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営業職は陽キャなのか?〜社交性と積極性について考える

こんにちわ、本業システムエンジニア副業WebライターのOgAzです。

4月9日に長男が13歳の誕生日を迎えました。人生最大の激痛に耐えたあの日から、もうそんなに月日が経つものなのかと思うと感慨深いものがあります。夜ごはんはお祝いに、家族で夢庵へ行きました。親はお酒を飲んで、子どもたちはゲームタイム。こういう些細なことで幸せを感じられるって、幸せだと思います。

夫と仕事に関するいろいろな話をする中で、「営業さんは陽キャなのか?」という話題が出ました。いや、意外とそうでもないよとなって、でも営業やるくらいだから社交性はあるよねと。じゃあ何が違うのかといえば、思考がポジティブかネガティブかの差なんじゃない?という結論になりました。なかなか面白い着眼点だったので、今回はそれについて書いてみたいと思います。

営業職は陽キャとは限らない

正社員として働いているときに出会った営業さんたちは、どの方も人当たりがよく話上手でした。なるほど営業職の人は総じて社交性の高い陽キャなんだなあと感心したものですが、十数年を経てその方とFacebookで交流してみると、意外と思考がネガティブだったので驚きました。

プロジェクトマネージャーをやっている夫は、日常的にさまざまな営業さんと出会います。曰く、やはり営業さんの中にもポジティブな人とそうでない人がいるとのこと。「営業さん=陽キャ」という印象が強かったので意外でしたが、考えてみれば営業職なんて闇の深い仕事、ポジティブにこなせる人なんてほんの一握りなんじゃなかろうか。逆にいろいろなことに疑問を抱いて、内に閉じこもりがちになっても仕方ないような気がしました。

でもエンジニアは陰キャである

営業職はイメージと実際に多少乖離はあるようでした。では私が属するエンジニアはといえば、一般的なイメージは「エンジニア=陰キャ」で・・・うん、当たらずとも遠からずって気がします。エンジニアをやっている人は基本的に社交性があまりない、または全然ない人が多いですね。いわゆるコミュニケーションが下手、コミュ障ってやつです。私は10数年ブランクで現在エンジニアに復職しましたが、時代は変わってもエンジニアって本質的に変わらないんだなあと逆に感心している今日この頃です。

社交性と積極性によるディメンション

営業職とエンジニアは真逆だねという話から、いったい何が違うからそうなってるのかな?という分析になり、つまり大きな違いは「社交的かそうでないか」「ポジティブ思考かネガティブ思考か」の2つの軸で分類できるのではないかと話題が広がりました。図にすると、こうです。

大きく4つのタイプに分類できる

社交的ポジティブ

社交的ポジティブは、いわゆる「陽キャ」と言われるタイプですね。友達も多く仕事もグイグイ前のめりで進められるような、営業さんの中でもごく一部のヤリ手の人がこの部類。エンジニアは間違ってもここには入れません。社交的ポジティブは、みんなから羨望のまなざしで見られる反面、妬み嫉みもえぐいのが特徴です。前時代的な「ギャル」のような、打たれ強くへこたれない強メンタルの持ち主。私もそうなりたいと心から思うのですが、なかなか難しい。先日中学に入学した長男はここに当たります。

ギャルといえば、先日noteで拝見した記事を思い出しました。

若い子の間でルーズソックスが流行っていたり、かつての「ギャル」に注目が集まっている。でも若い子たちは別にギャルになりたいわけではなく、ギャル的な強メンタルに憧れ、姿かたちをコスプレ的に真似ているだけなのだとか。思いっきり世代の人間としては(私はギャルではなかったが)、そこまで強メンタルの人ごく一部だったよと教えてあげたい。でもきっと、多くの情報に晒されている現代の若者だからこそ、ギャルのように何にも囚われない「自由」に憧れるのかなと思いました。う~ん闇が深い。

閉鎖的ネガティブ

閉鎖的ネガティブは、いわゆる「陰キャ」ですね。エンジニアはこの部類に入る人が多いと思います。友達はごく限られた一部のみ、いかに自分に脚光が当たらないかを常に気にして後ろ向き思考で生きているタイプ。ルールに外れた人たちをSNSで執拗に攻撃しがちなのも、こういう内にこもったタイプなのではないでしょうか。

閉鎖的ネガティブは、周りなんて関係ない!と自分の世界に没頭できる強さがあります。「友達が少ない」「オタク」なんてかつては揶揄の対象でしかなかった人種ですが、今やマイルドな感覚で受け入れられており、意外とここの割合が多いんじゃないですかね。殻に閉じこもるのは悪いことではない。

社交的ネガティブ

社交的ネガティブは「陽キャ」「陰キャ」ではくくれない中途半端層で、いわゆる自己肯定感が低い人のことを指します。一見とても社交的でポジティブなんだけど、話してみると実に後ろ向きというタイプ。我が家では夫と次男がこの分類に当たります。どうしてそんなに自分に自信がないのか不思議なくらい、自分のことを認めてあげられない。現場で人の管理をしているような、マネージャさんには意外と多いのかもしれません。

育児をしていると必ずどこかで耳にすることがある、自己肯定感という言葉。子どものうちは褒めて褒めて褒めてあげることで「自分はできるんだ!」と自信を持たせ、自己肯定感を高めることができるという考え方です。むやみに叱ると、子どもは自らを卑下してしまい、気持ちを浮上させるのが難しくなるのだとか。会社の新人が「自分、褒められて伸びるタイプなんで」と言おうものならぶっ飛ばしてやりたくなりますが、社交的ネガティブな人は、成長過程で自己肯定感を高められなかった人なのではないかと思います。

閉鎖的ポジティブ

閉鎖的ポジティブは「陽キャ」「陰キャ」ではくくれない中途半端層で、世界は狭くてもいいから楽しく生きたいというインスタントな快楽主義的なタイプ。イマドキZ世代にも多い人種ではないかと思います。SNSで広く世界と交流しながらプライベートではごく限られた小コミュニティを好み、消極的積極性で限られた人と交流する。世界は狭くても別に問題ないし、必要なら広げられるという強さがありつつ、どこか偏った思考回路を持っているマイペース。自分はこの分類だと思いますね。

今の時代を生きやすいのは?

夫と「現代社会で生きやすいタイプはどれか?」と議論したところ、社交的ポジティブかと思いきや、意外と閉鎖的ポジティブなんじゃないかとの結論になりました。閉鎖的なタイプは、内にこもっている分つねに自分を守っているから強い。そのうえ思考がポジティブだから怖いものなしじゃないのと。自分の世界を追究できるという意味では、閉鎖的ネガティブが最強のような気もしますけど。皆さんはどう思いますか?

まとめ

どんな人間性のディメンションを描いたところで、結論は「エンジニアは陰キャ」と落ち着くわけですが、いつもと違う指標で物事を見てみるとなかなか興味深い考察ができるもんだなと思いました。社交的だろうがポジティブであろうが個人で抱える問題はさまざまあるわけで、こんな分析をして何の役に立つわけでもありませんけれども、まあ明日もまた頑張って生きていきましょうってことで。

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