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反響が大きかったもの

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これまでの記事のなかから、反響が大きかったものを集めました。 スキが多かったもの、コメントをたくさんいただいたもの、ビュー数が多かったものを中心に選んでいます。
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2022年9月の記事一覧

つま先のしあわせ

つま先のしあわせ

久しぶりにこだわって靴を買った。ビジュー(キラキラした装飾)つきのフラットパンプス。

しばらく箱を開けては眺め、開けては眺め……を繰り返し、そのたび頬をゆるませていたのを、先日からやっと履きはじめた。気分が上がるだけでなく、なんとも快適。

デザインと履き心地、どちらも妥協せず選んだからだ。

妊娠するまでは「ハイヒールパンプス命!」だった私だけれど、出産してからは踵のぺたんこな靴を履いている。

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言い方はさておき

私はよく友人に呆れられる。暴言というか、失礼なものの言い方に対して、またはそれをする人に対して、反応が鈍いからだ。

「あんな言い方をされて怒らないなんて」とか、親友たちが代わりにプンプンしてくれることも。

私だって、失礼なことを言われたらムッとする。そそそそそんな言い方しなくても、と傷つくことだってある。

しかし、実際のところ、私はいわゆる「トロい」タイプで、その手の発言にすぐさまリアクショ

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にんじんカレーの真相

にんじんカレーの真相

カレーは、子どもに人気のあるメニューとして知られている。けれど、私は子どもの頃からカレーが苦手だった。

母のカレーを美味しいと思えなかったからだ。

子どもの頃、母のつくるカレーにはなぜか、大量のにんじんが入っていた。じゃがいもや玉ねぎの量と比べてもはるかに多い。

見た目からして「ほぼ、にんじん」という印象を与えるのだ。にんじんのオレンジ色とカレーの黄土色がバキバキのコントラストをなすそれは、

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今年はもらわない、という選択

今年はもらわない、という選択

先月、誕生日を迎えた。もう立派なアラフォーなので、年を数えるのはやめた。正直、四捨五入できる程度の年の差はどうでもよくなってしまった。誤差みたいなもんではないですか、もはや。

夫に、プレゼントは何がいいかと聞かれた。これまでの我が家では一応、クリスマスと誕生日にプレゼントを贈りあうことになっていた。

私の答えは「プレゼントなしで予算を来年以降に持ち越し」だった。なんと色気のないことか、と言われ

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あの日のOKパットに思うこと

ゴルフセットを処分してからもう1年近くになる。6年前に妊娠してから一度もプレーしていない。もしゴルフを再開することがあったとしても、その頃にはもっといいセットが発売されているだろう、と思った。

私はゴルフが下手だった。5年ほど続けたけれど、スコアは3桁、おまけにルールの仔細については実はいまだに理解しきれていない。道具も、キャロウェイの初心者向けフルセットだけ。

それでも、会社員時代はラウンド

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