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エッセイ集『LOVE notes』

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心音(ここね)の【エッセイ】や【日記】をまとめたマガジンです✨
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2022年4月の記事一覧

あなたの声が聴こえる

あなたの声が聴こえる

先日、根深い観念をまたひとつ手放しました。

小学校に入学してまもなく、校門に一人、不安気に佇んでいた娘を、同じ保育園だったお友だちの保護者さんが見つけてくれて、家近くまで送ってくれたのですが、気付いてくださったことへの感謝と、ホッとした気持ちはあったものの、なぜか胸の奥がザワザワしていました。

そのあと、ちょうど同じタイミングで帰ってきた夫に、一部始終を説明するとき、娘がポツンと取り残されたよ

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見えないバトン

見えないバトン

2年間、家にこもっていた生活から、外に出る生活へ自然とシフトされ、昨日は新一年生の娘を校門まで迎えに行きました。

娘が出てくるまで、次々と下校する一年生を見ていると、本当に可愛くて、校門のそばでたまっている子たちとも躊躇なく話せてしまいます。子どもは分け隔てがないので、とっても楽しくて、構えることなくそのままでいられます。

昨日も朝から感情が込み上げ、家を出る前に、洗い物もせず、お米も炊いてこ

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寂しさを包み込んで

寂しさを包み込んで

わたしの中には、ずっと押し込められてきた寂しさがあって、最近ようやく、表層の感情や症状が剥がれて、根本の生きづらさの原因みたいなものに触れました。

それは、この二年、お世話になっている、沖縄の整体師さんのオンラインセッションでお伝えいただいきました。その時、感情の乱れが激しく、手指の関節が痛み始め、心身が悲鳴を上げ始めたことの原因が、娘の小学校入学による環境の変化や、それに伴う忙しさだと誤魔化し

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すべてはいつか解き放たれるために付けられた名前

すべてはいつか解き放たれるために付けられた名前

先日、お家で6歳の娘と、細田守監督作品【おおかみこどもの雨と雪】を観ました。

娘もわたしも、同監督の【未来のミライ】が大好きで、何度も繰り返し観ているのですが、おおかみこども〜は初鑑賞です。

やっと観るときが来ました💚

(以下、少しネタバレあります。)

最初から最後まで、泣きっぱなしでした。

冒頭から、セリフが少なく、美しい音楽とともに、おおかみ男と主人公・花の出逢いから別れまでの、回

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