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ビジョンを描く立場から見た、スペキュラティヴ・デザイン
「ビジョンを描いたその先にあるものはなんだろう?」
ビジョンデザインに注目が集まっている昨今、ビジョン創出のプロジェクトに関わるたびに、常に抱え続けてきたこの問い。
ビジョン創出のプロジェクトに関わり始めた3年前は「絵に描いたこと」を「実現すること」だと捉えていました。
けれど。3年間ビジョン創出の様々な場に関わることで見えてきた「ビジョンを描いたその先」は、「荒れ狂う波の中で、身体いっぱいに環
「思考の言語化サポート事業『ビジュアルインタビュー』」を受けてみたよ!~体験スケッチ~
旧知の友人の関美穂子さんが、ライターの岡島梓さんとユニットを組んで開始された「思考の言語化サポート事業『ビジュアルインタビュー』」。
サービスの実施方法を模索しているプロトタイピング中のモニターとして、受けさせてもらいました(2020/5月末~6月段階)。
この記事では、そのときの体験をふりかえりながら、体験のスケッチを記載していきたいと思います。
※注:私がうけたタイミングから、よりビジュアル
新たな世界をつくるということ~ #oouiqa と #ggdpatch から見えた人間の創造性 ~
7/15(水)に開催された「OOUI 解説+質問に答えます -『オブジェクト指向UIデザイン』発売記念 -」と、7/16(木)に開催された「のぞき見企画!グラグリッド×Goodpatch Anywhere合同勉強会」。
連日、ウェビナー参加してきました。
私はこの二つのイベントを通じて、「人間ならではの創造性について探求する場だったなー」と感じていました。
今日は二つのイベントでの話をいったりき
コロナ禍で感じた、サービスを形作る「関係性」の変化〜妊婦になったデザインリサーチャーの目線から〜
立場が変わると、見えるものも変わる。
よく会社での立場や役職を語るときに、そう語られることが多いのですが、「妊婦」という立場になって、家庭でも同じだなあと感じています。
現在、妊娠六か月。
順調にいけば10月半ばにお子が生まれます。
約半年の妊娠生活の中で、デザインリサーチャーとしても、サービスを見る目線が大きく変わりました。この記事では、その目線の変化を書いていきたいと思います。
「移動の障
「共愉的瞬間」~専修大学上平研究室 9つのデザイン実験展~に行ってきた
「デザインに必要な、世界観をつくる『美意識』ってどう育っていくんだろう?」デザインに関わる非デザイナー職として、そんなことを年始から考えています。
サービスデザインの仕事、体験スケッチを通じて考えていくのと同時に、つくり手の話もゆっくりきいてみたいなと思って、上平研究室の展示会に伺ってきました。
専修大学は山の上。歩いていくとちょっと汗ばみます。
でも、多摩丘陵の冬は気持ちよいですね。
会場
不妊治療から妊娠、そして稽留流産。「おでむかえ」という言葉が意味していたこと
7月頭のある日。
「お腹の胎芽の心拍が聞こえません。数日前から成長が止まっていますね。」
医師はずいぶん長い時間、エコーで確認をしたうえで、私へそう告げた。
それは、端的な事実の共有だけども、見守っているという温度感がある、穏やかな声だった。そのいつもと同じ穏やかさにほっとすると同時に。
私は友人たちからきいた「おでむかえだよー」の言葉を瞬間的に思い出した。
その瞬間こそが、私の人生の潮目だっ