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初恋という狂気の日々 第九章

第九章 偶然の重なり〜修学旅行編〜

 前章で話した黒歴史を自覚してからは、あまり彼女とも話さない様にしていた 

そんな日々が数カ月と過ぎて夏休みが開け新学期になった 
新学期が開けると 修学旅行がある
修学旅行とはいっても所詮は小学生なので 基本的にクラス行動であまり自由もないなのだが、班行動をする場面が無いわけではなかった

そんな班行動 男同士 女同士は話し合いですぐに決まり、男女の組み合わせはいつの間にか決められていた

そして 偶然の重なりがまた起きてしまった

彼女がいる女子グループとの組み合わせになったのだ

自分の内心は嬉しいような気まずいような気持ちが半々でリアクションに困った 
けれども同じ班になってしまったからには イヤでも話さなくてはならない場面が出てくる (あれ?この文どっかで書いてきた気がするけど まぁいいか)


ちなみに ここで班員の構成を説明しておくと
男子
・私(以降 テラバドと表記)
・時刻表好きな幼なじみ(以降 時刻表くんと表記)
女子
・初恋の人
・初恋の友人(よくラジオの話をしていたから 以降ラジオさんと表記)
・仲悪さん(前章で登場済)


話を元筋に戻して 

そして修学旅行当日 班行動の時間となった

私は成るようにしかならないと半ば流れに身を任せる形で 行動することを決めた 

そして 目的地へと班員一同で向かう道中 自然と班員話すので、初恋の人とも喋る流れとなり私は久しぶりに会話をした 
時間経っているからか、案外初恋の人は黒歴史について気にしてなさそうだった 
そのまま 去年の様にまた他愛もない会話でまた盛り上がることができた

そんな中で彼女から驚きの発言が飛び出した 
初恋の人「テラバドみたいに気楽に話せる男子がいてよかったわ 私 あまり女子と話すの好きじゃないのよね〜 男子と関わってる方が楽じゃん?」

まさかそんなコト言われると思ってなかったし、おいおいそんな調子で大丈夫かと心配にもなりつつ 私は返答した 
私「たしかに女子はドロドロしてたりするもんな でもラジオとか仲悪とか仲良い女子はおるやろ? やっぱ女子と話す方が通じるもんじゃないん?」

初恋の人「まぁたしかに 仲良い女子はいるけどね〜 私男みたいなトコあるからwww 女の魅力なんて無い無いwww」

私の心の声❨そんなこと全く無いんだけどなぁ‥‥君を想ってるだなんて気づかないかぁ❩

そんな会話を見ていたのか 時刻表くんある一言を放って流れが変わった 
時刻表くん「そういや昨夜は恋バナで盛り上がったよなwww」  

初恋の人「え?!テラバド好きな人いんのwww 誰々誰?」

ものすごい勢いで私に近寄り聞いてくる 
私は赤面で黙り込むことしかできない というかこんな反応してるんだから気づけよとも感じていたけど

さすがに嘘をつくわけにもいかないので 「いつか誰も聞いてない時に言うかもしれない」 とその場を逃げ切るしかなかった

そうして 修学旅行も無事に終わり 関係修復も出来たのであった

しかし 今思えば この時すでに彼女が発言した内容からして、狂気の日々が近づいていたことは一目瞭然だったのかもしれない 

 狂気の日々まではあともう少し‥‥‥

この記事の時点での時系列 

小学6年生秋 出会って約2年以上


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