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日本の国家安全保障90年代

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#海上自衛隊

日本の国家安全保障90年代 65

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議

第1章 マス・メディアにおける論議 1990年代

世帯普及率 1997年

山陽の広島県での世帯普及率は、

中国新聞が59,6%、

読売新聞が14,7%、

朝日新聞が12,7%、

日本経済新聞が5,5%、

毎日新聞が4,6%、

産経新聞が1,8%

となっている。

広島県も典型的な地方型の展開である。

山陰の鳥取県で

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日本の国家安全保障90年代 51

#多様性を考える

第6節 東アジア各国の戦力 ロシア軍   1990年代  1

 ロシア軍は

極東地域に、

シベリア軍管区、極東軍管区

を置き、

地上軍11万人を配備していた。

ハバロフスクに3個師団、

ソビエツカヤガワニに4個師団、

ペトロハヴロフスクに1個師団、

サハリンに1個師団、

日本の北方領土に1個旅団を配置しており、

さらにウラジオストクに海軍歩兵師団を1個師団

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日本の国家安全保障90年代 22

海上自衛隊 1995年 新・防衛計画の大綱における防衛体制2

掃海部隊も2個掃海隊群から1個掃海隊群に半減された。

このあいだ、

潜水艦を狙う深深度敷設機雷の処分用に導入された

MSO-301「やえやま」を1番艦とする

やえやま級掃海艦

が1993年から1994年に3隻導入されている。

また、

老齢化した掃海母艦と機雷敷設艦の代替に

MST-463「うらが」級を1番艦とする

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日本の国家安全保障90年代 21

海上自衛隊 1995年 新・防衛計画の大綱における防衛体制1

新・防衛計画の大綱でも、シー・レーン防衛、機動運用に当たる4個護衛隊群は維持された。

このあいだにイージス護衛艦4番艦DDG176「ちょうかい」が竣工し、4個護衛隊群すべてにイージス艦が配備され、艦隊防空は飛躍的に高く保たれることとなった。

また新型汎用護衛艦DD101「むらさめ」を1番艦とする

むらさめ級汎用護衛艦

の導入が

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日本の国家安全保障90年代 13

日本の国家安全保障90年代 13

護衛艦に搭載される対潜哨戒ヘリコプターは

当初、

シコルスキー(三菱重工業でライセンス生産)HSS-2(SH-3シー・キング)であったが、

1980年代後半に入って、

シコルスキー(三菱重工業でライセンス生産)SH-60Jシー・ホーク対潜哨戒ヘリコプター

に順次切り替えられ、対潜水艦戦能力、運用性の向上に努めている。

地方隊は10個隊とされ、

横須賀、

呉、

佐世保、

舞鶴、

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日本の国家安全保障90年代 12

昭和56年中期業務見積もりによって計画された

汎用護衛艦DD151「あさぎり」を1番艦とする

あさぎり級汎用護衛艦は

1985年に起工し、1987年に竣工、1988年から就役している。

基準排水量は3500トン、

満載排水量4900トン

であるが、はつゆき級汎用護衛艦の発展型である。

兵装は

OTOメララ 76mmコンパクト砲1門、

Mk112アスロック発射機(Mk46魚雷搭載ア

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日本の国家安全保障90年代 4

審議は1994年2月28日に第一回会合を開き、1994年8月12日に報告書を完成させた。

報告書は、

多角的な安全保障協力をメインに、日米安全保障協力関係の機能充実、信頼性の高い効率的な防衛力の維持と運用など、ありきたりな提言している。

その具体的な内容は

自衛隊コンパクト化という情勢判断を見誤った提言、

ごくありふれて当然である機動力向上、海上交通輸送路の防衛、テロ、弾道ミサイル防衛、

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