杉田竜平

ボクシングジムを経営しています。僕の考え、気付き、想いをこのnoteに綴ります。

杉田竜平

ボクシングジムを経営しています。僕の考え、気付き、想いをこのnoteに綴ります。

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固定された記事

【初投稿】ぼくの想い

2011年にジムを開業して以来、 ブログやSNSに様々なことを投稿してきた。 前からこの『note』にも興味はあった。 でも一歩踏み出せずにいた。 新年が明けた。 新しいこと…

杉田竜平
4か月前
8

【井上尚弥vsネリ】大橋会長の言葉

5月6日に行われた井上尚弥vsルイス・ネリ、 皆さんご存知のようにすごい試合でした。 ボクシングの魅力満載の戦いでした。 ボクシング界を盛り上げる一戦をしてくれたこと…

杉田竜平
4日前
1

【魂の箱】平山讓さん

無性に平山さんと話したくなり電話をかけた。 「お~、リュウヘイ!元気にしてるか!」と、のりのいい声ででてくださった。 平山譲さんはノンフィクション作家で、ご自身…

杉田竜平
8日前
1

いわゆる度胸

相手と対峙して、 〝軽く打つ〟とか〝軽く当てる〟って、 意外と難しい。 シャドーみたく力を抜いて打てない。 『力を抜く』、 ひょっとしたらこれが 最高級のテクニック…

杉田竜平
2週間前

味わい尽くす

例えば同じ食事をしたとしても、 スマホを見ながら食べた人と、 よく噛み、じっくり味わいながら食べた人では、 それは同じものを食べたとは 言えないのではないかと思いま…

杉田竜平
1か月前
1

言葉の暴力

暴力、体罰はたしかにいけない。 だけど、暴言はもっといけないと思う。 暴言は人の心を傷つける。 どちらかといえば、 そっちの方が罪が重いのではないかと。 自分がそう…

杉田竜平
1か月前
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毒を吐かない人

僕のトレーナーだった津々見先生。 厳しいトレーナーだった。 弱音を吐くと怒られた。 「厳しかったけど毒は吐かなかったよなぁ」と、 最近になっておもった。 毒を吐か…

杉田竜平
1か月前

社会的失敗

社会的成功をめることより、 社会的失敗をしないことだ。 きのうそんなことをふと思った。 社会的成功って言葉はあるけど、 社会的失敗なんて言葉は一般的ではない。 僕…

杉田竜平
2か月前

海はいかなる川をも拒まず

たぶんこれまで、 自分がよかれと思ってやってきたことでも、 人様に迷惑をかけたり 不快にさせたりしてきたんだとおもう。 そんなことはしたくないけど、 今後もそういう…

杉田竜平
2か月前

【杉田ジム理念】絶望の淵から得た結論

僕は現役時代35試合戦った。 そのうちの34戦目のエピソード。 練習ではカウンターが上手く決まっていて、 試合でもそれで倒したいと思っていた。 僕のスタイルは 打ち合い…

杉田竜平
2か月前

ボクシング廃止論について

本当に残念なことだけど、 プロボクサーは パンチを受けた衝撃が原因で亡くなることがある。 これに対して、 「ボクシングは危険」とか、 「競技を廃止すべき」なんて意見…

杉田竜平
2か月前

在り方について

よく、「在り方が大切」と言われる。 僕も、「やり方より在り方だよなぁ」と、 何となく理解していたものの、 本当の意味ではわかってなかったのだと思う。 でもここ数日…

杉田竜平
2か月前
2

【京産大合宿】感情の選択

きのう(2/22)から4日間、京都産業大学ボクシング部が杉田ジムに合宿に来ている。毎年恒例となっていてこれで5回目。今回はディフェンス技術の向上とスタミナアップが目的…

杉田竜平
2か月前

過去は変えられる

竜平少年は言いたいことも言えず、 自分を表現することが出来ずにいました。 いつも我慢していました。 「おどおどするな!  もっと自分を出せ!」 と、言われ続けてきま…

杉田竜平
2か月前

息子たちへ

一角の人物になんてならなくてもいい、 社会的成功なんてしなくていい。 ただ、自分がされていやなこと、 人のプライドや尊厳を損なうようなことを 人にしない、言わない…

杉田竜平
2か月前

【次男へ】9歳の誕生日に想う

きょう2月16日は次男の誕生日。 9年前に生まれた。 2月3日が出産予定日だったのに、 2週間近くおくれた。 生まれる前からマイペースで 自分の意思を持った子だ。 兄とは真…

杉田竜平
2か月前
【初投稿】ぼくの想い

【初投稿】ぼくの想い

2011年にジムを開業して以来、
ブログやSNSに様々なことを投稿してきた。
前からこの『note』にも興味はあった。
でも一歩踏み出せずにいた。

新年が明けた。
新しいことを始めるにはいい時期だ。
今後ブログとSNSはジムの宣伝用にして、
こっちには感じたことや気付いたこと、
そして僕の価値感や美意識などを
投稿していこうと思う。

アクセス数やフォロー数は
あまり気にしたくない。

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【井上尚弥vsネリ】大橋会長の言葉

【井上尚弥vsネリ】大橋会長の言葉

5月6日に行われた井上尚弥vsルイス・ネリ、
皆さんご存知のようにすごい試合でした。

ボクシングの魅力満載の戦いでした。
ボクシング界を盛り上げる一戦をしてくれたこと、
両者に感謝したいです。

それとは別で、
試合後の記者会見で印象に残った場面があります。

動画、2分15秒あたりから大橋会長が話されますが、
そのとき選手、トレーナーに
「ありがとう」と、
感謝の気持ちを心から伝えていたのが響

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【魂の箱】平山讓さん

【魂の箱】平山讓さん

無性に平山さんと話したくなり電話をかけた。
「お~、リュウヘイ!元気にしてるか!」と、のりのいい声ででてくださった。

平山譲さんはノンフィクション作家で、ご自身の著書『魂の箱』(実業之日本社:2002年1月発刊)を執筆時からの付き合いです。

その本は畑中ジムの挑戦を書き下ろした作品で僕も登場していて、日本タイトルマッチの模様が描写されています。

僕は平山さんに現状を伝えた。ジムのこと、家族の

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いわゆる度胸

いわゆる度胸

相手と対峙して、
〝軽く打つ〟とか〝軽く当てる〟って、
意外と難しい。
シャドーみたく力を抜いて打てない。

『力を抜く』、
ひょっとしたらこれが
最高級のテクニックではなかと思ったりもする。

例えば、
幅30㎝長さ3mほどの板があったとして、
これが地面に置いてあれば
幼児でもたやすく渡れる。
でもそれが、
高層ビルの屋上に掛かっていたら…。
ほとんどの人が震えおののいて渡れないと思う。

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味わい尽くす

味わい尽くす

例えば同じ食事をしたとしても、
スマホを見ながら食べた人と、
よく噛み、じっくり味わいながら食べた人では、
それは同じものを食べたとは
言えないのではないかと思います。

後者の方が食事の質が高く、
満足感も異なります。

そんな些細な日々の過ごし方が積み重なることで、
いずれ大きな差になるのではないかと思います。

すべての経験を五感をフル活用して味わい尽くす。
一度きりの人生、そう在りたいです

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言葉の暴力

言葉の暴力

暴力、体罰はたしかにいけない。
だけど、暴言はもっといけないと思う。
暴言は人の心を傷つける。
どちらかといえば、
そっちの方が罪が重いのではないかと。

自分がそういう目に遭ってきたからこそ、
子供にはそこを伝えていきたい。

毒を吐かない人

毒を吐かない人

僕のトレーナーだった津々見先生。

厳しいトレーナーだった。
弱音を吐くと怒られた。

「厳しかったけど毒は吐かなかったよなぁ」と、
最近になっておもった。

毒を吐かない人だから、
また会いにいきたいとおもう。

僕もそんな人間でありたい。

社会的失敗

社会的失敗

社会的成功をめることより、
社会的失敗をしないことだ。

きのうそんなことをふと思った。

社会的成功って言葉はあるけど、
社会的失敗なんて言葉は一般的ではない。
僕が思いついた言葉でもあるんだけど、
僕が思う社会的失敗とは、
信用を失うことかなと。

誠実な人間でありたいと思います。

海はいかなる川をも拒まず

海はいかなる川をも拒まず

たぶんこれまで、
自分がよかれと思ってやってきたことでも、
人様に迷惑をかけたり
不快にさせたりしてきたんだとおもう。

そんなことはしたくないけど、
今後もそういうことはあるとおもう。

だから僕はおもう。
もっと人を受け入れ、
認め、ゆるしてあげなければと。

海はいかなる川をも拒まず高3の時の担任がこんな言葉を
通知表に書いててくれたのを思い出した。

僕はたいそれたことはできない。
だから

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【杉田ジム理念】絶望の淵から得た結論

【杉田ジム理念】絶望の淵から得た結論

僕は現役時代35試合戦った。
そのうちの34戦目のエピソード。
練習ではカウンターが上手く決まっていて、
試合でもそれで倒したいと思っていた。

僕のスタイルは
打ち合いを好むファイタータイプ。
だけどその試合では封印して距離を取り、
カウンターを決める作戦だった。
杉田竜平の新しいスタイルを披露したい
という気持ちもあった。

相手はタイの選手で
くねくねしてやりにくかった。
タイミングがつかめ

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ボクシング廃止論について

ボクシング廃止論について

本当に残念なことだけど、
プロボクサーは
パンチを受けた衝撃が原因で亡くなることがある。
これに対して、
「ボクシングは危険」とか、
「競技を廃止すべき」なんて意見もある。

確かに
一人の命は失ってしまうもしれないけど、
そのボクサーの試合を観て
勇気をもらったとか、
明日から頑張ろうという希望をもったとか、
救われた命はそれ以上にあるとおもう。

だから僕はボクシングジムをやっている。

在り方について

在り方について

よく、「在り方が大切」と言われる。
僕も、「やり方より在り方だよなぁ」と、
何となく理解していたものの、
本当の意味ではわかってなかったのだと思う。

でもここ数日、
あるべき姿というか、
こういう存在であらねばならないという、
気付きを感じている。
それは今までの自分にはなかった気付きだ。

堂々とした振る舞いであったり、
自分のことより
他人のことを優先することであったり、
親身になることであ

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【京産大合宿】感情の選択

【京産大合宿】感情の選択

きのう(2/22)から4日間、京都産業大学ボクシング部が杉田ジムに合宿に来ている。毎年恒例となっていてこれで5回目。今回はディフェンス技術の向上とスタミナアップが目的。

技術的、肉体的なことの他に、なにか伝えれれることがないかとここ数日考えていた。しかし、思い浮かばず練習初日を迎えてしまった。

選手9名、マネージャー4名をジムで向かい入れ練習がはじまった。
しばらくして、「そうだ、これを伝えよ

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過去は変えられる

過去は変えられる

竜平少年は言いたいことも言えず、
自分を表現することが出来ずにいました。
いつも我慢していました。
「おどおどするな!
 もっと自分を出せ!」
と、言われ続けてきました。
そんな言葉でそうなるはずもなく、
逆に自信を無くしていくばかりでした。

そんな竜平少年も
マンガ『はじめの一歩』が切っ掛けで
ボクシングを始め、
次第に自信を取り戻し、
言いたいことが言えるようになってきました。

大人になっ

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息子たちへ

息子たちへ

一角の人物になんてならなくてもいい、
社会的成功なんてしなくていい。

ただ、自分がされていやなこと、
人のプライドや尊厳を損なうようなことを
人にしない、言わない、
そんな人間であってほしい。

お父さんの願いはそれだけだ。

【次男へ】9歳の誕生日に想う

【次男へ】9歳の誕生日に想う

きょう2月16日は次男の誕生日。
9年前に生まれた。
2月3日が出産予定日だったのに、
2週間近くおくれた。
生まれる前からマイペースで
自分の意思を持った子だ。

兄とは真逆で自由奔放。
既存の枠にとらわれず、
自分の人生を歩んでほしい。

それがお父さんの願いだ。

あと、お兄ちゃんと仲良くやってほしい。
生まれてきてくれてありがとう。