裕惺との連携プレイでも息の合った動きを披露している。
健大高崎が誇る名手「ハイ・マウンテン」髙山とプロ注目の「ストーン・マウンド」石塚の鉄壁二遊間。
明日の大学日本代表との壮行試合はもちろん、本戦のアジア大会でもスーパープレイの連発を伺わせる。
髙山の先制打も勝負の綾で競り負ける
健大が初回に髙山の叩きつけるタイムリーで先制すると、すぐさま2回表に追いついた智弁学園。そこから試合は動かずも比較的、センバツ王者のペースで進んだ。
この日も中盤からマウンドに上がったエース石垣元気が、ロングリリーフで好投を見せ凌いだ。
9回に手痛い1失点を喫するも、エラー絡みでもなければ、長打によるオーソドックスな得点シーンとも異なる。
かといって甲子園特有の魔物が発動した感もない。それでも決定打を浴びた。いわゆる勝負の綾だ。
甲子園春夏合わせて3季、それも全てスタメンとして名を連ねた髙山裕次郎。
実は父・健一氏も東農大二校時代の1989年、髙山と同じく3番セカンドとして甲子園に出場した経歴を有する。
そんな父のチームに土をつけた相手も、同じ2回戦の智弁学園だった。
親子で不思議な因果を受け継いだとはいえ、父は元プロ野球選手。髙山にもプロのDNAは確実に受け継がれているはずだ。
打っては上毛三山クリーンアップの一角として巧みなバットコントロールで魅了し、守っても田中陽翔との最強二遊間コンビで鉄壁のディフェンスを誇った。
最後の夏は突出した成績こそ残せなかったものの、巧打者として名手としても世の記憶に焼き付けた、2024年を代表する高校球児の1人だ。
今後は大学野球を視野に入れている。
春夏連覇Vロード2戦目は名門対決
英明に辛勝したセンバツ王者の健大高崎が14日、奈良の強豪校・智弁学園と激突する。持ち前の打線爆発、健大の本領発揮が見どころだ。
守備で魅せた髙山裕次郎
夏の甲子園初戦は英明のエース清家準に翻弄され珍しく無安打に終わったものの、髙山の好判断により試合中盤の局面を凌いだ。
6回一・三塁で定石通りのダブルスチールを仕掛けた英明。すかさず反応したキャッチャー箱山が二塁に矢のようなキャノンを送る。
ここで英明の三塁ランナーがスタートを試みるも、瞬時に動いたのが髙山だ。
二塁ベース手前で送球をカットし、そのままナイスバックホームで得点阻止。健大の名手が、チームのピンチを救った。
「源田たまらん」ばりの美技は最下部の動画コーナーに置いてあるので、ぜひ確認してみてくれ。
健大初戦は甲子園開幕日!
第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪フェスティバルホールで行われた。
健大高崎は大会初日の第2試合、香川代表の英明高校との対戦カードが決定している。
夏の群馬大会2024成績
通算打率.500 OPS 1.393 出塁率.615 長打率.778
三振ゼロは2番・加藤と並ぶチームトップタイ。四死球7も7番・森山と並ぶチームトップタイだ。
打点と安打はチーム2位で、圧巻なのが得点圏打率。15打席の得点圏機会はチーム断トツを誇り、その上で4割とハイアベレージを残している。
春夏連覇がかかる夏の甲子園は、奇しくもエース佐藤龍月不在で臨むことになったが、髙山の勝負強さと磨きを増している長打力でカバーだ。
※7月31日に佐藤龍月の左ひじ側副靱帯損傷と疲労骨折が判明。佐藤はトミー・ジョン手術を受ける予定で、甲子園の登録メンバーから外れた。
センバツ王者が群馬三冠で春夏連覇へ
センバツ2024で全国の頂点に輝いた健大高崎にかかるは、群馬県勢初の甲子園春夏連覇。
昨秋の新チーム結成から群馬無敗で臨んだ最後の夏は、決して平坦な道のりではなかった。
他校からすれば健大高崎は大横綱だが、怯むどころか逆に「打倒」の闘争心に火を付ける形となった夏の群馬県予選。
3回戦の桐生第一、準決勝の前橋育英と健大はこれまで2度、試合を落としかけている。
それを経ての群馬最終章が、春の決勝と同一カードの前橋商戦だ。春の健大は力試しでダブルエースを温存させながらも、接戦をモノにした。
今夏のファイナルは、これまで桐生第一と前橋育英で捉えられているダブルエース投入と、本腰を入れた健大高崎。
対する前橋商業も4回に1-1の同点としたところで、プロ注目の清水大暉がマウンドに上がる。
春は調整的に最終回を三者締めの清水だったが、この日は大横綱の圧力に制球が乱れた。結果は健大高崎が5-1で勝利。
健大は先発の石垣元気が6回4安打8三振1失点、二番手の佐藤龍月が残り3回を無安打でセンバツ優勝時さながらの投手リレーを披露した。
この日の髙山は2打数1安打ながらも、清水大暉からの申告敬遠を含む3四球と強烈な存在感を魅せつけている。
7/25 魔物に耐えた健大が決勝進出
またしても前橋育英が魔物を発動させた。
前回の準々決勝戦でも9回に3点ビハインドから追いつき、続く延長10回も一挙4点を奪い東農大二からミラクル勝利を挙げているイケイケ軍団だ。
この日も9回初っ端から前橋育英魂にスイッチが入った。
前橋育英は序盤に健大のダブルエース佐藤龍月から2点を奪うも、4回からロングリリーフに回ったもう一角、石垣元気に翻弄され8回終わりの時点で6点ビハインド。
しかし9回、石垣が自滅気味に崩れる。
2つの四球と内野安打でノーアウト満塁とし石垣は降板。続く仲本暖も暴投とタイムリーで2失点、アウトを取れず早々にマウンドを降りた。
外野に回った佐藤龍月が再登板するも、四球とタイムリーを交互に繰り返す5連続出塁で一気に同点。
なおもノーアウト満塁と今度はサヨナラの場面を迎えたが、ホームゲッツーとライトフライで大ピンチを凌いだ。
続く延長10回、田中陽翔のタイムリー殊勲打で1点を勝ち越した健大高崎が、最後は佐藤龍月の三者締めで逃げ切っている。
この日の髙山裕次郎は6打数1安打、痛烈な一塁強襲ヒットで魅せてくれた。
7/22 髙山祝砲&3試合で11打点!
群馬大会準々決勝、健大高崎が3番・髙山裕次郎の公式戦初ホームランなど19得点でベスト4に駒を進めた。
この日の髙山は4打数2安打6打点、ここまで夏の県予選3試合で11打点を稼ぐ大車輪の活躍だ。
7/20 髙山のサヨナラ打で死闘にピリオド
桐生第一との準々決勝戦は、シーソーゲームの展開で延長11回のタイブレークにもつれこんだが、3番・髙山裕次郎のセンターオーバーで健大高崎がサヨナラ勝ち。
この日は健大のダブルエースが桐一打線に捕まり、一時はあと一歩のところまで追い込まれた。
それでも5番・斎藤銀乃助の同点タイムリーで延長タイブレークに突入、最後はここまで3打点の髙山が決めた。
この日の髙山は4打数3安打3打点、2ベース2本。注目の準決勝は7月22日9時にプレイボールだ。
7/13 これぞセンバツ王者
センバツ優勝校の健大高崎が投打で鬼の如く冴えわたり、夏のチーム初戦を18-1の5回コールドと爆勝発進。
春の大会で燻ぶった箱山が初回に先制3ランを放つと、先発の下重が4回まで10者連続奪三振という群馬大会記録を塗り替える力投を魅せてくれた。
髙山は3番セカンドでスタメン出場し、2打数2安打1打点と相変わらず安定した打撃を披露。ほぼベストメンバーで臨んだ健大に死角はない。
髙山裕次郎:プロフィール
高校入学直後の春季県予選(2022年)でベンチ入りメンバーに選ばれると、その後も非凡な野球センスを発揮し続ける強肩好打の逸材。
甲子園打撃成績
夏の甲子園2024
打率.286 OPS.661
出塁率.375 長打率.286 得点圏打率.250
センバツ2024
打率.333 OPS.812
出塁率.368 長打率.444 得点圏打率.500
チームトップの得点圏打率.500(6-3)
1番斎藤と並ぶ全試合安打
無三振(6番加藤も記録)
OPSは4番箱山に次ぐチーム2位
抜群の結果で群馬県勢初の春のセンバツVに貢献。
甲子園通算成績
打率.321 OPS.816
出塁率.387 長打率.429 得点圏打率.400
髙山裕次郎:公式戦全データ
同期メンバーの中で唯一、1年春から試合にコンスタントに出場している髙山裕次郎。
1年秋の新チーム結成後はレギュラーの座を掴めなかったものの、翌春のセンバツ2023ではスタメンで結果を残した。
このセンバツ後~2年夏の県予選までが、髙山裕次郎の成長飛躍期=注目すべき点だ。まずは直近の成績から見て行こう。
春季関東大会2024(ベスト8)
群馬チャンピオンとして臨んだ春季関東大会2024。健大高崎は初戦のvs宇都宮商業を5回コールド(10-0)で降すも、続く常総学院との打ち合いに敗れた。
髙山は初戦が無安打のトータル6打数1安打2打点。これでセンバツ2024の初戦から続いていた公式戦連続試合安打は8試合で途切れた。
春季群馬予選2024優勝
↑
センバツ2024優勝
↓
秋季関東大会2023(ベスト4)
センター髙山の矢を刺す強烈バックホーム
関東大会初戦(vs鹿島学園)では本職の外野守備で遠投105mの鉄砲肩でも魅せている。青柳監督も「あのバックホームは見事」と絶賛したほど。
秋季群馬予選2023(優勝)
2年生髙山驚異の群馬大会夏
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