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短文バトル第9回「靴」
歩きかたのクセが強いのか、いつも靴のかかとが外側からすり減っていく。
スニーカーを履いていても同じだけど、とくに革靴は減りが早い。
安物なので、かかとが削れると中からプラスチックの部分が露出する。
雨の日はつるんと滑りやすくなって、非常にあぶない。
新しく靴を買い、かかとを削りながら外を歩くことは、今まだできない。
30過ぎたいい大人の持ち物にしてはかっこ悪いけど、玄関に並ぶ靴たちの
かかとを見
短文バトル第7回「手紙」おすすめ記事
今回もいっぱい悩みました。そのうえで選んだ2作品を紹介します。
〇日野光里さんの「手紙」「物書きになっているか?」「ずっと同じものを好きでいるか?」
子どもの頃の自分に、ちゃんと夢を実現させているよと答えられているのが
うらやましいと思いました。
小学校の時の私、大人になってもパン屋にはならなかったよ…
〇米光一成さんの「手紙」主催者、かつ先生の作品を紹介するのはアリなのか、と思ったが
日野さ
短文バトル第6回「部屋」おすすめ記事
優柔不断で選びきれなかったので、今回は3つになりました。
①柳澤亜美さんの「部屋」現実か夢か。自分とまわりの空間の境界がどこにあるのか。あいまいになってしまうような感覚をおぼえました。こういうショートストーリーを書きたい。
②わたなべひろみさんの「部屋」「自分の部屋が安全な場所とは限らない」って考えると、すごい怖い。
というか、この世に絶対安全なんてないってことを思い出しました。
③ezor
短文バトル6回「部屋」
ある日、部屋の中に穴があいていた。大きさはお盆くらいの穴。
初めて見たときは壁で、時にフローリングや机にも穴があいていた。
この穴はのぞくたび見える風景が違う。真っ黒で何も見えないこともあれば、誰かの顔があらわれ会話することもあった。見たことのない物語や遊びにも触れられた。朝目覚めれば穴の前に食べものと水が置いてあるので、食事の心配もいらない。
最後に部屋を出たのはいつだったか、もう思い出せな
短文バトル第5回「遅刻」おすすめ投稿
〇愛月(ラブムー)さんの「遅刻」
学生時代、まわりの女子のひと言がきっかけになって
無駄にがんばれるようになることってあるなぁ、と思いました。
リエットさんみたいな先輩とのひと時が1ミリもなかったので、
よりあこがれる。
〇深川岳志さんの「遅刻」2最後の親子のかけ合いが好き。この部分だけでももう、楽しそう。
普段から仲が良いんだろうなーとうらやましくなりました。
エッセイでなければならない、と
短文バトル222「コレクション」おすすめ投稿
〇桔梗屋【三浦 英崇】さんの「コレクション」
家を破壊しかけるほど本を集める人は本当にいたんだ…と思った。
天井が抜ける前に対処できたようでよかった。
〇日野光里さんの「コレクション」
うんこの投稿おもしろかった!読んでいるとうんこの3文字が別のものに見えてきた。宝石鑑定士のように、手袋をつけてピンセットでうんこを拾う日野さんの姿を想像してしまった。(そんな描写はありません)
気軽に投稿で
#短文バトル222「徹夜」おすすめ投稿
まずはじめに、おすすめ投稿締め切りすぎてごめんなさい…
皆さんの投稿のなかから、2つ選定しました。
〇ezoryさんの「徹夜」
昔のチャット、掲示板。今ではソシャゲでのネット交流の思い出がとても共感できた。本当に中身がないやり取りなんだけど、ネットの知り合いだからこそ話せる内容や楽しみって、あると思う。
〇与儀さんの「徹夜」
音の表現が独特、「へぶへぶう」って音は自分には聞けないと思った。