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相席屋で仲良くなったと思っていた女性をイケメンにとられる、というお話


『生まれ持ったイケメンは努力しなくてもイケメン』

意味はよく分からないけど、なんだかスッと心に響く納得感。




1.相席屋は怖いと知るカースくん

出会いの数を増やすために、あらゆるコンテンツを活用しました。

その中で相席屋は、最もノンイケメンに厳しい環境であると悟ります。

まず相席屋の男は2種類しかいません。


イケメン or ガチムチ体育会系


割合的にはパリピなイケメンが多い印象です。

お手洗いに行くと、必ずイケメンとすれ違う。

正直、そんな中にいる自分が恥ずかしかったです。



では、女性はどういうタイプが多いか?

外見の雰囲気はけっこうバラバラです。

でも目的は2種類のみ。


時間潰し or ラッキーな出会い待ち


女性側はお金が一切かからないため、待ち合わせ時間までの暇潰しに利用する人が多いです。

完全無料のバイキングなんて、男では決して体験できないことでしょう。


一方で、満足できる出会いの確率が低いことを理解しながらも、暇潰しと食費の節約を兼ねてワンチャンを狙っている女性もいます。

要するにイケメンとお近づきになれるワンチャンですね。

私だって似たような目的で参加していたのですから、納得の理由です。


基本的に男側は恋愛ではなくワンナイトを目的にしている人が多いので、どのようなタイプの女性もワンチャンが望めるわけですね。

純情カースくんには分からない思考です。




2.初めて相席屋から連れ出すことに成功したカースくん

友人含め3人と相席屋に乗り込んだ私たちは、2人組の女性と相席になります。

1人はわりとコミュ力が高そう(Pさん)で、もう1人は明らかに人見知りをする子(Oさん)。

ちなみにこちらは、イケメンとコミュ力異常メンです。


経験だけは無駄に豊富だった私は、PさんがメインでOさんが付き添いであると悟りました。

ただ、私の好みはOさん。

話をしていて、2人とも彼氏がいなさそうな雰囲気だったので頑張ってみることに。

この時のカースくんはすでに、経験だけは豊富でした。
失敗経験の。


相席屋で自信のない私からしたら、「ここ出てどっか居酒屋行かない?」というセリフは非常に難易度が高い。

でも僕は頑張った。

そしたらなんとOK!

支払いは私がクレカで全員分払いました。

2万弱かかった……
カッコつけ代高すぎ




3.居酒屋で急に悟ってしまうカースくん

基本的に友人2人はあまり出しゃばらず、いい感じに会話に参加するスタンスでした。

そもそも私がそれほど話せるわけではないので、これでいい感じのバランスが取れていたと思います。

付き添いっぽいOさんは、やや退屈そうにしていました。

そしてお友達のPさんのOさんに対する態度。

なんだか既視感がありました。


ここまで、楽しませよう! 距離を近づけよう! と頑張っていた私は、ちょっと俯瞰して見ることにしました。


ああ、なるほど
またこのパターンですか


カースくんの歴史の中でも、ワースト3に入るショックな出来事。

自分が相手を狙っているように、相手も誰かを狙っていた。
だから相席屋から連れ出すことも容易だった。

もちろんお相手はイケメン。


ただこのイケメン
実は結婚しています

限りなくゼロだと理解しながらも、私は足掻きました。


「LINE交換しませんか?」


たいして手応えを感じていないのにこのセリフを言うのも、だいぶ勇気がいります。

しかし100%可能だろうと確信していました。

だってイケメンと交換できる流れを作ってやったのだから。

付き添いのOさんも断れません。


最低限の収穫だけ得て、LINEのやりとりを頑張り始めます。




4.分かりきっていたバッドエンドを迎えるカースくん

まず好みだったOさん。

別れてからの「今日はありがとうございました」メッセージから未読スルー。

交換して速攻ブロックしたようです。

そこまで嫌う必要なくない?


Pさんとは何度かキャッチボール。

Oさんが俺を無視したのは、Pさんがワンチャン俺にも気があるからだと妄想することにして、2人でのご飯を誘いました。



「この前食べられなかったパフェ行きませんか?」

「いいですね。でも今月は予定が埋まっているので、来月の予定が出たら連絡します」



何万回と繰り返したこのやりとり。

イエスバッド方式を使うな。



これだけならまあいつものこと。
問題はこの日の夜に、イケメンから報告があった内容。



「3/18にパフェ行かないかと誘われたわ」

「…………」

「カースくんの誘いを断ったから内緒にしてくれって言われたけど」

「…………」



はーい!(ジャンポケ斉藤さん)


似たような体験はこちらでもしています。


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