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人間が生きることを肯定したい・33「なぜ、児童文学なのか」
『そのおとなの人は、むかし、いちどは子どもだったのだから、
わたしは、その子どもに、この本をささげたいと思う。
おとなは、だれも、はじめは子どもだった』
サン=テグジュぺリ
「星の王子さま」前書きより
小さな頃から漠然と作家になりたいとは思っていた。
でもあの日、大学の図書室で手帳に何か書きつけていたら、
突然、輝いて降って来たんだ。
「私は児童文学を書くんだ」ってことが。
疑う余地なん
人間が生きることを肯定したい・32「ぼくもういかなきゃなんない」
『ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どこへいくのかわからないけど
さくらなみきのしたをとおって
おおどおりをしんごうでわたって
いつもながめてるやまをめじるしに
ひとりでいかなきゃなんない
どうしてなのかしらないけど
おかあさんごめんなさい
おとうさんにやさしくしてあげて
ぼくすききらいいわずになんでもたべる
ほんもいまよりたくさんよむ
人間が生きることを肯定したい・31「大切な後輩たちへ」
目次
<今を見極める>
<誇りに縛られたい>
<自分の生きる場所はどこ?>
『20代のうちにどれだけ自分に種を蒔いたかだよ。
それによって、30代以降の人生が決まる。
ちゃんと蒔いておけば、
30代からポンポンと芽が出てくるから』
~尊敬する年上の友人から~
<今を見極める>
今、自分が何をすべきかを見極める。
1日1日の単位では、誰しも今日の予定を確認しながら動いているだろう。
人間が生きることを肯定したい・30「金色の温かいかたまり」
『世界中の子供達がたっぷり幸せを獲得しても
この世の幸せは少しも減りません』
版画家 名嘉睦稔
「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第四番」
パンフレットより
私には損な癖がある。
その時間が幸福であれば幸福であるほど、
心の奥から不意に「正反対の不幸」が顔を出す、という癖だ。
例えば、
ドライブをしていて、
隣りで運転しているのは大好きな人で、
会話もはずみ、
窓からの風が心地よく、
外の景
人間が生きることを肯定したい・28「I feel complete」
『 Music is my life, my passion,
I feel complete when I perform 』
デヴィッド・ヘルフゴッド
Shine Tour2003プログラムより
奇跡だと思った。
このピアノは奇跡だと。
天才的なピアニストの演奏ならば、
これまでも聴いたことがある。
コンサートの最後の曲、
その超絶技巧と圧倒的な迫力に興奮して
拍手とともに立ち上がり
人間が生きることを肯定したい・27「The Hours」
『それでも一日の終わりには次の一日が続いてゆく。
水曜、木曜、金曜・・・朝になって目が覚め、
空を見、公園を歩き・・・それからあのバラの花・・・
どれほど私がこういったもののいっさいを愛しているか
・・・どんなに一瞬一瞬を愛しているか・・・』
ヴァージニア・ウルフ
「ダロウェイ夫人」より
「めぐりあう時間たち」という映画を観た。
今まで見たどんなジャ