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総合商社ニュース(3月~4月上旬)

こんにちは!
新卒で総合商社に入社し、社会人3年目になりましたYasuです。

就活アドバイザーとして22卒就活生のサポートも行っていますので、Twitterやnoteでお気軽にご連絡ください。

今まで週1のペースで総合商社関連のニュースを紹介してきましたが、
暫くは投稿頻度を落として投稿させて下さい。

お恥ずかしながら、少し業務が忙しくなってしまいました。。。

最近、カバーできていなかった3月~4月中旬の注目ニュースを紹介します。

どれも重要度の高いニュースになりますので、総合商社志望の就活生、商社株を検討されている投資家の方、漠然と商社ニュースに興味のある方は
ぜひ参考にしてみて下さい。

筆者ってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
趣味:読書とスポーツ全般
出身大学:MARCHレベル
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
学歴で諦めない、攻めの姿勢の就活を応援します!
profile:https://note.com/bookbility/n/nfd1539ae83ba

総合商社ニュース(3月~4月上旬)

2021年3月~4月上旬までの総合商社関連ニュースを紹介していきます。
情報元のURLも貼っておきますので、詳しく知りたい方はそちらもチェックしてみて下さい。

ニュースの概要を箇条書きした後、私の所感を書いていこうと思います。

商社、新卒「一芸採用」

まずは、就活生に読んでもらいたいのがこの記事。
5大総合商社が新卒採用で、学生の専門的な強みを評価する「一芸採用」を進めていくとのことでした。
各社の取り組みをざっくりまとめてみます。

三菱商事 :新規事業立案に関するインターンシップを実施
三井物産 :デジタル人材に特化したインターンシップを実施
伊藤忠商事:会社説明のオンライン配信を実施
住友商事 :アイデアや創造性を評価する「デザイン選考」にて採用
丸紅   :各部署ごとに採用を行う「キャリアビジョン選考」を開始

総合商社の生業は時代の流れを先読みしてニーズを拾い、新規ビジネスを創出することですので、通常選考とは別枠で、専門的なスキルを持った学生を獲得していくべきだと私自身も思います。

・特に注目したのは三井物産のデジタル人材の採用。
DXは各社の注目トピックだと思いますが、まだまだノウハウ不足です。
次のビジネスを狙った、アグレッシブな採用方針ですね。

・次に丸紅のキャリアビジョン採用。

商社=配属リスクがつきもの
といったイメージを持っている方はいませんか?
部署ごとに採用を行えば、学生が思い描いたキャリアを実現しやすいですし、やる気のある社員が増えますよね。

今後も専門性を持った学生の獲得は進んでいくことでしょう。
23卒の人も注意深く採用方針をフォローしてください。

GE、コロナで崩れた鉄壁

・米ゼネラル・エレクトリック(GE)の世界首位の航空機リース部門(GECAS)をアイルランドの航空機リース世界2位のエアキャップと統合すると発表。

・新型コロナウイルスに伴う、旅行客の大幅な減少が同社の安定的なビジネスモデルを破壊した。

住友商事:2012年、共同で英大手銀からリース事業を買収して事業を統合
丸紅:19年にみずほリースと米航空機リース大手エアキャッスルを買収

・丸紅は今後、旅客需要は年4%程度の従来の成長ベースに戻ると想定

今後も航空機リース事業にて、総合商社が減損を出す可能性がありそうですね。

決算発表にて注目しましょう。

大手商社、脱炭素ビジネス急ぐ…CO2地中貯留・アンモニア燃料

最近ですが、総合商社の脱炭素関連のビジネスが取り上げられていました。

日経ではよく掲載されるトピックですが、全国紙の読売新聞で1面を飾るのはかなりレアな話です。

脱炭素というトピックがビジネス層だけではなく、一般層にとっても重要度が増してきている表れかもしれません。

三井物産:二酸化炭素(CO2)の地中貯留に取り組む英国企業に出資
→コストの高さが課題ではありますが、地中貯留という解決策は今後注目されそうですね。

三菱商事:アンモニア生産時に発生するCO2の地中貯留を検討
伊藤忠商事:船舶用アンモニア燃料の供給事業を推進
住友商事:シンガポールで船舶用のアンモニア燃料の供給事業を推進

→3社は燃焼時にCO2を発生させないアンモニア燃料に着目しているようです。
特にCO2の排出量が多いと批判されている船舶業界での活用が期待されます。
負荷が大きい業界から広げていくという発想に共感しました。

双日:2050年までに原料炭権益からの撤退を表明
→一時期、トレンドでしたが火力発電からの撤退もサステナビリティの実現に向けた重要な要素ですね。

就活生の皆さんはぜひ脱炭素というキーワードを大事にしてほしいですし、投資家の方々も各社がこの流れについていけるか、フォローすると良いかと思います。

バフェット氏の出資を皮切りに今後海外の投資家が増えてくると予想していますが、間違いなく脱炭素から外れた商社は厳しく非難されるでしょう。

伊藤忠が新入社員にサプライズ 桜300本、海外中継も

最後に紹介しますのは、かなり柔らかいトピック。
今月行われた入社式についてです。
就活生の皆さんもあと1年後ですね!

今回は、伊藤忠の入社式が大きく取り上げられていました。

新入社員120名を祝うために用意されたのはなんと満開の桜300本。
1階エントランスにはレッドカーペットがひかれ、かなり豪勢な式となりました。

海外の駐在員ともオンラインで繋ぎ、就活生が一礼するシーンも…

ここまで歓迎されたら、頑張ろう!という気持ちになりますよね。
とても心温まるニュースでした。

まとめ

3月から4月上旬までの総合商社関連のニュースを紹介してきました。
脱炭素は引き続き注目トピックですね。
航空機リース事業の現状は、5月の決算で確認していきましょう!

今後もこうした総合商社のニュースを配信していきますので、ぜひフォローお願いします。

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