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記事一覧

SDXL 使用ガイド [Stable Diffusion XL]

SDXL 使用ガイド [Stable Diffusion XL]

SDXLが登場してから、約2ヶ月、やっと最近真面目に触り始めたので、使用のコツや仕様といったところを、まとめていけたらと思います。

(現在、とある会社にAIモデルを提供していますが、今後はSDXLを使って行こうかと考えているところです。)

SD1.5とSDXLの大きな違いはサイズです。

サイズ推奨サイズをまとめます。

1024 x 1024 (1:1 正方形)
1152 x 896 (9:

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animateDiffでアニメーションを生成する方法 / Stable Diffusion

animateDiffでアニメーションを生成する方法 / Stable Diffusion

AnimateDiffとは1枚の画像から一貫性のある動画を生成できる技術のこと。
実際に下記のアニメーションを生成してみた。

このように、画像1枚を用意するだけで自動的に波や風、人の動きなどのアニメーションを生成してくれる。

AnimateDiffのインストール方法拡張機能 → URLからインストール → 拡張機能のリポジトリのURL → 以下のURLを入力してインストールを押す。

http

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ControlNetのモデルの種類・使い方14つ / Stable Diffusion

ControlNetのモデルの種類・使い方14つ / Stable Diffusion

ContorolNetのモデルの種類と各々の使い方についてのメモです。

輪郭抽出(線画)でポーズしたい時 / canny初心者でも使いやすく、一番忠実にポーズ指定ができる。
人物などの輪郭を保ったまま、プロンプトで一部分を変更したい時にもおすすめ。

プリプロセッサ:canny
モデル:control_canny-fp16

ポーズに加えて、顔や髪型・服装も類似して生成しやすい。
抽出された輪郭

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モデルを混ぜる『マージ』のやり方 / Stable Diffusion

モデルを混ぜる『マージ』のやり方 / Stable Diffusion

複数のモデルを混ぜ合わせることができる「マージ(merge)」のやり方についてのメモ。とっても簡単。

実際に、実写系のモデルとアニメモデルを混ぜ合わせた例です☝️

マージのやり方の流れモデルはCivitaiからダウンロードする。

①Checkpoint Mergerのタブをクリック

②マージしたいモデルを選択する

3つまで選択できるが、コツがいるため最初は2つがおすすめ。
今回はアニメ調

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モデルの使い方・商用利用の基礎 / Stable Diffusion

モデルの使い方・商用利用の基礎 / Stable Diffusion

モデルのダウンロード方法、Stable Diffusion webUIにモデルをインストールする方法、商用利用についてなどの基礎をメモ。

モデルのダウンロードCIVITAIのサイトからダウンロード可能。↓

1、ダウンロードしたいモデルをクリック

2、モデルのバージョンを選択

3、downloadボタンをクリック

モデルをwebUIにインストールする方法ファイルstable-diffusi

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DALL-E3のプロンプトを構造化し、キャラクターを自在に操る

DALL-E3のプロンプトを構造化し、キャラクターを自在に操る

DALL-E3いいですよね!
これだけ素晴らしいと小説の挿絵や漫画とかに使いたくなりますが…結構大きな問題があります。

「同じキャラクターが作れない!」

小説や漫画の場合は結構致命的です。沢山生成して選んでいく事になりますが、生成に時間がかかるので、相当なストレスになります。これを何とかしよう!という考察になります。

なぉ、この記事は「ChatGPT plus」を利用している事が前提になりま

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主要な画像生成AIの使い分け(Midjourney・Stable Diffusion・DALL·E 3・Photoshop)

主要な画像生成AIの使い分け(Midjourney・Stable Diffusion・DALL·E 3・Photoshop)

こんにちは、Martinです。DALL·E 3が最近リリースされて、画像生成AIの業界の競争が激しくなってきています。今回は、私がよく使っている画像生成AIの使い分けについて整理しつつ、紹介したいと思います。

私は主にMidjourney、Stable Diffusion、Adobe Photoshop、DALL·E 3の4つのAIを使っています。それぞれの特徴や用途についてまとめてみました。

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生成AI活用の試行錯誤〜Ubie社での取り組み〜

生成AI活用の試行錯誤〜Ubie社での取り組み〜

生成AIChatGPTをはじめとするGenerativeAI(生成AI)は、テレビや新聞で見ない日はないくらいに話題になっています。YouTubeでも芸人さんがChatGPTを紹介する動画が多数出ています。(個人的に、芸人かまいたちの「ChatGPTに漫才を作ってもらう」という動画が好きです。)

企業でも、ソフトバンクやNTTなどの大企業が、会社を上げて生成AIの開発・活用をしていくと発表してい

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【LLM活用】アイデアが創発される音声認識メモアプリの紹介と、LLMを活用してみての学び

【LLM活用】アイデアが創発される音声認識メモアプリの紹介と、LLMを活用してみての学び

日常生活に溶け込むような大規模言語モデル(以下、LLM)の活用方法を模索していたのですが、先日結構良さそうなアイデアを思いついたので作ってみました!

その名も「音声でサクッとメモを残せて、蓄積されたメモから勝手にアイデアが創発されるアプリ」です!

先月からSwiftの勉強を始めて、初めてのiOSモバイルアプリ開発でしたが、我ながら普段使いに耐えうる形に作れた気がします。

この記事ではアプリの

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大規模言語モデル(LLM)を活用するための戦略・実務フレームワーク

大規模言語モデル(LLM)を活用するための戦略・実務フレームワーク

はじめに株式会社cross-Xの古嶋です。DX戦略の立案やデータ・AI活用の支援をしています。

今回は、本記事の表紙にも掲載している「大規模言語モデル(LLM)活用の戦略・実務フレームワーク」について弊社の見解を簡単に解説したいと思います。

そもそもですが、このフレームワークの前身は、拙著『DXの実務』でDX戦略の全体像を示した以下のフレームワークです。

このフレームワークの狙いは「戦略と技

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生成AI時代に能力を10倍に拡張した最強人材になるためのガイド | 意識したい3つのポイント

生成AI時代に能力を10倍に拡張した最強人材になるためのガイド | 意識したい3つのポイント

OpenAIの論文では今後全職業の80%がAIの影響を受けると指摘され、Goldman Sachsはホワイトカラー3億人の仕事をAIが奪うと発表。
生成AIによって自分の仕事が脅かされてしまうのではないかと感じている方も多いのではないだろうか。

しかし、ホワイトカラーやクリエイターがAIに代替されるということはしばらく起きない。
そうではなく、AIを使いこなした人間がそうでない人間を代替する。

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SDXL1.0公開!世界で一番簡単な説明!と使い方!と例!

SDXL1.0公開!世界で一番簡単な説明!と使い方!と例!

タイトルは釣りです

日本時間の7月27日早朝、Stable Diffusion の新バージョン SDXL 1.0 が正式リリースされました

この記事では、SDXL とは何か、何ができるのか、使ったほうがいいのか、そもそも使えるのかとかそういうアレを説明したりしなかったりします

正式リリース前の SDXL 0.9 の記事にも作例などあります

SDXL って何?SDXL とは、Stable D

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「生成AIを本格体験!子供向けのワークショップ」をやって心から良かったと思えた話

「生成AIを本格体験!子供向けのワークショップ」をやって心から良かったと思えた話

はじめに山梨県富士吉田市で開催された施設のオープン記念イベントにゲストとしてお誘いいただいた。そこで、子どもたちが生成AIを使い、彼らの創造力を後押しして作品をつくり、AIを身近に感じてもらうワークショップ企画を提案した。

企業や社会人向けの生成AI講座は沢山あるが、子供向けの講座もワークショップはみかけない。特に地方ではなおさらだ。デジタル・ディバイドならぬ、AIディバイドを起こしてはいけない

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定性調査をAIで"ゴリッと"

定性調査をAIで"ゴリッと"

ども。しょーてぃーです。

モノづくりする際には避けては
通れないのがユーザーの定性調査だ。

私もUXデザイン、マーケティングの中で、
合計何百回も定性調査・分析をやってきた。



正直大変である。

費用対効果が証明できず、
組織導入がうまくいかない事例もよく耳にする。

そこでAIを活用することで、
定性調査を効率化するだけではなく

今までにないアプローチを活用して
進化させる方法につ

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