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毎日のごはんをもっと気軽にしたい|いろはレシピ

「あ〜、今日のごはん、何にしようかな」

なんだか毎日、ごはんを考えることに一生懸命になってる自分に気づいてしまう。

食事は健康な体をつくる大切なもの。

食べることは好きだし、手間暇かけたお料理をするのも好き。だけど、毎日はしんどい。料理に多くの手間と時間をかけていたら、心の余裕がなくなってしまう。

だから、普段のおうちごはんは、「簡単」で「美味しい」のがいちばん!というのが今の結論です。


そんなわたしが食事作りで気をつけている3つのこと

3つのことを意識するようになってから、昔より若く見られるようになりました。主観的にも心が穏やかになりました。心身ともに元気になったということなのかなと思います。

1 なるべくホールフード

できるだけ丸ごと使います。生命体として完全だと言うことは、栄養価も高いと言うこと。だから、お野菜なら皮や根っこまでいただきたいし、お魚なら骨まで全身いただきたいと思っています(大きなものは無理ですが)。

2 たんぱく質多め

筋肉や皮膚を作り、代謝を高めてくれるたんぱく質は、多めにいただくことがわたしの美容法でもあります。
体を絞りたいときは、糖質(炭水化物)はギリギリまで減らしますが、そうでないときは、炭水化物もいただきます。
その時も、精製糖(白砂糖・三温糖・果糖ぶどう糖液)などGI値の高いものは少なめに、食物繊維やミネラルの多い炭水化物を選び、血糖値を急に上げないように気をつけています。精製されてるけど、白いお米も大好き。
なので、不足しがちなたんぱく質を多めに(お肉やお魚なら手のひら1枚分以上)摂ることを意識しています。

3 素材を生かした味を楽しむ

濃い〜味付けも食べたくなる時がありますが、基本的には火を通して少しお醤油を垂らすような、素材を味わう食べ方が好みです。
食事のときは、心に余裕を持って、味わうよう心がけています。
だけど、濃い味をコラボレーションしたようなケーキや、カレーも大好きです。

食事で大切なのは、禁止事項は作らないこと

「添加物は食べてはいけない」「食事はきちんと食べなければならない」など、「してはいけない」「ねばならない」をルールにしてしまうと、食事も生活も楽しくなくなってしまいます。
だから、外食も楽しむし、お持たせでいただいたお菓子も喜んでいただきます。心を硬くするのが、健康に一番よくないと思うので、あくまでも気をつけている3つのことは、“できる限り”と言う感じです。

今の食生活

スパイスを調合したり、温度を管理しながらお料理を作ったり、美味しくて手の込んだものを作るのが大好きです。
だけど、それは、体力も気力もある時の話。

普段は、毎日仕事しているので、おうちごはんは何かと後回しにしがちです。
外食も多いし、駅にある成城石井でついついお惣菜を買って帰ることも(だって美味しいんだもん)。

それに、スーパーで食材を買い足す気力も、家に帰ってから食事を作る体力も残っていないことも多いです。

だけど、本当は体にいいものを作って食べたい。
だから、普段は、手間をかけずに栄養価の高いものをサッと作るのが理想です。

それで、調味料を混ぜたり、味を調整する手間が省ける、お気に入りの「だし醤油」を愛用していました。

すでにお出汁をとって、みりんと醤油と砂糖と塩で完全な味に合わさっている調味料はありがたい存在です。かけるだけで味が決まる。

かつてお気に入りだった「だし醤油」をアップデート

だけど、そのだし醤油が急に売られなくなりました。広島にあったその販売会社に問い合わせると、会社を廃業されるとのこと。
社長さんがご高齢で、跡継ぎもなく、やむを得えず販売停止の決断をしたとのことでした。

「あ〜あのだし醤油もう食べられないのか…」と思い、他のだし醤油も試したけれどなかなかしっくりこない。そのだし醤油は「鯛のだし」がポイントだったのですが、なかなか他にないのです。

「あのだし醤油がなくなるのは勿体無い、なんとかできないか」と考え、思い立ったのが、自分で作ればいいのでは?ということ。
さっそく、広島のだし醤油屋さんに連絡を取り、「御社のだし醤油のレシピを譲ってくれませんか」とお聞きしたところ、ご快諾いただき、だし醤油を作りました。
それが「いろは醤油」です。↓

出来上がるまでも、なかなか大変だったのですが、わたしの監修で岡山県倉敷市の老舗の醤油蔵『とら醤油』さんの全面協力で造っていただき、わたしが販売することになりました。

こだわりすぎてお値段もなかなかになっていますが、食材も味も本当に良いものになりました。

化学調味料や酵母エキスなどの人工調味料を使わず、天然の原材料の旨味を引き出す独自製法まで編み出しました。ちなみにこれでも、わたしにはまだ1円も入っていません。笑
それでも、購入いただいて、喜んでいる方がいらっしゃるのが嬉しいです。
寒いと鯛の脂が固まってしまうときがありますが、それも天然の素材を使っている証。

そして、お料理もとっても楽になりました。

こちらのマガジンでは、そんないろは醤油をつくったわたしが、お醤油に関係なく、体を労わる簡単で美味しいレシピを中心に、お料理のことや、食のことについて綴っていきます。

安心できて、簡単で、体にも心にも優しいごはんで、一緒に普段のお料理の負担を減らしていけたら嬉しいです。

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