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【書籍からの学び】~読書は心の栄養~

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書籍を読んで学んだことを残していきます。『読書は心の栄養である。』教育者である森信三氏の言葉です。学び続けていきます。
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2020年7月の記事一覧

日本の中学校の教員の労働時間と授業時間の関係から考える

日本の中学校の教員の労働時間と授業時間の関係から考える

OECD加盟国等48ヵ国・地域に対してOECDが行った国際教員指導環境調査(TALIS2018)では、次の結果が明らかになっています。
【日本の教員の労働時間と授業時間】
・1週間の労働時間・・・56.0時間(1日あたり約11.2時間)1位
・1週間の授業(指導)時間・・・18.0時間(1日あたり約3.6時間)38位
出口治明著『教えるということ』【角川書店】P.114,115より

日本の先生は

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出口治明著『「教える」ということ』【角川書店】を読んで

出口治明著『「教える」ということ』【角川書店】を読んで

タイトルはおすすめの書籍である。

勉強の基本は、『好きこそものの上手なれ』最近の研究では、『最高の先生が最高の授業をしても、聞いている学生が興味をもっていなかったら、単位を取った後は授業内容をほとんど忘れてしまう』という結果が出ているそうです。P.103

興味や関心がいかに大切なのかが分か一文である。
いかに興味をもたせることができるか。
いかに好きにさせることができるか。
ノートを出させる前

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プラスの3Kとは

プラスの3Kとは何か感動、工夫、希望のことだと言う。

松原泰道先生という方が、心懸けていたことだと言う。

感動する心をいつまでも大切にすることを実行する。

何事にも絶えず工夫することを実行する努力をする。

いかなる状況に陥ろうとも希望をもって生きていく。

人生を豊かにする一つの考え方である。

生き方の中に位置づけていく。

永松茂久著『人は話し方が9割』【すばる舎】を読んで②『4つの拡張話法』

永松茂久著『人は話し方が9割』【すばる舎】を読んで②『4つの拡張話法』

感嘆・・・相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現
『こんなことがあったんだよ』と言われた時に、
『へー!』『えー!?』『わぁー!』『そーなんですかー^^』
感嘆のポイントは2つだといいます。
 ①言葉の後の『!』『?』『^^』
  感情を込めるということ。
 ②『ー』感嘆詞を伸ばすこと。
  この『ー』の部分に人は感情が込もる。
感嘆詞は強烈な力をもっているという。この感嘆詞を使った瞬間、相手の話に

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妹尾昌俊著『教師崩壊』【PHP新書】を読みました。

妹尾昌俊著『教師崩壊』【PHP新書】を読みました。

本の冒頭、教師の自殺について書かれていた。

本書では、『教師崩壊』の危機『ティーチャーズ・クライシス』について、5つに分類して書かれている。

クライシス1 教師が足りない

クライシス2 教育の質が危ない

クライシス3 失われる先生の命

クライシス4 学びを放棄する教師たち

クライシス5 信頼されない教師たち

これらはバラバラに起きているのではなく、互いに関連している同時多発的クライシ

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永松茂久著『人は話し方が9割』【すばる舎】を読んで①

永松茂久著『人は話し方が9割』【すばる舎】を読んで①

本書との出会いタイトルの書は本当におすすめの書籍である。

話すことは生涯大切なコミュニケーション方法だと考えている。

もっと、うまく話すことはできなかったか。

そう思う時がある。

そんな時、先日、本屋で何気なく手に取ったこの本は多くの気づきを与えてくれた。

少しずつ、こちらのブログに挙げていこうと思う。

人が求めている3つのこと今回は相手に9割しゃべらせる『拡張話法』について書く。

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D・カーネギー『決定版カーネギー 道は開ける』東条健一訳【新潮社】より

D・カーネギー『決定版カーネギー 道は開ける』東条健一訳【新潮社】より

D・カーネギー『決定版カーネギー 道は開ける』東条健一訳【新潮社】より引用する。P.262・14行目~P.263まで

◇あなたが神を信じなくてもーまったくの懐疑論者でもー祈りは想像以上に「実用的」で役に立つ。神を信じる信じないにかかわらず、祈りには3つの効能がある。

①祈りは、私たちが悩んでいることを、言葉にするのに役立つ

第2章4で述べたように「そもそも事実を把握していないと、どんな問題に

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妹尾昌俊著『教師崩壊』【PHP新書】をもとに提案する予定

妹尾昌俊著『教師崩壊』【PHP新書】をもとに提案する予定

現場で、誰かが提案しなければならないのだと最近思う。

頃合いを見て、以下の文書を添えて、管理職に話をしよう。

『教師崩壊』の著者である妹尾昌俊氏は、本書の中で次のように書いています。

 ◆神林寿幸氏の研究結果(1950年~60年代ならびに2010年前後に国や教職員組合が公立小中学校教諭を対象に実施した14の労働時間調査を分析したもの)を参考にすると、昔より忙しくなった理由として次のことが考え

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『明日、この人と会えなくなるかもしれない』

『明日、この人と会えなくなるかもしれない』

小林正観著『ありがとうの魔法』【ダイヤモンド社】P.156に書かれている言葉である。

本書での学びを以下にまとめる。

『今度会ったときに、楽しい時間を過ごせばいいや。』

と思うのではなく、

『今、目の前にいる人は、明日、会えなくなるかもしれない』

そう思い生きていく生き方もある。

亡くなった人を悔やんで悼んで、それで自分の心を痛めるという方

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安宅和人著『シン・ニホン~AIデータ時代における日本の再生と人材育成~』【PUBLISHING】より学んだこと

安宅和人著『シン・ニホン~AIデータ時代における日本の再生と人材育成~』【PUBLISHING】より学んだこと

タイトルはおすすめの書籍である。

例えば、以下のことについて、多くのデータをもとに指針が述べられているのだ。

・現在の世の中の変化をどう見たらいいのか

・日本の現状をどう考えるべきか

・企業はどうしたらいいのか

・すでに大人の人はこれからどうサバイバルしていけばいいのか

・この変化の時代、子どもにはどんな経験を与え、育てればいいのか

・若者は、このAIネイティブ時代をどう捉え、生き延

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『働く』とは・・・ 小林正観著『ありがとうの魔法』【ダイヤモンド社】より

『働く』とは・・・ 小林正観著『ありがとうの魔法』【ダイヤモンド社】より

本書のP.62~65を読んでの学びを記す。

『働く』という言葉の反対語は何か。

それは『はた迷惑』である。

その反対に、まわりの人(はた)をラクにすることを『はた』『らく』(=働く)という。

『働く』とは、常に喜ばれる存在でいることであり、『自分以外の人に対して、喜びを与える』ことを『働く』というのである。

稲盛和夫氏の書籍に多く書かれている『利他の心』と通いる部分が多くある。

成功者

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