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徒然日記

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日記てもあり、エッセイでもあり、コラムでもあり、評論でもあります。
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#SNS

2ちゃんねる先生

2ちゃんねる先生

回転寿司での悪質なイタズラとか、ネット上の誹謗中傷とか、インターネット老人会の会員にとっては、もう何度も見てきた風景に違いない。
過去との違いは、小さなコミュニティやウェブサイトレベルの影響度合いで済んでいたのか、それともいきなり世間に大公開のレベルなのか、そんなところだろう。

若者のネットリテラシーが問題視される昨今ではあるが、そもそもこういう行動をとってしまうのは、ネットに限定されるリテラシ

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SNS時代の映像演出

SNS時代の映像演出

テラスハウスの出演者である、プロレスラーの木村花選手が亡くなった。

正直なところ、テラスハウスは全く見たことないし、故にこの方も存じ上げなかったのだが、
「23歳の有名人が亡くなった」というニュースは何も知らなくても心をざわつかせる。
死因がはっきりしていないというが、「自死なのではないか」という声が多い。

木村選手は、テラスハウス内の行動や言動によって、SNSを中心に誹謗中傷を浴びていたよう

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デジタル・ディバイド2.0

「デジタル・ディバイド」という言葉が流行ったのは、今から10年以上前のことだと思う。
聞いたことがない方のために、定義を載せておく。

デジタル・ディバイドとは、「インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差」のことをいう。
- 総務省「デジタル・ディバイドの解消」より

この定義を言葉通りに受け取るのであれば、フォーカスされているのは単に「利用できるか

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「おバカキャラ」の行方

「おバカキャラ」の行方

一昔前に流行った「おバカキャラ」を見なくなった。
自分がテレビをあまり見なくなったせいだろうか。
でも、「おバカキャラ」で売り出していたタレントが完全に消えてしまったわけではなさそうだ。
テレビをあまり見ない自分でも、彼らが各々活躍していることはなんとなく知っている。
彼らは既に「おバカキャラ」ではない。

一方で、新しい「おバカキャラ」は出てきていないような気がする。
彼らを持ち上げていた番組が

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ネットから得る情報は本当に“取捨選択した結果”なのか

インターネットがある程度普及した2005年頃、下記のような言及を見たことがある。

テレビは垂れ流されている情報を受け身として受け取るだけだが、インターネットは受け手が取捨選択できる

つまり、テレビは受動的に情報を受け取り、インターネットは能動的に情報を受け取るということである。

確かにテレビは電源をつけてチャンネルをまわせば、こっちが望んでいるかどうかにかかわらず、勝手に情報を発してくれ

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見たくないものを掘り出す行為

最近、我が家では、家族全員揃っているときにはスマホを極力見ないことに決めた。
せっかく家族みんながいるんだからコミュニケーションをとろう、というわけだ。
といっても、自分と妻と乳幼児の3人だけだけど。
ただ、「なんとなくスマホを見てしまう」行為に罪悪感やうしろめたさ、そして依存性を感じ始めた自分にとって、妻のこの提案は大歓迎だ。
もちろん完璧に抑制するわけではなく心がけ程度のものであるが、どこか心

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