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「自衛隊に9条が違反している」(西部邁)について考える

「自衛隊に9条が違反している」(西部邁)について考える

小林よしのり「ゴーマニズム宣言2ndSeason1」に次の記述がある。

【みなぽん】憲法と言えば西部邁さんも日本の占領期にGHQに作られた現憲法には批判的でしたね。
【西部邁】9条に自衛隊が違反しているのではなく、自衛隊に9条が違反している。
【みなぽん】これは名言でしたよね。
【よしりん】自衛隊はあって当たり前。
本来は独立国家は軍隊を持つのが常識であり、それは国家の不文のルールのはずだ。
憲法9条が常識に違反していると西部氏は言ったのだ。
軍隊を持たないなら、米軍に守ってもらうしかない。
つまり日本は、米国の「保護国」あるいは「属国になるしかない。
9条と米軍駐留はセットだからな!

【】部分はボクが追加した。

ボクも、東大法学部で、9条と自衛隊のことを教えてもらったとき、これは自分の立場を安易に決められる問題ではないな、などと思い、

後の課題にしよう・・・、などと言ってる間に、10年以上の年月が経ってしまった。

未だに、この問題については、よしりんのいう

「高見猿」(わかりやすくいえば、結論を決めずに偉そうに高見に立っていることを表現したさま、みたいなものだよ。)

を決め込んでいる。

でも、この西部氏の

「自衛隊に9条が違反している」には、だいぶ、ビビっと来た!

以前の記事で、ボクは、いつのまにか「親米」になっていて、その思考の背後には

「アメリカに守られてきたから、戦後何十年も、本格的な侵略を受けていない」

・・・的な思考が、例えば、ある、みたいに書いたのを覚えている。

しかし、よく考えたら、

日本が、アメリカに従属している現状の一因は、アメリカに守られていることにもあるわけで。

日本が真の独立国になるためには、やはり、自前の軍隊を持たねばならないだろう。

・・・という点では、やはり、9条は改正して、日本は軍隊を持つべきだと、ボクも思い始めているのかもしれない。

しかし、よしりんのいうように、

集団的自衛権を認めた上で軍隊を持てば、アメリカの侵略戦争に、自国軍を出さねばならない。

あくまで、集団的自衛権はとっぱらった上での、自国軍創設でなければならない。

つまり、

「個別的自衛権だけだ」とハッキリさせた上で、9条を改正し軍隊を持つ、というのが、落としどころとしては、妥当な線だろう。

・・・などと、ボクも思い始めている。

でもさ、これって、

結論がよしりんと同じなのよね。

オレってよしりんに、知らず知らずのうちに洗脳されてんのかな??(笑)

まあ、厳密にいえば、未だに高見猿だけどね。でもこれってズルいよね・・・。いつかは、結論を出さねばならない問題だろう。

この点について、アナタはどう考えていますか??やっぱり、高見猿??(笑)

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