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ゆるエッセイ

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ゆるくて、軽く読めるエッセイをまとめています。
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#家族

かぞくのカタチ

かぞくのカタチ

今日は車で、中学1年生の娘の塾の送り迎えをした。
夜の9時半ごろの帰り道に、娘と二人で車に乗っていてふと思った。
娘が小さい時は、毎週のように娘を連れて家族でどこかにでかけていたなぁって。

あの頃は、ぼくも妻も気力体力あったんだろうと思う。今だったら、とてもしんどくて無理かもしれない。

ぼくの仕事は、その時からすっと忙しいのは変わらないけれど、でも今とは違って、上司から仕事をもらってこなすだけ

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娘と散歩。親と娘の反比例な関係。

娘と散歩。親と娘の反比例な関係。

 今年の正月は、コロナもあって基本的に寝正月。
 こたつでだらだら過ごして時間を無駄にすごしておりました。

 でも、今日は娘と年賀状を出しがてら、近くのスーパーマーケットに行くことになりました。

 娘は今中学1年生。
 近頃、反抗的になってきた彼女ではありますが、

「たまには外の空気を吸わんと」

 と声をかけると、思いのほか素直に一緒に行ってくれることになりました。

 ぼくは娘と散歩する

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おもいでばこで、一年を思い返す

おもいでばこで、一年を思い返す

 今日は12月31日。2020年の大晦日だ。

 今年の年末は、スマホの機種変更を行ったこともあって、ほぼスマホいじり、アプリ設定に明け暮れることになってしまった。

 ただでさえ、この年末年始は休みが短いのに、そんなことに時間を取られて、

 やりたかったウォーキングやら、筋トレやら、読書やら、映画鑑賞やらが全然できてない!

 というか、それより先に大そうじをやれよって話で、

 最終の大晦日

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一年に一度、遠く離れた人を想う

一年に一度、遠く離れた人を想う

 年末、うちには年賀状を書くという作業が待っている。
 最近は、メールやラインなどで済ます人も増えてきているだろうが、まだまだ年賀状を送る家庭も多いだろう。

 正直、年末の忙しい時に年賀状を書くのは面倒くさいのだが、それでも書いてみると、それはそれなりにいろいろ感じることがあるものだのだ。

 年末ぎりぎりになってあわてて書き出すわけだが、まず誰に出そうかと考え、その人のことを思い出しながら宛名

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病院で過ごしたクリスマスに、娘からとびきりのプレゼント

病院で過ごしたクリスマスに、娘からとびきりのプレゼント

 娘が3歳の時のクリスマスだったと思いますが、その時ぼくは目をケガしていて、入院中だったんです。

 クリスマスには帰れるだろうと期待してたんですが、術後の経過が悪くて、クリスマスにはとても帰れなさそうでした。

 病院の先生も看護士さんも、なんとか帰れる方法はないかと、考えてくれたんですが、病院が家から遠く、なんかあったときに大変だということで(別に命がどうということではないのですが)、退院の許

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家族はまだら模様でできている

家族はまだら模様でできている

 ぼくの妻は、毎日お弁当を作ってくれる。特別手の込んだものではないけれど、それでも毎朝ぼくより少し早く起きて作ってくれるのはとてもうれしいし、ありがたい。

 でも、難点なのが、ご飯を弁当箱にぎゅうぎゅうに詰めるので、昼に食べようと思っても、詰まりすぎててご飯にお箸をさせないくらいカチカチになっているのだ。彼女としては、小さい弁当箱だから、少しでもご飯の量を多くしてやりたい、という想いからなのかも

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一家団らんについて思うこと

一家団らんについて思うこと

 私の生まれ育った家族は5人家族だった。父と母と、二人の姉とそして私。

 父は仕事で夜遅く帰ることが多かったけれど、父の休みの日にはいつも家族一緒に食卓を囲んで夕飯を食べていた。

 そして、その中心にはいつもテレビがあったものである。

 みんなでテレビを見ながら食事をし、テレビを見ながら一緒に笑ったり泣いたり?していた。
 時には(というかしょっちゅう)姉弟でみたい番組が違うので、チャンネル

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