マガジンのカバー画像

モノコトフロー研究所

9
モノコトフロー研究所ー時代を超える流通と文化の融合。  モノの流れを物的流通の過去未来、コトの流れをカルチャー時代史として捉え、様々な事象の「今」から未来を模索していきます。 … もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

編集長日記 透明書店

編集長日記 透明書店

蔵前にある透明書店に、シェア本棚ができました。こちらは、freeeが作った実験的な書店で、売上から仕入れまで、全て公開している。単なる本屋では、ジリ貧になるので、トークライブやったり読書会やったりと、さまざまなトライをしている。そして、いよいよシェア書店も設置した。

橘川の方であちこちのシェア書店を管理できないのだが、こちらは地元近辺の塾生の浅沼くんが、透明書店のクラファンに応募して、棚を確保し

もっとみる
商人(あきんど)

商人(あきんど)

 商人の歴史はとてつもなく古い。中国古代、周に滅ぼされた「殷」の人々が散らばって流浪の民となり始めたのが商い。殷の人々は周りから「商」と呼ばれたという話だ。

市場をひらいたり、行商を行ったり、商売の原型のスタートは流浪の民によって始まったのかもしれない。

 日本でも、商売をする人を商人ーしょうにんと呼んだり、江戸時代は、あきんどとも呼ばれた。作られた「モノ」を必要な人の手に渡すのが商人の役目。

もっとみる
味なニッポン戦後史 読書会

味なニッポン戦後史 読書会

帯に、「味の素はヤバい」ってーーーどうして信じたの?
日本人の味覚を問い直す!異色の戦後史

 日本人の味覚を深く掘り下げた異色の戦後史に舌のみならず脳にも刺激を受ける一冊。

 食とか味とかここ数年来、否が応でも耳雑学が増えている気がする。僕だけではあるまい。
しかしこれ一過性のブームではないと思っている。「食」や「味」に関しての雑な情報の行き交いの活発さは本能と関係している、という僕の仮説だ。

もっとみる
物流2024年問題考察

物流2024年問題考察

物流2024 問題ー考察

 この 4 月から施行された新たな法律で、何がどのようなスピードで変化するのか、当事者でありつつも推移を見守りたいと思います。

 物流事業者の取り組みに注目が集まって報道されていますが、本質はそこではありません。取り上げられている事がどう考えてもチグハグです。
 昨今の報道を受けて、残業できないから収入が減る…その理由からドライバーが退職していく、という話をあちらこち

もっとみる

黄金のペットボトルアーティスト

 モノとコトのフローを研究するにあたり、
とても感銘を受けた活動をnoteで見つけました。

 物流2024年関連記事を見ていく中。

 木村さんというアーティスト!

 そして

 「黄金のペットボトル」

木村さんが、黄金のペットボトルアーティスト!

 
 新しい「流れ」を感じました。

エコシステムへの挑戦
物流2024年問題の新たな視点
アートの可能性

 
 フロー研究家としてしっかり

もっとみる
成熟社会は仕事再定義。

成熟社会は仕事再定義。

 多くの人々にとって、休日に「釣りや狩猟」を楽しんだり、「野菜作り」に情熱を注いだりすることは、単なる趣味を超えた意義と喜びだと思う。対価を得るための労働と逆に支払いをしてまで行いたい衝動の共通点と違いはなんなのだろうか。

 これからの世の中を考える時、省力化、自動化、ロボット技術の普及により、肉体労働から「身体ワーク」への価値観の変化に予感がある。例えば、ジムの「ちょこザップ」ランニングマシー

もっとみる