date hanamaru

若き日に作った詩を認めてみる

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若き日に作った詩を認めてみる

筆不精

柄にもなく　洒落た言葉使って ありきたりの時候の挨拶から そんな手紙を書くことは　とても照れくさいもの ましてや　手紙の最後に P.S. I love you などとは　はなはだ…

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2年前
9

このやるせない思いの中で

このやるせない思いの中で　一体何を語ろうか 退屈しのぎの空想さえ　少しの気休めを与えてくれないのに どうして楽しいなどと言えるのか 本当は走り去ってしまいたいほ…

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2年前
5

別れ

もうあなたに何を言っても　私の心が揺らぐだけ あなたは何処か私の知らない世界に旅立っていく 私にはどうすることもできないのに　胸の想いだけ燃え上っていく It's ver…

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2年前
2

なぜ

なぜ君はあの日僕を見つめたの いつもは少しも見向きもしないのに なぜ君はあの日僕を見つめたの 僕の君への想いに気づいているの？ いっときの気まぐれなんだろう 君…

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2年前
5

風がゆれて

風がゆれて　心もゆれて 気持ち良さそう 子供と遊んで　ブランコして 気持ち良さそう 木立も芝生も蒲公英も しとしと雨が降りだせば 心と一緒に流れていきます 風が…

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2年前
1

眠れぬ夜に

胸の薄もやが　晴れないで　イメージばかりが空回る 今夜はとても眠られぬ夜　憂鬱な朝を待つばかり 淡い三日月が差し込んで　瞼の奥まで照らし出す 今夜はひどく淋しい夜…

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2年前
6

ある少女

瞳のなかに 透き通った水晶のような眩しさと 地中海の水の碧さが映ったので 私はその少女に心惹かれた 少女の無邪気な仕草も 時折みせるやるせない横顔も 私の想いを膨ら…

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2年前
1

つよがり

「ひとりぼっちなんて　さして嫌じゃないわ」 お前はそう言って　タバコに火を点けた たいして吸えもしないのに　いつものお前の強がりさ ガラス細工のお前の身体を　俺は…

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2年前
2

はつこいの思い出

何の前触れもなく 唐突に彼女の夢をみた 彼女は小学校1年生の時の同級生で ただの遊び仲間だった女の子 時々一緒に遊んだだけのただの同級生 ちょうど一年ほど前に転…

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2年前
3

雪国の少女

故郷の雪は冷たいけれど 少年の町は遠いけれど 少女には不思議とわかるのです あの雪が微笑ってくれれば もうすぐ春だと 一人の夜は淋しいけれど 窓の外では雪が舞うけど…

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2年前
1

夕凪

ほんのわずかな瞬間だろう お前の幻から　解き放たれた気がした それは　お前のお気に入りだった 白い砂浜での出来事だった さざ波は気まぐれ お前と同じぐらい気まぐれ …

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2年前
2

悲しみ

悲しい…　凍るほど悲しい 悲しい…　体の底まで悲しい だけど　心のどこかで　まだ　少し安らぐ そんな気がする 海を見ては　夢を見ていたあのころ あの人の眼差しは…

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2年前
1

いつもと違う日

あざやかな陽の光が　今朝はやけに心に沁みる 頬をかすめていく朝の風も　いつもと違ってはずんでいる こんな日は　遠く離れたあなたに会いたい 凛とした空気の中で　ペ…

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2年前
2

海風

そっと　目を閉じて そう　そっと目を閉じて しばらく　お喋りを止めてごらん どこからか　風の音が聞こえてこないか そう　あの時　君と彷徨った 遠い昔の海風さ

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2年前
3

悲しみ

悲しい…　凍るほど悲しい 悲しい…　体の底まで悲しい だけど　心のどこかで　まだ　少し安らぐ そんな気がする 海を見ては　夢を見ていたあのころ あの人の眼差しは…

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2年前
2

少女

その瞳は遠く哀しげで その指は少しぎこちなく その口元からは 途切れた呟きが... だけど微笑っている

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2年前
2
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筆不精

筆不精

柄にもなく　洒落た言葉使って
ありきたりの時候の挨拶から

そんな手紙を書くことは　とても照れくさいもの

ましてや　手紙の最後に
P.S. I love you
などとは　はなはだ赤面もの

それに　夜更けて綴る手紙など
人目を気にせず書けるものだから
独りよがりになったりして
あなたの機嫌を損ねるかも

その上　私の字はへたくそで
Poor letter writerなのである

これがあなた

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このやるせない思いの中で

このやるせない思いの中で

このやるせない思いの中で　一体何を語ろうか

退屈しのぎの空想さえ　少しの気休めを与えてくれないのに

どうして楽しいなどと言えるのか

本当は走り去ってしまいたいほどの　不安と後悔に取りつかれているのに

どうして幸せなどと言えるのか

こんなにあなたは近くにいるのに

あなたのこころは一番遠くにいる

このやるせない思いの中で　一体何を語ろうか

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別れ

別れ

もうあなたに何を言っても　私の心が揺らぐだけ
あなたは何処か私の知らない世界に旅立っていく
私にはどうすることもできないのに　胸の想いだけ燃え上っていく

It's very sad that you are lovely
ひとことあなたに
It's very sad that you are so lovely
お別れが言いたかったのです

あなたはいつもの優しい笑顔で　まるで何もなかったよう

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なぜ

なぜ

なぜ君はあの日僕を見つめたの

いつもは少しも見向きもしないのに

なぜ君はあの日僕を見つめたの

僕の君への想いに気づいているの？

いっときの気まぐれなんだろう

君の瞳に僕の姿は映っていない

だけど君の瞳を一瞬でも見ることができない

意気地がない僕なのです

なぜ君はあの夜僕を見つめたの

いつもは少しも見向きはしないのに

なぜ君はあの夜僕を見つめたの

僕の君への想いを煽り立てるよう

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風がゆれて

風がゆれて

風がゆれて　心もゆれて

気持ち良さそう

子供と遊んで　ブランコして

気持ち良さそう

木立も芝生も蒲公英も

しとしと雨が降りだせば

心と一緒に流れていきます

風がゆれて　心もゆれて

気持ち良さそう

町を歩いて　晴れ間を見つけ

気持ち良さそう

仔犬もポストも自転車も

しとしと雨が降りだせば

涙と一緒に流れていきます

風がゆれて　心もゆれて

気持ち良さそう

カフェオレ飲ん

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眠れぬ夜に

眠れぬ夜に

胸の薄もやが　晴れないで　イメージばかりが空回る
今夜はとても眠られぬ夜　憂鬱な朝を待つばかり
淡い三日月が差し込んで　瞼の奥まで照らし出す
今夜はひどく淋しい夜　冷たい夢を見るだろう

ふと　夕暮れに出会った出来事
今も目の前は暗く　静まっている
ただ目の奥だけは　燃え上っている
今夜は　日記も付けぬ夜

書き続けた僕の詩を　独りぼっちで読み返す
今夜も明日も繰り返しの日々　希望の鐘も聞こえない

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ある少女

ある少女

瞳のなかに
透き通った水晶のような眩しさと
地中海の水の碧さが映ったので
私はその少女に心惹かれた

少女の無邪気な仕草も
時折みせるやるせない横顔も
私の想いを膨らませるのには十分すぎた

哀しみに追いすがる時の間は
雑踏の中にときめきの夢を残していく

私の心の憧憬は
その少女の微笑のなかに
確かにあったのだ

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つよがり

つよがり

「ひとりぼっちなんて　さして嫌じゃないわ」
お前はそう言って　タバコに火を点けた

たいして吸えもしないのに　いつものお前の強がりさ
ガラス細工のお前の身体を　俺は無性に抱きしめたいのさ

「あなたなんて　薄い水割りと同じね」
また　お前の強がりが微笑う

「愛し合うなんて　たいして意味はないわ」
お前は吸いかけのタバコの火を消した

いつでも誰かといたいのに　いつものお前の強がりさ
ため息こぼし

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はつこいの思い出

はつこいの思い出

何の前触れもなく

唐突に彼女の夢をみた

彼女は小学校1年生の時の同級生で

ただの遊び仲間だった女の子

時々一緒に遊んだだけのただの同級生

ちょうど一年ほど前に転校し

それからは一度も会っていない彼女の夢をみた

こんなことはじめてだった

何か変に居心地の悪い気持ちで

夏休み明けに久しぶりに登校した教室には

転校した彼女がいた

たまたまこちらに戻ってきたので

挨拶に来たらしい

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雪国の少女

雪国の少女

故郷の雪は冷たいけれど
少年の町は遠いけれど
少女には不思議とわかるのです
あの雪が微笑ってくれれば

もうすぐ春だと

一人の夜は淋しいけれど
窓の外では雪が舞うけど
少女にはなぜかわかるのです
あの雪が涙を流せば

もうすぐ朝だと

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夕凪

夕凪

ほんのわずかな瞬間だろう
お前の幻から　解き放たれた気がした
それは　お前のお気に入りだった
白い砂浜での出来事だった

さざ波は気まぐれ
お前と同じぐらい気まぐれ
打ち寄せるたびに　いつも違った顔をしている

お前の思い出ばかりの白い砂浜のどこかで
海鳥が淋しく泣いた

ほんの一瞬の錯覚だろう
お前の重さから　釈放された気がした

ほんの一瞬の錯覚だろう

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悲しみ

悲しみ

悲しい…　凍るほど悲しい

悲しい…　体の底まで悲しい

だけど　心のどこかで　まだ　少し安らぐ

そんな気がする

海を見ては　夢を見ていたあのころ

あの人の眼差しは　とても優しかった

私の頬を濡らすのは

雨垂れか　それとも　後悔か

でも　それは　どうでもいいこと

星を見上げては　大きな声で唄っていたあのころ

あの人の頬はとても暖かった

あの人の瞳に映っているのは

少女の憧れか憂

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いつもと違う日

いつもと違う日

あざやかな陽の光が　今朝はやけに心に沁みる
頬をかすめていく朝の風も　いつもと違ってはずんでいる

こんな日は　遠く離れたあなたに会いたい

凛とした空気の中で　ペリエの泡が心地いい
かけっぱなしのクラッシックも　小鳥のように弾んでいる

こんな日は　あなたに愛を語りたい

昨夜みた夢のシーンが　ところどころフラッシュバックする
一人きりの淋しさも　こういう日にはいいもんだ

こんな日は　何よりも

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海風

海風

そっと　目を閉じて

そう　そっと目を閉じて

しばらく　お喋りを止めてごらん

どこからか　風の音が聞こえてこないか

そう　あの時　君と彷徨った

遠い昔の海風さ

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悲しみ

悲しみ

悲しい…　凍るほど悲しい

悲しい…　体の底まで悲しい

だけど　心のどこかで　まだ　少し安らぐ

そんな気がする

海を見ては　夢を見ていたあのころ

あの人の眼差しは　とても優しかった

私の頬を濡らすのは

雨垂れか　それとも　後悔か

でも　それは　どうでもいいこと

星を見上げては　大きな声で唄っていたあのころ

あの人の頬はとても暖かった

あの人の瞳に映っているのは

少女の憧れか憂

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少女

少女

その瞳は遠く哀しげで

その指は少しぎこちなく

その口元からは

途切れた呟きが...

だけど微笑っている