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宮永愛子インタビュー[前編] 三日後につながる隠し扉とは?
想いは、どうすればリアルに感じることができるのだろう? 時間を超えることができるものってなんだ? 諸々の問いをインスタレーションという方法論で可視化した作品が宮永愛子さんの《ひかりのことづけ》ではないだろうか。
アートライティングスクール1期生の4人が鑑賞後に感想を述べあい、そこから生まれた様々な疑問を投げかけさせていただいた、ロングインタビュー前編。 後編はこちらをご覧ください。
取材・文・
宮永愛子インタビュー[後編] 三日後につながる隠し扉とは?
私たちの日常にゆるやかに入り込み語りかける《ひかりのことづけ》。「作品を通して、かたちのない光や時間とのつながりを鑑賞者に感じてほしい」。宮永のアート観と、それに影響を与えた人々と過ごした時間を振り返る。 アートライティングスクール1期生の4人が鑑賞後に感想を述べあい、そこから生まれた様々な疑問を投げかけさせていただいた、ロングインタ
もっとみるそれぞれの肖像 「青海三丁目地先の肖像」2.5 architectsインタビュー
東京ビエンナーレ・公募プロジェクト「青海三丁目地先の肖像」。
建築家ユニットの2.5 architectsが東京のフロンティアである「青海三丁目地先」という臨海の埋立地の場所性を捉え、私たち一人一人に関わる問題として向き合う過程をつくるプロジェクト。
“この土地は、最終処分場として都市のゴミを一手に引き受けながら、オリンピックの会場となるはずの場所だった。一刻一刻姿を変えるこの場所で、どのような
Dafna Talmon, "Gift Project Tokyo 2021" What is a gift that makes you think?
日本語記事はこちら
Overseas artists were invited to participate in the open call for the Social Dive Project at the Tokyo Biennale2020/2021, but due to the Covid disaster, none were able to come to Japan.
Ho
Interview 鶯谷という街へ、飛び込む。鶯谷ベルエポック 村口 麻衣さん
鶯谷ベルエポック。
山手線最後の秘境「鶯谷」。
色めき建ち並ぶホテルのネオンや生活を感じる民家を隠れ蓑にして、この街には芸術の軌跡が隠されている。「色街」と「文化」を交錯させ、ジャンルや世代を超えて、一過性ではなく街に残り続けるアートを目指すプロジェクトだ。
今回、このプロジェクトを主宰している村口 麻衣さんに、アートライティングスクール一期生の4人がインタビューを行いました。プロジェクトを体験
伊藤ガビンさんと渡辺篤さんインタビュー
Q:あいトリからコロナ禍を経て大きな思考の変化はありましたか?
「…それは面白い質問だね」とにやりと考え込んだ姿が忘れられない。私はガビンさんの情報がなかなか集まらないなか、あいトリだろうがコロナ禍だろうが、不動のテンポで更新されているインスタグラムを見てみた。ちょっとした嗜好が画像で記録されている。私が求める活動の詳細などはない。しかしその記録の隙間に絶対に何か大きな思考の変化があるはずで、そ
東京をきく──モノ・コト、そしてオトの再発見
おしゃれブラザーズ・吉永ジェンダーが主に運営するレコード空間。場所は上野の飲食店が軒を連ねる雑居ビルの一室で、すぐ側には不忍の池がある。店主の衣装はラフな普段着で肩肘張った雰囲気はない。話口調も穏やかで話していて心地がよい。アートが好きな人たちが集まりやすい場所ではあるが、決して美術談義をするわけではない。同じ空間に集まった人たちが自然と語り合ってしまう。レコードを通した過去や記憶の物語。
今回
神田街歩き 神田明神・男坂
「すべての坂道には意味があるんだ」。地理学徒だった私の恩師の言葉だ。
江戸・東京は時とともに海に向かって広がり、やがてビルは競うように空をめざした。しかしそんな東京にも人が住む以前の「土地の記憶」が随所に眠っている。
江戸三大祭の一つ「神田祭」で知られる神田明神は本郷台地の突端に鎮座する。そこは1万年前に終わった氷河期の名残である。息を切らして神田男坂を踏みしめる。大昔の海の岬を登るのはやはり