マガジンのカバー画像

私のいろんな考察

119
私の考察をまとめた作品集です
運営しているクリエイター

#状態

キロンとカオス

キロンとカオス

キロンが土星領域と天王星領域を通過する、変化変容をもたらすポイントであることは、占星術的にある程度共通認識の事だと思います。(※それについて詳しくは別の考察(キロンの活用法)を読んでください。)しかし、何故キロンは強固な土星を打ち破る事ができるのか?という事についての考察です。

その解釈には現在の人類学から考えられている神の概念についての研究が、視界をクリアにしてくれます。例えば、中沢新一という

もっとみる
神の発明

神の発明

高次対称性を持つスピリット同名の中沢新一(著)の本で述べられています
いわゆる、唯一神型の高神とアニミズム型の来訪神が
どのように生まれ、そして現在の私達の精神に
どのように関係しているかを、簡単にまとめます。
(※詳しく知りたい方は、
「カイエ・ソバージュⅣ 神の発明」を読んでみてください。)

さて、
まず一番初めの「神」なる概念の感覚をなるたけ
分かりやすく説明するなら、生まれたての、もしく

もっとみる
多次元の話 その3(次元上昇とは?)

多次元の話 その3(次元上昇とは?)

インド哲学などを読むと自分の我などを「手放す」
という表現がよく現れます。

仏教でも同じように自分の悪癖を「手放す」というような
内容があります。これを極端に受け取って「手放す」=「禁欲」
と考えた方も多いのですが、しかし、はっきり言ってこの二つは
異なる考えです。

「手放す」というのは、それに「しがみつかない」という話で、
それを「してはならない(禁止)」では無いのです。

例えば、自分はい

もっとみる
人の作り出す宗教の3層構造について

人の作り出す宗教の3層構造について

これは、中沢新一さんの話の中に出てくる
宗教や、瞑想や、精神の構造についての話です。

色んな著書にちょっとずつ記載しているのですが、
中沢さん的には当たり前なために、あまり詳しく
書いてくれていないように思うので、私なりに
簡単に表現しました。
(おそらく、詳しくはチベット仏教などの本に
書いてあると思いますので、しっかり知りたい方は
そちらをご覧ください。)

さて、中沢新一さんは、著書「アー

もっとみる
夢を見る人と見ない人の違い

夢を見る人と見ない人の違い

『”夢を見る人”と”見ない人”の違いは
 ”外的世界”と”内的世界”のエネルギー
 の配分の結果だと思います。

 外的にエネルギーを充分に使っている人は、
 内的な夢を見るためのエネルギーが不足する。
 (その為に見ない)

 逆に
 内的な夢を見ることにエネルギーを使っている人は、
 外的に活動するエネルギーが少ない状況なのだと思います。』

よく「わたし夢を見ないんですけど」
という事を言わ

もっとみる
無意識に対する各々のアプローチ

無意識に対する各々のアプローチ

現時点で私が思っている、心理系にまつわる構造図です。
一応補足で

A または B :ユングの言う無意識(集合的無意識)に、意識が取り込まれて社会的活動ができない状態

A´:意識による世界との関係が強く唯物主義的な世界観を持っている状態

A´´:北半球の意識を尊重する社会に適応するために、一部の欲求や記憶を無意識の領域に押しこみすぎて、通常の生活が難しくなっている状態

B:先の補足に加えて、

もっとみる