「流行っているものは読まない」と意地をはってきた、ひねくれ者(偏食もち)が、本を読み、世界を広げて行く過程の記録もろもろ。
他にも、読書や本に関するエッセイ・コラムを集めています
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大島真寿美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』~クリエイターを目指す人へのオススメ本
今更ながら、大島真寿美の直木賞受賞作『渦』を読んでいる。
人形浄瑠璃の作者(つまりシナリオライター)の話なのだが、主人公や彼を取り巻く人々の浄瑠璃や芝居の仕掛けに賭ける熱量に圧倒されるばかりである。
文字通り「三度の飯よりも浄瑠璃が好き」で、芝居の内容について話し出したら止まらない主人公・半二。
「近松門左衛門の後継は自分」と決め込み、しかし、肝心の作品は一行も書けずに、鳴かず飛ばずの日々を過ごす
徒然日記~久しぶりの読了
誉田哲也の『ソウルケイジ』読了。
ここ数ヶ月で、新しい小説を最後まで読みきる、ということがなかったような気がする。
とにかく、「原稿」のことばかり考えていて、資料以外の本を開くと、頭に原稿のことが戻ってきて、集中できなかった。
物語の世界に頭まで浸かること、自分をとにかく引っ張ってくれるだけの力を持つ物語体験が欲しかったのかもしれない。
そう考えると、映画館というのは、とにかく物語と向き合うための
英語多読日記 ~ハローキティとプーさんと・・・
“What Is the Story of Hello Kitty?“(7323語)読了。
https://www.amazon.co.jp/What-Story-Hello-Kitty/dp/1524788392
ハローキティについて、意外と知らなかったのだなあ、と実感。
そういえば、昔、留学する前に、当時のペンフレンドに「お土産何がいい?」と聞いたら、「ハローキティのグッズが欲しい」と言わ