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「問い」の手帳

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コーチは、相手(クライアント)がもつテーマ、そして目標を軸に、目標達成や能力開発のための対話を「問い」を中心にテイラーメードで組み立てる仕事です。 このマガジンでは、シーンと共に… もっと読む
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記事一覧

思考の奴隷になっている、と感じたら

思考の奴隷になっている、と感じたら

「もっと考えろよ」「考えればわかる」と、考えることが前提かつ強要される一方で、それを前提とし、思考が得意な方でさえ「もう考えたくない」「考えることから、離れたい」と感じる時があります。

合理的性を編み、積み上げ続ける思考優位の前提に限界を感じる時〜というテーマでお話してみました。
コーチとして使っている問いも少しご紹介しています。

テーマに関連して、外で撮影しています。
天気が良かったので、鹿

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テーマが見つからない時に、隠れていたテーマを見つける問い

テーマが見つからない時に、隠れていたテーマを見つける問い

コーチングセッションでは、コーチングカンバセーションに入る時(簡単にいうとコーチングを始める時)、何について話していくか「テーマ」を設定します。
いわゆるセットアップというもので、
「今日は、どんなことについて話していきましょうか?」
と、クライアントさんに問いかけ、これから過ごす1時間のテーマと1時間後に得たい変化を決めてスタートします。

コーチングは、対等な立場で同じ方向を向きながら、対話を

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自身の価値観を深く理解するための3つのアプローチと問い

自身の価値観を深く理解するための3つのアプローチと問い

4回目となる「パーソナルミッションをつくる」複合研修を本日開催しました。
その中で、価値観を”より深く理解”するために、今の言語化の状態に合わせた効果的なアプローチがあることに気づきました。

気づきの場:”パーソナルミッションをつくる”について今年3月から改良を繰り返しながら、開催しているセミナー+ワークショップの複合研修「パーソナルミッションをつくる」。
これは、これまでIR、ブランディングや

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自分は変われたかもしれない...その変化を不可逆的価値にする問い

自分は変われたかもしれない...その変化を不可逆的価値にする問い

コーチングは、スキルの高い人が緊急度が低く、重要度、難易度が高いテーマに向き合う時、もっとも有効に機能します。

そしてこの”重要度、難易度が高い”テーマは、人によってさまざま。

・どうしてもあるテーマに興味が湧かない
・ミッションを作りきれない
・移譲できない
・コミュニケーションが苦手
・自分自身の決断や行動に常に不安がつきまとう

などなど、他人にとってどう見えようが、
自分自身の内側がわ

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頭の中で「なんで?」を繰り返す苦しい時は、思い切ったメタ質問で自分を取り戻す

頭の中で「なんで?」を繰り返す苦しい時は、思い切ったメタ質問で自分を取り戻す

いつもは能動的に発想豊かに何事にも取り組めるのに、

やらなければいけないことが増え

キャパシティオーバーになりそうな時。

また、チームメンバーや部下と同じ思いを共有できていないように感じて、

焦りが募る時、

「なんで伝わらないの?」

「なんでスムーズにいかないの?」

「なんですぐわからないの?」

そういった言葉が頭の中で繰り返され始めます。

そんななかでも、今の状況での選択肢を全

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