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奴隷商人

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紀元前45年、ダマスカスの奴隷商人の物語
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2023年1月の記事一覧

奴隷商人とその時代 Ⅱ

奴隷商人とその時代 Ⅱ

奴隷商人とその時代 Ⅱ奴隷商人とその時代 Ⅰ の続き。

1.塩野さんはそれでもよく書く方だが、ローマ史、ヘレニズム史の文献や小説を読んでいても、そこに生きた人間たちの生活がさっぱりイメージできない、
2.あまりに17~19世紀のアフリカ―アメリカの黒人奴隷貿易の印象が大きすぎて、紀元前から続いた奴隷制度、それが現在の白人至上主義の時代ではなく、コーカサス系の白人蛮族もいたし、ギリシャ系の白人種も

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奴隷商人とその時代 Ⅰ

奴隷商人とその時代 Ⅰ

奴隷商人とその時代 Ⅰ 異世界ファンタジーで、ウンコをどう拭くか?とか、お風呂の話をしつこく書くのは私くらいでしょうか?

 いつも私が書くフィクションは、日本を舞台として、せいぜい1970年代からのラブコメであったり、SF・近未来小説であったりします。登場人物もほとんど日本人です。

 その私が、紀元前46年、47年を中心とした古代エジプト、古代ローマのお話を書き出したか?

 塩野七生さんの『

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奴隷商人 Ⅸ、第49章 ●奴隷商人47、紀元前46年

奴隷商人 Ⅸ、第49章 ●奴隷商人47、紀元前46年

奴隷商人 Ⅸ
第49章 ●奴隷商人47、紀元前46年
 ●砂漠行 1【砂漠行6日目】 140キロ

 昨晩は、ムラー様と絵美/エミー様に可愛がっていただいて大変満足。絵美様が、私が16才の時、そんなに性欲があったかしら?と言う。エミー様が、12才頃から始めないとガキを十分産めねえじゃねえか、絵美の生きていた時代は安心安全で贅沢だったんだ、この時代は、早熟じゃないと生き残れないんだよ、と言う。なるほ

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奴隷商人 Ⅷ、第48章 ●奴隷商人46、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ、第48章 ●奴隷商人46、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ
第48章 ●奴隷商人46、紀元前46年「さて、俺がわからないのは、両性具有で、生殖能力がない、ガキを作れないクレオパトラがだ、どうやって、シーザーを騙して、ガキを作ったのか、わかんねえんだ。まず、クレオパトラを抱けば、シーザーはそこにチ●コがあるのがわかるだろう?マ●コもある。これじゃあ、絶世の美女だとしても、驚いて子供なんて作んねえよ。第一、クレオパトラは子宮がないから、受胎できな

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奴隷商人 Ⅷ、第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ、第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ
第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年●アルシノエの苦情 小テントで、ムラー様、絵美様と私、イシス、マンディーサとムスカ、侍女頭のアルシノエが一緒に夕食の席についた。ムラー様がツンデレのマンディーサが、やっと告白したか、おめでたいというので、二人を招待したのだ。

 いやぁ、マンディーサをやっちまわなくて良かったぜ、とムラー様が言って絵美様に思いっきりつねられた。この下品な男め!と睨

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奴隷商人 Ⅷ、第46章 ●奴隷商人44、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ、第46章 ●奴隷商人44、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ
第46章 ●奴隷商人44、紀元前46年 飛んでいったらあっという間だった。砂漠、土漠上空を十数分飛んで、地中海の海岸線に出た。アレキサンドリア寄りの私たちの船が停泊している小さな漁村に着いた。二千メートルから徐々に高度を落としていく。

 アフロダイテ号とアルテミス号の甲板が見えた。ムラーの指示通り、漁港から少し離れた沖合に停泊している。だが、数隻の小型船舶が横付けされている。小型船

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奴隷商人 Ⅷ、第45章 ●奴隷商人43、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ、第45章 ●奴隷商人43、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ
第45章 ●奴隷商人43、紀元前46年 ●クレオパトラの狙い
 ●マンディーサ

●クレオパトラの狙い ベルベル人盗賊団の一人を生きて捕まえた。他は皆殺しにした。なぜ、こいつらはアヌビスとホルスのお先棒を担いでいたのか、頭を鷲掴みにして意識を探った。

ギザのピラミッド近くのエジプト王国の行政事務所が見えた。王国の行政官がベルベル人たちを集めて指示していた。(いいか?これが似顔絵だ。

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奴隷商人 Ⅷ、第44章 ●奴隷商人42、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ、第44章 ●奴隷商人42、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ
第44章 ●奴隷商人42、紀元前46年●戦闘 ムラー様たちは、ホルスを迎え撃つために飛んでいってしまった。残っているのは、38人の人間だけだ。絵美様が堀を掘って擁壁を作ったと言っていたが、相手はベルベル人の盗賊団30人とアヌビス20頭だ。ムスカは大丈夫なのかしら。

「マンディーサ、アヌビスはジャッカル頭だろ?鼻が効くんじゃないかな?」とキキが言う。なるほど。私たちは、風下の砂丘に移

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奴隷商人 Ⅷ、第43章 ●奴隷商人41、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ、第43章 ●奴隷商人41、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ
第43章 ●奴隷商人41、紀元前46年 上を見上げるとホルスが飛行していた。あっちも私たちに気づいた。クルッと一廻りして、翼を畳んで急降下してきた。本当に隼(はやぶさ)みたいに飛ぶ。ホルスの翼は細く尖った形をしている。脚は鉤爪がはえている。あれで急降下されて蹴り落とされたら大変だ。

 隼(はやぶさ)って、DNA的には、猛禽類じゃなく、インコ、スズメに近い。トキも、コウノトリ目じゃな

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奴隷商人 Ⅶ、第42章 ●奴隷商人40、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ、第42章 ●奴隷商人40、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ
第42章 ●奴隷商人40、紀元前46年●斥候 ふぇ~、絵美様はとんでもないイメージを私に見せるし、アイリス様は私をいたぶって犯し続ける。ヘロヘロになった。眠い。女同士はキリがない。出して終わりじゃないんだもの。彼女たちで、あれだけスゴイなら、もしも、ムラー様に抱かれたらどうなるんだろう?いやいや、ムスカ以外の男とはしない・・・まだ、キスしてオッパイを揉まれただけだった・・・だけど、見

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奴隷商人 Ⅶ、第41章 ●奴隷商人39、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ、第41章 ●奴隷商人39、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ
第41章 ●奴隷商人39、紀元前46年●絵美とアイリス 小さい方のテントをのぞいてみた。絵美様とアイリス様だけがいた。毛布が川の字に並べられている。ああ、今日は彼女たちとアルシノエがこっちで寝るのかしら?と思って別のテントに行こうとしたら、絵美様が「マンディーサ、何処へ行くの?入ってらっしゃい」と言う。「ハ、ハイ」

「今晩は、あなた様方とアルシノエと三人でこちらで寝られるんだな、と

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奴隷商人 Ⅶ、第40章 ●奴隷商人38、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ、第40章 ●奴隷商人38、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ
第40章 ●奴隷商人38、紀元前46年
●マンディーサとムスカ ソフィア様、ジュリア様が奴隷女と娼婦に「お前らも海賊どもと同じ金貨百枚のご褒美が出るんだから、欲かいて商売するんじゃないよ!やっちゃいけないとは言わない。そっと男どもと外で逢引するのはかまわない。でも、手下共にも金は払うな、と言ってあるからね。商売したヤツは乳房を切り落としてやるから覚悟おし!」と言い渡す。

 年嵩(と

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奴隷商人 Ⅶ、第39章 ●奴隷商人37、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ、第39章 ●奴隷商人37、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ
第39章 ●奴隷商人37、紀元前46年 ●ジュリアとムスカ
 ●値段交渉
 ●トンネルの掘削

●ジュリアとムスカ 早朝から糸を垂れているけど、全然釣れやしない。やっぱり釣りは夜なのか?何で絵美様は急にヒラメのムニエルが食べたい、なんて言い出すんだろう?昼ごはんは、ムニエルよね?ね?ジュリア!と言い出す。

 船倉を覗くと、ピティアスの手下ども、二晩続いた乱交パーティーで使い物になら

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奴隷商人 Ⅶ、第38章 ●奴隷商人36、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ、第38章 ●奴隷商人36、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ
第38章 ●奴隷商人36、紀元前46年 ●ムラーの寝室 2
 ●マンディーサ

 アルテミス号に行ってみると、もう既に娼婦たちが列を作って待っていた。まだ朝早いのに百人ぐらいいる。昨晩、選別された女たちは、列の前の方に並んでいた。そりゃあ、銀貨50枚と手下たちからの心付け、見たことのないような服をもらえて、飲んだこともないような酒を飲んで、バーベキューでラムとツナがふんだんに出れば、

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