「流浪の月」‐凪良ゆうさん
*2冊目* 東京創元社
凪良ゆうさんの作品
「流浪の月」
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あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
「BOOK」データベースより
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はぁーっ。面白かった。
すごく面白かった。
すごく良かった。
読む小説じゃなくて
自然と文章を目で追ってしまうような
読ませる小説でした。
最後まで読み終わった時に
この二人の愛の形に文句をつける人なんて
居ないよって思ったけど
それは本を読んだからであって
何も知らずに見た時に
わたしはどんな事を思うんだろう。
世間一般的な「正しさ」から外れた
人たちを描いているお話。
でも「正しさ」ってなんだろう。
正義を振りかざす事が正しいとは限らないし
優しさが時に人を
がんじがらめにする事だってある。
本当の事は誰にも分からないし
それが本当の事なのかも分からない。
事実と真実は違う。
この本を表す言葉はこの一言だと思う。
それでも、更紗ちゃんにも文さんにも
このまま穏やかに暮らして欲しい
って願うのは私のエゴなのかな。
詳しい感想はブログに書いているので
良かったら足を運んでみて下さい☻
https://book-diary.hatenablog.jp/