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街コンで協力して女の子にアプローチしていたら、逆に協力されていた、というお話


『街コン参加者の半分は偽物』


これは何回か参加して、私が悟った真実です。


今回は私の鉄板ネタで、社会人で初めてできた友人を誘って街コンへ行った話です。

ちなみに私、社会人になってから“同性の”友人や部下がそこそこできるのですが、8割以上が彼女持ちです。

なぜか周りにはリア充しかいません。

類は友を呼ぶなんて嘘っぱちです。




1.大事なことを忘れていたカースくん

過去2投稿を読んでくれたあなたならもうご存知のはず。

そう、私は第一印象が悪い。

あ、ちなみに就職活動の面接も一つ以外全落ちです。

唯一内定をもらえた企業も、ESを送れば入れるレベルのところでした。



街コンって2つのうちどちらかの強みを持っていなければなりません。

・第一印象のいいやつ(つまりはイケメン)
・金持ち


20代限定の街コンなので、お金はあまり重要視されていない印象でした。

イケメンでなくとも、身だしなみやいい人感があれば評価されます。

でも私にはありません。


中にはつまらないと思ったのか、そんなんじゃダメだと説教をしてくる女性もいました。

ただ唯一私が持っていたのは、『経営者』という肩書き。

入社後に独立した私は、一企業の社長でした。


まあ小さい会社をやりくりしていただけなので、本当に名ばかりの社長でしたが。

彼女はできなくてもいい人生を送ってるじゃんと思った人。

長く続けばね、と返しておきます。


私の会社、友人の裏切りで潰れます。


おっと脱線。


今回の友人をOくんとしましょう。

Oくんとは3つの街コンに参加しました。

余談ですが、Oくんは3つとも成約しています。


2つを終えた段階で悪いと思ったのか、3つ目では全力で協力してくれると申し出てくれました。

心は折れかけていましたが、友人に励まされていざ出陣。




2.すげえ可愛い子とLINE交換を成し遂げたカースくん

まあぶっちゃけ、街コンの場でLINE交換を断られることはまずありません。

だって気まずいじゃん。

重要なのは、即ブロックされずに2人きりのデートに誘えるかです。

そんな経験ももちろん豊富なカースくんは、交換後もはしゃぐことなくブルブル震えながら文字を打ちました。

彼女のことをLさんとしましょう。



実は今回の街コンは、私とOくん。

Lさんとその友人と、友人同士がくっついていたためにそれぞれがLINE交換をしました。

そして私はOくんに懇願します。


「Lさんの友達に興味がなくても、俺とLさんの仲がある程度うまくいくまで関係を保っていてほしい」と。


Oくんは快諾。

LINEの返信内容も、友人にダブルチェックをしてもらう徹底ぶりで頑張りました。

最初は1日に2〜3回のペースでやりとりができていました。

しかし、だんだんと頻度が落ちていきます。

内容を見返しても、何かをやらかしたわけでもない。

とりあえず返信はしてくれるから、デートにこぎつけようと予定を伺います。

細かくは覚えていませんが、好きな映画だったか食べ物だったかを聞いてきっかけ作りをしていたかと。


「○○の料理で調べたらこのお店がおいしそうなんだけど、食べに行きませんか?」

「いいですね。でも今月は予定が埋まっていて、来月の予定が出るまで待っていただけませんか?」


ハイ出ました。

私は知っています。

今月の予定が埋まっている発言は、NOと同義であることを。

ただ当時の私は、リア充はみんな予定が埋まっているものと思っていました。

実際にリア充の弟がそうでしたからね。

毎日ウェルカムなのは非リア充のみだと。

でも後に友人に言わせると、本当に埋まっている可能性もあるが、月初の段階で候補が一つも上がらないのは稀とのこと。

そもそも今の段階で、来月に1日空けるように調整すればいいだけの話。

論理的な解説です。



とはいえ相手が無理だと言っているのだから、一旦諦めるしかありません。

そして気づけば、3日に1回の返信、1週間後の返信と、どんどん頻度は落ちていきます。

趣味や好みが似ていたので、内容に困らなかったのを覚えています。

さて、街コンから1ヶ月の流れをおさらいします。


街コン当日から
1日〜1週間 キャッチボールがスムーズに進む
〜2週間 頻度が数日に1回のペースになる(このあたりで食事拒否)
〜3週間〜4週間 頻度が週1ペースに


では突然ですが、Oくん視点で、Lさんの友人との流れをまとめてみます。

ちなみにOくんは彼女を作るつもりが全くない状態でした。


街コン当日から
1日〜1週間 相手からの積極的なLINEを、Oくんは関係を悪化させない程度の頻度で返信
〜2週間〜3週間 初デートを行い、帰りには腰に手を添える仲に
〜4週間 ほぼ終電逃し確定の時間帯に飲みのお誘い

初デートの時にはすでに、「ヤろうと思えばヤれる空気だった」と語るOくん。


お分かりいただけたでしょうか?

カースくん⇨Lさん

の熱量で

Lさんの友人⇨Oくん

が裏で行われていたのです。


まあ経過段階は聞いていましたが、こうして冷静に考えることで初めて気づいた次第です。

月を跨いだ5週目に、私はLさんに聞きました。


「(月が変わって)今月の予定は判明しました?」



返信はありませんでした。




3.真相を考えたカースくん

LINEの添削をしてくれた友人。

付き合うつもりのない相手とやりとりを続けてくれたOくん。


私は(心の中で)泣きながら、何度も謝罪しました。


「あんなに協力してくれたのに申し訳ない……」


真面目な話、家でマジの涙を流しました。

それまで傷つくことはたくさんありましたが、これは酷い。

ダメなら最初から既読無視してくれよと。

私、好きな子とLINEをする時、毎日一喜一憂しています。

それはもう学生のように。

だって恋愛の精神年齢は中学生だもの。




同じことを繰り返してはいけないと、冷静に振り返ります。

まず最初にOくんは言います。


「あんなに可愛い子がフリーなわけがない」


おっしゃる通りではございますが、女子校育ちで男を知らないなんてフィクション的な事実が隠れていてもいいじゃない。


そして私は、信じたくない可能性を口にします。


「俺がお前に頼んだのと同じことを、Lさんも俺にしていたんだな」



同じことをしていたのだから、私も文句は言えません(言う相手もいないけど)。



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