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清く正しい一青年の日記

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小説を書いている(書こうとしている)青年の日記、という見立ての小説。 つまり、「この日記はフィクションです」。
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清く正しい一青年の日記8日目

個別の他者について僕はそのごくごく一面しか知り得ない。 誰のことであれ、それらの他者につ…

ロココ
2年前
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清く正しい一青年の日記7日目

小説を、そのエピソード自体が面白いというようなエピソードを語ることと考える必要はない。 …

ロココ
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清く正しい一青年の日記6日目

どうして、語り手が僕(作者自身)であってはいけないのか? それは、そこ(語り手が作者と別…

ロココ
2年前
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清く正しい一青年の日記5日目

小説には語り手というものがいる。 小説の語り手は作者と同一ではない。 僕はすべての小説が…

ロココ
2年前
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清く正しい一青年の日記4日目

小説を書きはじめたけれど、もちろんいきなり傑作が書けるだろうとは思ってない。 自分の小説…

ロココ
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清く正しい一青年の日記3日目

いずれ小説を書こうと思いながら、「自分にとって小説とは何か」ということを考えるというのは…

ロココ
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清く正しい一青年の日記2日目

僕はしばらく、「一般的に小説というのはどういうものなのか?」ということを考えていた。 しばらくっていうのはけっこう長い時間のことで、小説についての一般論を、そうとうたくさん自分の中に溜め込んでいた。 そういうことをしていたのは、いずれ小説を書きたいなと思っていたからだけど、そんなことをしていても、一向に小説を書けるようにはならなかった。 小説についての知識が増えてあるレベルに達したら、いよいよ小説が書けるようになるんじゃないかなと思っていたわけだけど、「どうも、そういう

清く正しい一青年の日記1日目

拙くてもいいから、まず一つ、小説を書いてみることにした。 最近ずっと「小説」について考え…

ロココ
2年前
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