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初恋という狂気の日々

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自分が体験した 初恋の思い出です 笑い話のつもりで皆さん読んでいただければ幸いです
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#初恋

初恋という狂気の日々 第四十章〜四十一章

第四十章 好きな人前章から数週間が過ぎて、体育大会の時期が近づいてきた。自分のクラスは程よく盛り上がりつつ楽しむ雰囲気となっていた。

私は並び順的に近い 美人さんに話しかけた「仲良い温厚は生徒会役員だから、管理者席に行っちまって ちょい退屈そうだな」

美人さん「そうなのよ〜 私を置いて許せない」

私「置いていったとは違う気もするけど…(苦笑)」

美人さん「でもテラバドも 詞ちゃんが遠くな

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初恋という狂気の日々 第二十六章〜第二十七章

初恋という狂気の日々 第二十六章〜第二十七章

第二十六章 助け合いいきなりだが、私は中2の時は完全に陰キャ枠だった

クラスの男子とは無難な関係を築いたつもりだが、クラスの女子とは相性がとことん悪かった
(今思えば自分の言動や性格 態度にも問題点は多くあったので、嫌われて当然な部分もあると反省はしている)

なので クラスの女子 7割とは話さないでいた
しかしながら 仲悪さんを中心に私の悪口である時から盛り上がる様になる

最初は「あーまたな

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初恋という狂気の日々 第二十五章

初恋という狂気の日々 第二十五章

第二十五章 身の程知らず 分相応選挙も終わり 次は合唱コンクールとなった
絢辻さんは他クラスなので、どんな状況なのかは彼女から聞いた情報くらいしかなかった
絢辻さんが様子について喋る
「ウチのクラスはある程度 統制は取れているんだけどねぇ……いかんせん 合唱委員会の担当がアレだから困る はっきりいって……無能 全く何で無能が仕事をやりたがるんだか…… 身の程をわきまえて欲しい
結局 伴奏のわ

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初恋という狂気の日々 第十六章

初恋という狂気の日々 第十六章

第十六章 絢辻詞秋になると 合唱コンクールといった文化系の行事が開催される
彼女はピアノが弾けるので、実行委員は別で存在するにも関わらず、この行事でも管理人的ポジションに自然となった
彼女は練習の度に毅然とした振る舞いでクラスに指示と助言をする 私には専門外なので、傍観することしかできない

そうして 多忙で役割が過多過ぎた日々は彼女を疲労させた 私は前章で書いたように、話を聞いて彼女に共感

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初恋という狂気の日々 第十二章

初恋という狂気の日々 第十二章

第十二章 ギャップ萌え5月下旬頃だろうか 小6の時に遊んだ面子でまた集まった

そこで各々のクラスの印象だったり、自分達のポジションについて話題になった

そこで 彼女が優等生ポジションを確立したことが話題となった時に 面子の一人(友人Aとする)が発言した

友人A「お前と同じ部活にいて俺と同じのクラスの温厚さんってスゲーよな 優しいし富裕層の家庭だから教養深い よく仲悪さん ラジオさんと話してる

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初恋という狂気の日々 第十一章

初恋という狂気の日々 第十一章

第十一章 内に秘める疑念そして決意 楽しかった春休みも終わり 中学校の入学式の日となった 前章でも書いた通り 私の小学校は9割同じ中学に進学する そしてそこに別の小学校から進学する人が組み合わさる感じである

なので 新しい学校生活という新鮮さはあまりなく とりあえず今までより忙しく勉強が難しいなる位の認識であった

そして来る当日 まず最初にクラス名簿が配られる
私は幼稚園から仲良しだった友人が

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初恋という狂気の日々 第十章

初恋という狂気の日々 第十章

第十章 当たって砕けろ
季節は過ぎて冬休みも明けた 1月の下旬だろうか
小学六年生なので 卒業アルバム制作を担当班ごとに行うこととなった

そしてこの担当分けでも どういった経緯かは忘れたが、また彼女と同じ班になった

この頃になると友人関係は確立していたので、遠慮なく話せる関係性だった

そんな中 同じ班の仲良くなった数人で土日に遊ぼうという話が浮かぶ もちろんその中には私も彼女もいた

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初恋という狂気の日々 第九章

初恋という狂気の日々 第九章

第九章 偶然の重なり〜修学旅行編〜 前章で話した黒歴史を自覚してからは、あまり彼女とも話さない様にしていた

そんな日々が数カ月と過ぎて夏休みが開け新学期になった
新学期が開けると 修学旅行がある
修学旅行とはいっても所詮は小学生なので 基本的にクラス行動であまり自由もないなのだが、班行動をする場面が無いわけではなかった

そんな班行動 男同士 女同士は話し合いですぐに決まり、男女の組み合わせ

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初恋という狂気の日々 第八章

初恋という狂気の日々 第八章

第八章 思い込みによる慢心春休みが明けて、小学六年生に進級となる
そして進級初日 クラス発表が行われた

私は誰と同じだろうか?とワクワクしながらクラス名簿を見た そして驚いたのである

彼女がまた同じクラスではないか

これで彼女とは小学四年生〜六年生の三年連続一緒のクラスとなったのである

しかも驚愕したのは それだけではない

最初の席順で隣席が彼女ではないか

私はこの時 心の中で これ

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初恋という狂気の日々 第五章〜第七章

初恋という狂気の日々 第五章〜第七章

第五章 想いの序幕小学校四年生も終わり、小学校五年生に進級となった訳だが クラス替え名簿を見た時に私は最初 幼稚園の時から仲が良い友人と一緒になり嬉しかった。そしてしれっと彼女が何組か確認してみたら‥‥‥

彼女が同じクラスなのである

そして それだけならまだしも クラス替え直後の席順で彼女の位置が私の隣なのである
ちなみに担任教師も小四の時と同じ先生だった
この先生もそこまで嫌いじゃなかったの

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