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どこでも街歩き

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趣味と言うか、生活の一部となっている街歩き。平日のランチタイム後の職場周辺や、休日の地元での街歩き、外出や旅行での駅などを拠点としたウォーキングなど、ちょっとしたきっかけで歩き始…
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#京都

■鉄ドボ in KYOTO■②:阪急西京極駅に眠る不思議な鉄道橋をめでる

■鉄ドボ in KYOTO■②:阪急西京極駅に眠る不思議な鉄道橋をめでる

勝手に「鉄ドボ」みたいなタイトルをつけています(笑)。京都出身で、実家付近で仕事をして、少し帰省した週末。鉄なブラブラ街歩きを楽しんでいます。前回は、阪急京都線西院駅から、土木遺産になっている地下線坑口を眺め、西京極駅に向かってきました。(前回の記事はこちら)

今回は、盛土築堤上にある、阪急西京極駅と、その付近にあるちょっと変わったものをいくつかご案内します。

■謎の1線分の空きスペースと、不

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■鉄ドボ in KYOTO■①:阪急電車の一線級土木遺産と、それを渡る通りのお話

■鉄ドボ in KYOTO■①:阪急電車の一線級土木遺産と、それを渡る通りのお話

私の生まれ故郷は、京都市の西の端の部分です。最寄り駅は、阪急京都線。子供の頃から何気なく乗っていた路線で、この沿線は知り尽くしたと勝手に思っていましたが、いざ改めて街歩きをしてみると・・・

うわ!!すごいわ!!何これ!!

という発見の連続です。今回も、そんな発見をしに、元々よく知っている沿線を歩いてきました。

■西院駅からスタート

街歩きのスタートは、阪急西院駅。ここを歩くのは、実は2回目

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▼京都・伏見の鉄分高め散策▼④:軍都・疎水・地名・・通なスポットめぐり

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼④:軍都・疎水・地名・・通なスポットめぐり

伏見区内の街歩き、鉄道路線の変遷や、JR・近鉄・京阪電車の踏切を訪ねるという、ちょっとマニアックな切り口で歩いていましたが、それと同時に、色々と通なスポットをめぐる散策をしましたので、それを紹介します。
(前回までの記事はこちら)

■軍都:伏見区の藤森付近を歩く

まずは、明治時代の旧版地形図を眺めてみましょう。伏見区の今の京阪電車の伏見稲荷駅~墨染駅付近には、実に沢山の軍の施設があることがわか

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▼京都・伏見の鉄分高め散策▼③:伏見区内踏切を愛でる街歩き(後編:京阪電車は踏切天国)

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼③:伏見区内踏切を愛でる街歩き(後編:京阪電車は踏切天国)

伏見区内の鉄道街歩き。JR、近鉄、京阪が走るこの街。JR桃山駅から歩き始めたら、踏切を見て歩くのが楽しすぎて・・(笑)。最も踏切が沢山ある、京阪電車は、いわば「踏切天国」なのです。そんな京阪電車沿いに街歩きを楽しみました。(前回の記事はこちら)

■藤森駅からスタート

藤森駅から、ちょっと北側へ。藤森駅付近のすぐ東側には、琵琶湖疎水。そこに架かる橋は、

藤森駅は、実は元々の駅名は、「師団前」。

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▼京都・伏見の鉄分高め散策▼②:伏見区内踏切を愛でる街歩き(前編:JRと近鉄)

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼②:伏見区内踏切を愛でる街歩き(前編:JRと近鉄)

お正月の京都帰省の際に歩いた伏見区内。実はあまり行先を決めずに散策していたのですが、今回は踏切を歩くのが楽しくなってしまい、「踏切を愛でる」ことが、一つの目的になってしまいました(笑)。それ以外にも、前回の記事で紹介した、複雑な路線の変遷なども興味深いです。(前回の記事はこちら)
では、踏切を愛でる街歩き、楽しんでいきましょう。

■JR奈良線(桃山→JR藤森間)の踏切を愛でる

【JR-①:大手

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◎保津峡駅と嵯峨野観光鉄道を訪ねる旅 【後編】トロッコとその周辺を散策する

◎保津峡駅と嵯峨野観光鉄道を訪ねる旅 【後編】トロッコとその周辺を散策する

10月の3連休のひととき。所用があり、京都の実家に帰省することとなり、日中に少し時間ができたので、行ってみたいと思った場所が、ずばり、保津峡駅と嵯峨野観光鉄道のトロッコに乗ること、でした。前編では、現在線である、JR嵯峨野線の保津峡駅から、旧線である、嵯峨野観光鉄道のトロッコ保津峡駅までを歩きました。(前回の記事はこちら)

今回のメインは、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車に乗ることですが、意外とこれ

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◎大都市近郊区間の「秘境駅」京都・保津峡駅を訪ねて 【前編】新旧の現役の駅を訪ねる

◎大都市近郊区間の「秘境駅」京都・保津峡駅を訪ねて 【前編】新旧の現役の駅を訪ねる

保津峡駅は、JR嵯峨野線(山陰本線の、京都~園部間の愛称)の中の駅の一つです。京都市と亀岡市の境にあり、観光ルート化されている、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車や、保津川下りの船が通ることでも知られており、そのコースの途中の山の中にある駅です。この駅の周辺には、民家は全くありません。人里は、ここから3kmくらい離れた、水尾地区しかありません。ここは、「秘境駅」にもノミネートされている駅です。

この保

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【2022:今年1年を振り返る】街歩きを通して見えたもの

【2022:今年1年を振り返る】街歩きを通して見えたもの

2022年の大みそか。今年は家族に受験生がいたりするので、帰省せずに地元・八王子市南大沢でゆっくり(!?)過ごしています。ここでは、そういう時に今年1年を振り返り、来年を展望してみたいと思います。(何だかスペシャル番組みたいなことしてるかも(笑))

■noteでの創作

noteさんの、「2022年の記録」という特設サイト、面白いですね。これを使って、どんな感じだったかを見ると・・・、執筆の状況

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★京都・土木学会を歩く★③全国大会の翌日に

★京都・土木学会を歩く★③全国大会の翌日に

京都での土木学会全国大会は、9月14日~16日の期間で行われました。対面開催された大会に参加し、色々と学びや刺激の多い有意義な3日間を過ごしました。

3日間の合間を縫って、京都の町や大学の周りを久しぶりに探索しました。とても懐かしい散策でした。
(前回の記事はこちら)

今回は、学会が終わった翌日、実家に少し帰省しつつ、京都大学で開催された研究会に参加するために再び京都大学まで行きました。その途

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★京都・土木学会を歩く★②京都大学周辺を歩く

★京都・土木学会を歩く★②京都大学周辺を歩く

久しぶりに対面開催された土木学会。2日目、3日目は、京大吉田キャンパスで学術講演会が開催されました。3年前までは当たり前に開催されていた全国大会。ここ2年間は、オンラインやリモートでの開催でした。今回は対面ということでしたが、正直なところ、本当に開催されるのか?と直前まで心配していましたが、現地を訪れてみると、3年前とほぼ変わらない大会が戻ってきていて、久しぶりの再会を多く果たすことができました。

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★京都・土木学会を歩く★①国際会館・四条周辺を歩く

★京都・土木学会を歩く★①国際会館・四条周辺を歩く

9月14日~16日にかけての3日間、私の所属する土木学会では、全国大会を京都で開催しました。3年ぶりの対面開催となった学会。数千人の参加者を集める大型イベントが帰ってきました。私自身は、その中で討論会の企画・運営や、学術講演会での発表・聴講、エクスカーションツアーへの参加などの任務をこなしつつ、旧友やお世話になった方などと再会し、学会の3日間を過ごしました。その際に京都で見た風景などを紹介したいと

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★土木街歩き★京都・鴨川ドボク巡りのエクスカージョンツアーへの参加

★土木街歩き★京都・鴨川ドボク巡りのエクスカージョンツアーへの参加

2022年9月14日~16日に、土木学会全国大会が京都で開催されました。ここ2年間は参加者が集まる行事ではなく、オンライン上での行事になっていたので、3年ぶりの対面開催となりました。最初は本当に開催されるのか?などと気になっていましたが、無事に開催されました。

その中で、9月15日に開催された、エクスカーション企画に参加しました。鴨川周辺のドボクな魅力的なスポットを、ドボク街歩きのエキスパートで

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【南大沢土木構造物めぐり(番外編)】No.98 「やとのいえ」のもうひとつの舞台

【南大沢土木構造物めぐり(番外編)】No.98 「やとのいえ」のもうひとつの舞台

今回は、地元・南大沢や多摩ニュータウン周辺の街歩きではありません。が、前回の探索に関係があるので、「番外編」としたいと思います。

探索した場所は、多摩ニュータウンから離れた、京都の嵐山から愛宕山の麓に向かう坂の途中にある、愛宕念仏寺。実は、前回紹介した「やとのいえ」という絵本のモチーフとなった羅漢像があると知り、このタイミングで京都で学会が開催されたので、この機会に訪れてみることにしました。

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★京都で街歩き★④:新幹線の待ち時間を利用したプチ旅

★京都で街歩き★④:新幹線の待ち時間を利用したプチ旅

7月の京都への帰省の最終日。新幹線に乗ろうと京都駅に着きましたが、まだ1時間くらい時間がありました。京都駅は連休最終日の大賑わいなので、どこかで時間を潰したいと思ったら・・目についたものがありました。それは・・・、

プチ旅の行先は、ここに決めました。

ということで、東寺駅まで近鉄電車で一駅のプチ旅をして、そこから歩いて京都駅に戻ってきます。今昔マップで見た東寺駅周辺、実はこんなに違っています。

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