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震災の語り部と人権研修講師活動の報告

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#阪神淡路大震災

阪神淡路大震災から29年目をむかえるにあたって

阪神淡路大震災から29年目をむかえるにあたって

阪神淡路大震災から29年目をむかえるにあたって、図工専科時代に描いた1.17の視聴覚教材、
「じしんがおきた日」について振り返ります。

2008年に前任校の子どもたちに読み聞かせたいと描きあげた「じしんがおきた日」は15年間独り歩きをしました。

まるで絵そのものが意思を持ったように、必要としている人達のもとへと進んでいきました。

共同通信社、神戸新聞、讀賣新聞、産経新聞、京都新聞…

全国の

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リーダーの再建を望む子どもたち

リーダーの再建を望む子どもたち

選挙演説に耳を傾ける小学6年生。
関心のある分野が歴史と政治と鉄道。
中華民国建国の父、孫文の100年前の演説をBGMにして机上でプラレールとマイクラを楽しんでいる。

この一風変わった我が子がつぶやいた。

「選挙権が早くほしい。あと7年も待たなきゃいけないのはつらいな。」

我が子からこんな言葉が出てくるのはなんというか…誇りだ。

「山本太郎さんと佐野ひろみさんの演説をどうしても真ん前で聞き

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積極的にプチ不登校。震災の記憶から学ぶ、生活の適度な負荷とリアル対面の必要性

積極的にプチ不登校。震災の記憶から学ぶ、生活の適度な負荷とリアル対面の必要性

息子、小学校生活最後の1年間。

6年生を前にして思うこと。

積極的にプチ不登校というカタチを探ってきた2年間。

彼のリズムが理解でき、週に2.5日登校が定着してきた。

中学の進路は決まった。

人里離れた浜の学校へ進学する。

もう親子で〝楽しみ〟しかない。

寝んごろに息子とよくこんな会話をする。

息子「はぁ〜明日は学校かぁ。」

私「小学校生活ものこりわずかやん。
そうちゃんが持って

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震災紙芝居『みいたんとぽーちゃん』 読み聞かせ 長岡京勝龍寺にて

この度、幼保園の先生方からの御希望で未就学児童さんから分かる震災紙芝居を描かせていただきました。11月7日に長岡京の勝龍寺にて初めての読み聞かせをさせていただきました。
この動画ではカタリベ活動の趣旨と原画を紹介しています。

米光智恵〜Chie Yonemitsu〜
プロフィール

小学校3年生の時、阪神淡路大震災で自宅が全壊。旧ユーゴスラビア(現セルビア)政府が企画した被災児童を励ますための招
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『はじめまして』とアートのお話

『はじめまして』とアートのお話

●講演内容

ご挨拶(約1分半)

① プロフィール
 『アートとの出会い』1:45-3:00(約1分半)

② AとRとTのお話 3:03-5:36(約2分半)

③ 大人の図工塾コミュニティ3本の柱
〜家庭支援、学校支援、居場所づくり〜
  5:37-12:19(約7分)

④ 〝癒し〟としてのアート
12:22-15:31(約3分)

⑤ 震災と
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阪神淡路大震災から26年 講演と交わりのひととき 防災公園前から

昨日の講演1時間半の内容を18分におさめました。

【あの日から26年】

「1.17を決して忘れない。」

そう何度も唱えてきた言葉に

「忘れたい。」

という矛盾を感じながら、
私たちはこの場に立ちます。
あの日失われた命、
そして今日までに失われてきた命を
みんなと一緒に覚えるために。
命の鼓動を共に感じ、
痛みを分かち合えたなら、
壊れかけたハートがじんわりと震えます。
そんな温かな瞬間
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