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反響が大きかったもの

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これまでの記事のなかから、反響が大きかったものを集めました。 スキが多かったもの、コメントをたくさんいただいたもの、ビュー数が多かったものを中心に選んでいます。
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#家庭

心を守る我が家のノータッチタイム

心を守る我が家のノータッチタイム

週末のお昼頃、夫からメールが来た。「オムライスつくってみたで」。

どどん。

ケチャップでハートマークをつくってある。少々焼き目をつけすぎた感はあるものの、堂々たるオムライスぶり。なにより、わたしにはどう頑張っても無理な「ケチャップライスを卵で包む」ができている!

ビバ、オムライス。 ありがとう、わたしのアモーレ。いや、夫のことをアモーレだと思ったことはあまりない。

我が家では、家事は基本的

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「毎日もちもちごはん」の幸福

「毎日もちもちごはん」の幸福

忘れかけた頃に書く、買ってよかったものシリーズ。今回はごはん用のおひつ「まかない計画 ごはんジャー」(IBUKI CRAFT)をご紹介したい。これがもう、とってもよくて。またまた聞いてください。

今まで、食事を終えて残ったごはんをラップにくるんだり、小さなタッパーに入れたりして冷蔵または冷凍するのが習慣だった。けれど、あまりおいしくないなあ、と困っていた。もちもち感が足りない。

そこで、各所で

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巾木に見る「神は細部に宿る」

巾木に見る「神は細部に宿る」

ひねくれ者の私は、ずっと疑問に思ってきた。爪や髪など、体の末端がきれいな人がほんとうの美人だとか、物事は細部にまで魂をこめて仕上げてこそ素晴らしいものとなるとか、その手の話を。

いまいち因果関係がつかめなかった。「細部の美しさが全体美をつくる」。なぜ?

爪や髪に意識を行き届かせる人は、美しい人というよりは「ある程度、時間に余裕がある人」を意味している気がしたのだ。多忙で爪にまで手をかけられない

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雪景色のメールに返信したから今がある

雪景色のメールに返信したから今がある

一人きりで過ごす人生でいいと思っていた時期がある。

若い頃、どうしても意思をうまく伝えあえない人がいた。ある男性の思いをわたしは受けとめられない状況だった。応えられないと、いくら心を砕いて言葉にしても、その人には伝わらなかった。

結局、わたしが怪我をする事態になり、その人には長い実刑判決が下った。

そこからは負のループだ。「そうは言ってもあなたにも落ち度があったんでしょう」と、はっきり言う人

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料理下手が錦糸卵をつくるの巻

料理下手が錦糸卵をつくるの巻

錦糸卵をうまくつくれない。

夏休み中は、娘たちの昼食を用意しなければならない。料理の苦手な私にとって、けっこう大変なことだ。給食ってなんてありがたいシステムなんだろうと、幼稚園の方角に向かって拝みたくなる時期の到来。

だいたい毎日いいかげんな昼食で済ませている。レトルトミートボールをチンしたものに卵焼き、トマトとブロッコリー、スープをつけて終わり、みたいな。オムライスや焼きうどんならいいほうだ

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パプリカのお味噌汁とプチライフハック

パプリカのお味噌汁とプチライフハック

「パプリカのお味噌汁って、ありやと思う?」

スパッと半分に切ったパプリカを手にした私は、夫に聞いてみた。

真っ赤でつやつやの、かわいいパプリカ。あまりにも立派すぎて、昨夕の炒めものには半分しか使えなかったのだ。残りはなんにしよう?

こういうとき、料理経験が浅いのは困る。多少はレパートリーが増えたとはいえ、素材からレシピを連想する力が圧倒的に弱い。

「冷蔵庫にあるものでパパッとなにかをつくる

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いつまでたっても娘の時間

いつまでたっても娘の時間

父と百貨店へ出かけた。近々、自宅にお客さまを迎える予定があるので、お菓子を買いに行ったのだ。

別に父といっしょに行く必要はなかったのだけれど、このところ実家に引きこもりがちになっているのを知っていたから誘った。

腎臓病を抱える父は、一日に数回、家で腹膜透析をしている。だから、あまり遠出はできない。百貨店で買い物して、軽く食事かお茶をするくらいならいいだろうと思った。

百貨店でお菓子のほか、こ

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