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2023年1月の記事一覧

こどく

こどく

ふと気づくと
世界にわたしはひとりだった
わたしはわたししかいないということが
わたしがこの世にひとりで立つしかない所以なのか
そのことに気づかせてくれたのは
いつも自然だった
わたしがひとりではないと信じるほどに
心は孤独に苛まれ
わたしはひとりだと自覚するほどに
わたしの心は強くなる
たとえ愛しいひとがそばにいても
わたしはひとりなのだ
そのことを知っているとき
頭ではなく心で理解しているとき

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裏切られたら

裏切られたら

つい、疑ってしまう
過去の傷とか
信じて裏切られた経験
この人も、いずれ自分を傷つけてくるんじゃないかって
弱いわたしは、信じた自分を後悔した時から
人を疑うようになってしまった
けれど、ほんとうは
信じたことが悪いんじゃない
裏切ることが悪いんだ
裏切られて何もかも無駄だったわけじゃない
人を信じたことに価値があるんだ
信じることは勇気がいることだから
その勇気こそ、わたしにとって大切なものだか

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人の気持ちがわからない人

人の気持ちがわからない人

世の中には
常に主語が自分の人がいる
この人と付き合えば自分にとって得か、
この人を怒らせれば自分にどんな損があるか、
常に自分がどう思われるか
どう評価されるか
そんなことばかり考えている
だから、この子には何を言っても反撃してこないだろう、とか
この子に意地悪しても誰も何も言わないだろう、とか
そういうことも考える
相手を見る目が、常に自分主体だから
これを言ったら相手は悲しむだろう、とか

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今朝は

今朝は

今朝はお洗濯していたら
お日さまがすごく気持ちよくて
外に飛び出てお散歩したら
太陽が、冷えた身体を温めてくれて
じんわりぽかぽか
ほんとうの生活というものが
人間の営みというものが
少しわかった気がした
わたしたち人間は
地球を間借りして生きてるんだね
地球をほんの少しお借りして
その上で生活を営んでいるって
忘れちゃダメだね
土地なんてほんとうは誰のものでもなくて
地球はみんなのものだから

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ちいさな空

ちいさな空

生まれた時から
ちいさな空で満足している
ありきたりで
ちっぽけな
わたし
せいいっぱい
咲き誇ろうとしても
誰も見向きもしない

空を知らないのに
空を歌っている
そんな歌を
毎日聴いて
歌を知らないのに
歌が好きで
歌を探しているのに
もう世界には
歌が残っていないような気がしてる

わたしがきっと「ニセモノ」だから
本当のことがわからなくて
空も歌もない世界で
モノとかオカネとかに溢れた空で

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