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ロココ = 四角い箱が右から左に高速で移動している様子。 https://twitter.com/dhinnossu

マガジン

  • 清く正しい一青年の日記

    小説を書いている(書こうとしている)青年の日記、という見立ての小説。 つまり、「この日記はフィクションです」。

記事一覧

mt ex at KIITO―日曜日のおしゃべり23週目

mt博行ってきました。 mt博っていうのは、カモ井さんのマスキングテープとかそれに類するものばっかり集めて、展示販売しているイベントです。 デザイン・クリエイティブ…

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2か月前
7

モネ展と福田平八郎展―日曜日のおしゃべり22週目

モネ展と福田平八郎展に行って来ました。 モネ展を見ているときに思ったのは、「絵画っていいな」っていうことでした。 なにと比べて「いいな」かというと、文学と比べて…

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2か月前
8

『盤上のパラダイス』は田村書店で買ったよ―日曜日のおしゃべり21週目

最近、車の調子が悪かったので、車の修理が済むまで、電車通勤してました。 電車通勤していたら、その分だけ、ちょっと余計に本が読めるのは、よきですね。 電車では、ベ…

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2か月前
3

ぜんぜん反省してない!―日曜日のおしゃべり20週目

最近は、近所に桜を見に行って、桜が見えるところでおそば食べたりしました。わらび餅も食べて、コーヒーも飲んだよ。 今週の実在的エクリチュールはこれにておしまい。 …

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3か月前
4

実在に向けて―日曜日のおしゃべり19週目

日曜じゃないけど。 観念論的傾向っていうものがあるなぁ、みたいなことを書いたときから、ぼくはものすごく反省しているんです。 その文章を書いたことを反省しているん…

ロココ
3か月前
1

「観念論的傾向」のこと―日曜日のおしゃべり18週目

今週、「あること」に気がついたんです。 数学って、苦手な人は苦手だと思うんです。それも、すごく苦手だっていう人が、いるだろうって思うんです。 世の中の人を、数学…

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3か月前
4

「私って何?」ってどういう問い「ではない」のか―日曜日のおしゃべり17週目

この二週くらいにわたって考えているところの「私って何?」という問いが、どういう問い「ではない」のかっていうことについて、ちょっと書いておかなきゃいけないなって思…

ロココ
3か月前
7

おしゃべり16の補足:もっと他愛ないハナシ(その38)

いきなり「おしゃべり16」の続きを書いてしまうんだけど、「構え」といっても「心構え」みたいなもののことを言っているつもりでは、なかったんです。 「構え」なんて言っ…

ロココ
4か月前
2

主体の構え―日曜日のおしゃべり16週目

駄弁っていう語感に飽きたので、今回からおしゃべりってことにしました。 今週は、あるときふっと、「あ、『構え』だ」って、思ったんです。 なにかひらめいた! という…

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4か月前
5

駄弁15の補足のようなもの:もっと他愛ないハナシ(その37)

日曜日の駄弁15週目で、「〈私〉っていうのはどこに(どのようにして)あるのか。」という話を、始めようとして始まってない、というような文章を書いたんでした。 〈私〉…

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4か月前
1

日曜日の駄弁15週目

〈私〉っていうのはどこに(どのようにして)あるのか。 ってことを考えてるんですけどね。 それについて、最近「ある見方」が思い浮かぶようになっていて、その「見方」…

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4か月前
4

日曜日の駄弁14週目

『ゼロから始めるジャック・ラカン』を読了したのが先週の日曜日で、その本が面白かったから、久しぶりに、それについて何か書いてみようかなと思って書いたのが、「ラカン…

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4か月前
5

ラカン派精神分析から文学の話:もっと他愛ないハナシ(その36)

はじめに 『ゼロから始めるジャック・ラカン』 ちくま文庫で出ているのを見つけて、たぶんすぐに買ったんだけど、しばらく読まずに寝かせていて、最近ふと手に取って読み…

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4か月前
6

日曜日の駄弁13週目

ツーブロの弟者さんと三浦大知さんがゲーム実況で「The Past Within」というゲームをやっていて、それをチラッと見て、「ああ、こういうゲーム好きだなぁ」と思ったのでし…

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1年前
5

日曜日の駄弁12週目

最近やっとインスタ再開しました。 https://www.instagram.com/librairie_sunshindo/ 再開なんていっても、もともともべつにそんなにやってなかったんだけど。 再開最初…

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1年前
7

日曜日の駄弁11週目

最近あるアイドルグループを追っかけてるんですけど、彼らが生み出すコンテンツを鑑賞していて、ある瞬間につらつらと考えたことがありました。 最初に直感したことは、「…

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1年前
4
mt ex at KIITO―日曜日のおしゃべり23週目

mt ex at KIITO―日曜日のおしゃべり23週目

mt博行ってきました。

mt博っていうのは、カモ井さんのマスキングテープとかそれに類するものばっかり集めて、展示販売しているイベントです。

デザイン・クリエイティブセンター神戸っていうところでやっていたんですけど、ここに来るのは、人生で二度目でした。

前もどこか行ったとき、人生で二度目とか言ってましたね。

行って、ほぼ到着するまで、前にも来たことがある場所だっていうことを、分かってませんで

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モネ展と福田平八郎展―日曜日のおしゃべり22週目

モネ展と福田平八郎展―日曜日のおしゃべり22週目

モネ展と福田平八郎展に行って来ました。

モネ展を見ているときに思ったのは、「絵画っていいな」っていうことでした。

なにと比べて「いいな」かというと、文学と比べてなんですけど。

絵画の作品って、モノそのもので、モネの絵画なんかだと、150年くらい前のモノがそのまま、「いま目の前にある」わけじゃないですか。

そのモノって、モネが触っていたまさにそのソレなわけで、その即物性っていうか、なんていう

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『盤上のパラダイス』は田村書店で買ったよ―日曜日のおしゃべり21週目

最近、車の調子が悪かったので、車の修理が済むまで、電車通勤してました。

電車通勤していたら、その分だけ、ちょっと余計に本が読めるのは、よきですね。

電車では、ベイトソンの『精神と自然』とか、『中国古典小説史』とか、千葉雅也さんの『センスの哲学』とか、若島正さんの『盤上のパラダイス』とか、読んでました。

『盤上のパラダイス』は、文庫で出たときから、「買わなきゃなぁ、いずれ買わなきゃなぁ」とずっ

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ぜんぜん反省してない!―日曜日のおしゃべり20週目

最近は、近所に桜を見に行って、桜が見えるところでおそば食べたりしました。わらび餅も食べて、コーヒーも飲んだよ。

今週の実在的エクリチュールはこれにておしまい。

今週の観念的エクリチュールでは、ぼくとしてはけっこう面白いと思ったことが、とりあえず二つはあるんです。

一つ目 理屈軸と実在・観念軸で四タイプ診断

一つは、岡田斗司夫さんのYouTubeを聞いていたときに、思ったことで……。

岡田

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実在に向けて―日曜日のおしゃべり19週目

日曜じゃないけど。

観念論的傾向っていうものがあるなぁ、みたいなことを書いたときから、ぼくはものすごく反省しているんです。

その文章を書いたことを反省しているんじゃなくて、自分があまりにも実在的な文章を書かないでいるということについて、反省するようになったんです。

実在とか観念とか分かりにくいけど、要するに「事実に類するようなことを、もっと書かないといけないな!」って思った、という話なんです

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「観念論的傾向」のこと―日曜日のおしゃべり18週目

今週、「あること」に気がついたんです。

数学って、苦手な人は苦手だと思うんです。それも、すごく苦手だっていう人が、いるだろうって思うんです。

世の中の人を、数学が苦手か、べつにそうでもないかで二つに分けるとしたら、それぞれみんな「自分はどっちだろうなぁ」っていうの、あると思うんです。

で、ですね。唐突になんなんですけど。

今週、僕が思い浮かんだのは、世の中には……

「観念論的傾向をもつ人

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「私って何?」ってどういう問い「ではない」のか―日曜日のおしゃべり17週目

この二週くらいにわたって考えているところの「私って何?」という問いが、どういう問い「ではない」のかっていうことについて、ちょっと書いておかなきゃいけないなって思いました。

あらかじめ誤解を解いておいた方がいいなと。

僕がこのところぼんやり考え続けている「私って何?」っていうのは、僕――そう問うている当人――の「アイデンティティの探求」みたいなものではないんです。

思春期とか青年期とかには、「

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おしゃべり16の補足:もっと他愛ないハナシ(その38)

いきなり「おしゃべり16」の続きを書いてしまうんだけど、「構え」といっても「心構え」みたいなもののことを言っているつもりでは、なかったんです。

「構え」なんて言っちゃうと、意識してコントロールできることのように思われてしまうんだけど、僕は「構え」と思いつつも、それは自分で意識してどうにかできるようなものではない、ということも同時に思っていたんでした。

記号とか出来事に対して、主体――だいたい「

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主体の構え―日曜日のおしゃべり16週目

駄弁っていう語感に飽きたので、今回からおしゃべりってことにしました。

今週は、あるときふっと、「あ、『構え』だ」って、思ったんです。

なにかひらめいた! という感じで、「あ、『構え』だ」って、思ったんです。

エレベーターに乗っているちょっとの間、ベルクソンの『思想と動くもの』の「哲学的直観」のところを読んでいて、エレベーターが停まったところで、その本を鞄に入れて、ブックファーストに向かって歩

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駄弁15の補足のようなもの:もっと他愛ないハナシ(その37)

駄弁15の補足のようなもの:もっと他愛ないハナシ(その37)

日曜日の駄弁15週目で、「〈私〉っていうのはどこに(どのようにして)あるのか。」という話を、始めようとして始まってない、というような文章を書いたんでした。

〈私〉っていうのはどこに(どのようにして)あるのか。

という問いが、僕にとって、いくらか意味があるのはナゼなのか。っていうことを、できるだけ「分かりにくく」書いてみようと思います。

どうして「分かりにくく」書くのかっていうと、誤解する(さ

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日曜日の駄弁15週目

〈私〉っていうのはどこに(どのようにして)あるのか。

ってことを考えてるんですけどね。

それについて、最近「ある見方」が思い浮かぶようになっていて、その「見方」がわりと自分を説得してくれそうな予感があって、その「見方」を上手に説明できないものかなぁ、なんてことを考えてます。

いまここで千字や二千字くらいの文章を書いても、絶対上手に説明できないと思うんですよね。っていうか、できません。

じゃ

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日曜日の駄弁14週目

『ゼロから始めるジャック・ラカン』を読了したのが先週の日曜日で、その本が面白かったから、久しぶりに、それについて何か書いてみようかなと思って書いたのが、「ラカン派精神分析から文学の話:もっと他愛ないハナシ(その36)」だったのでした。

その文章を書いて思ったんですけど、僕みたいな素人が文章を書くっていうのは、思い浮かんだことのごく一部のことを書く、ということにしかならないんだな、ということでした

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ラカン派精神分析から文学の話:もっと他愛ないハナシ(その36)

ラカン派精神分析から文学の話:もっと他愛ないハナシ(その36)

はじめに

『ゼロから始めるジャック・ラカン』

ちくま文庫で出ているのを見つけて、たぶんすぐに買ったんだけど、しばらく読まずに寝かせていて、最近ふと手に取って読みはじめたら、ものすごく面白かったのでした。

ある本が面白く感じられるか面白く感じられないかっていうのは、その本の問題じゃなくて、その本と私の関係の問題だっていうのが、僕の持論なんです。

だから、面白いと思った本を紹介しようと思うと、

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日曜日の駄弁13週目

日曜日の駄弁13週目

ツーブロの弟者さんと三浦大知さんがゲーム実況で「The Past Within」というゲームをやっていて、それをチラッと見て、「ああ、こういうゲーム好きだなぁ」と思ったのでした。

それがきっかけで、そのゲームのパブリッシャーが過去に作った「Samsara Room」をやってみました。

で、クリアまでやりました。

どうしても進まなくなったところで、公式が配信していた攻略動画をちらっと見てしまっ

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日曜日の駄弁12週目

日曜日の駄弁12週目

最近やっとインスタ再開しました。

https://www.instagram.com/librairie_sunshindo/

再開なんていっても、もともともべつにそんなにやってなかったんだけど。

再開最初の投稿が「田中久文『九鬼周造』(講談社学術文庫)」でした。

たんたんと書影をアップするばかりのインスタなんですけどね。

読んだ本だけアップするという方針だと、毎日アップとか絶対無理なの

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日曜日の駄弁11週目

日曜日の駄弁11週目

最近あるアイドルグループを追っかけてるんですけど、彼らが生み出すコンテンツを鑑賞していて、ある瞬間につらつらと考えたことがありました。

最初に直感したことは、「これは古典文学を読むのと似た経験をしている気がする」ということだったんです。

最近のアイドルって、YouTubeとかやってるんですよね。

それで、YouTubeってコメント欄があって、その動画を見たファンの人たちは、自分が感じたそれら

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