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地方都市と書店について考えるためのnote

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街の書店がやってる通販サイトまとめ

街の書店がやってる通販サイトまとめ

緊急事態宣言を受けて、各地域で書店が休業しています。もしお近くの書店が休業されている場合は、Amazonや楽天ブックスなどはもちろんですが、街の書店がやっている通販サイトもあります。

以下に、主な書店チェーンの通販サイトをまとめましたのでご利用ください。このほかに個人書店さんがやっている通販サイトもたくさんあります。

また、「店頭受け取り」や「注文配送」を行っている書店もありますので、最寄りの

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緊急事態宣言延長で町の本屋さんは?!

緊急事態宣言延長で町の本屋さんは?!

covid-19の影響は至る所に出ていますが、本を扱っておられる書店、古書店にも及んでいるようです。

私が拝読しているブログでこんな取り組みがあるのでよかったら協力、シェアしてもらいたい旨が書かれていました。

Bookstore AIDと銘打ったこの取り組み、

「ブックストア・エイド基金」は、わずか3日で1億円を集めたことでも話題の「ミニシアター・エイド基金」に影響を受けています。「ミニシア

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個人的にAmazonとリアル店舗を比較する部分として
①価格
②物の種類
③思いがけない出会い(フィーリング)

の3つが挙げられるが、
これは③をフォローするものであって、それ以外の視点が足りないと感じる。

リアル本屋の悩み
https://togetter.com/li/1455460

「本棚」がなくなっちゃうのか……

「本棚」がなくなっちゃうのか……

名古屋・栄のジュンク堂が2月末で閉店するんですって。

ボクが「本棚」と読んでいたところがなくなっちゃうのかあ……。新書コーナーにふらっと行って、興味のアンテナに引っかかった本を引っ張り出してました。まるで自分の本棚のように。もちろん、引っ張り出した本はレジに持っていってお金を出してましたけど。ラジオで毎週一冊、新書を読んだ感想をしゃべるコーナーをやっていた時は、ここで本を仕入れてました。

もと

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リアル書店が閉店することは見る世界が狭くなる

ジュンク堂京都店と名古屋のジュンク堂ロフト店が閉店を決めた。

率直に悲しい。

今や本なんてアマゾンをはじめネットショッピングできるし、最近ではデジタルで読めたりするわけだから、需要が下がるのは当然と言えば当然なのかもしれない。

だけど少し立ち止まって考えて欲しい。

リアル書店とネットショッピングで何が違うのか。
ネットショッピングは、買いたいものだけを目当てにクリックするだけで手に入る。リ

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本屋が失われていく

本屋が失われていく

丸善ジュンク堂の名古屋・京都からの撤退は衝撃的なニュースだった。名古屋や京都の人たちは、書店で実際に手にとって本を読んだり、たまたま目についた本と出合うセレンディピティの一つの場を失うことになる。

本好きとして、最近はとにかく世知辛い。とにかく本が買いにくくなっている。昔は躊躇せずに購入できた本が、値段を見て買うのをやめることが多くなった。今では新書が800円ぐらいないと買えない。1000円超え

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【ひつじが週報】200111-200117

【ひつじが週報】200111-200117

●200111

お店をやっていると日々様々な偶然が起こる。わかりやすいところで言うと、別々で来店した人たちが実は知り合い、とか。同時に沢山の来店があるわけでもない小さなお店でそれが起こること自体珍しいはずなのに、想像以上に発生していて福岡の街の狭さを度々実感する。

東京にある遊泳舎のMさんが遊びに来てくれた。

遊泳舎さんのことは一昨年ひつじがのオープン準備をしている時に知り、立ち上げの時期が

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ジュンク堂が閉まるなんて

ジュンク堂が閉まるなんて

滋賀県出身の私が
母校 立命館大学の入試を
受けるため、京都に来たのは
22年前のことです。

確か雪が降っていました。
湖北は雪国なので、
雪には慣れていましたが、
バスの中から眺めた
京都の雪景色や、
大学構内に入り、
受験する棟に向かう際の
冷たい風のことを思い出します。

受験シーズンだから
思い出したわけではありません。

試験を終えた夕方、
帰りのバスに乗り、
行きと同じよ

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「ジュンク堂の閉店」と読書/書店という営み

 先日、京都と名古屋にあるジュンク堂が閉店するというニュースを見た。とある統計によると書店数や書籍そのものの規模も縮小しており、「書籍離れ」という単語を目にする機会も増えた。
参考:
https://www.nippan.co.jp/ryutsu-gakuin/statistics/
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00000118-ky

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13坪の本屋の奇跡

ここには隆祥館書店という大阪にある13坪の本屋さんがやったことが書いてある。

「本という文化性は、その地域に根差したもので、個のお客さんのニーズに合わせてお薦めすれば喜んで買っていただける。この方法でしか、書店の行きのびる道は、ないのではないか」

「本屋の役割は書いたはる人と読むひとの架け橋になるこっちゃ」

「その本を前にして有意義な交流ができたらお客さんはもっと作品の理解が深まるやろうし、

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どうして本はどこでも同じ値段で買えるの?|えほんやさんで考えたこと

どうして本はどこでも同じ値段で買えるの?|えほんやさんで考えたこと

家電のサイトを見たりしていると「オープン価格」とか「希望小売価格」とか書かれている表示に「?」って思ったことありませんか?正規の価格が知りたかったのに、わからない。

これは、独占禁止法があるからだそう。(あ、社会でならったことある!)
製造元が、販売価格を決めてしまうのは禁止されているので、ヤ●ダ電気とかEDI●Nといった家電量販店が商品の価格を決めていいらしいです。
(自由競争の妨げになるから

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本と出会う場所―本屋と図書館

10代後半、頻繁に本屋に通っていた。最も近いのは歩いて10分足らずのところにある本屋で週2~3、もう少し離れるものの歩いて15分もあれば行ける2軒の本屋には週1、自転車で15~20分ぐらいのところにある3軒の本屋にはそれぞれ月1ぐらいで行っていた。
その月1ぐらいで行っていた本屋の一軒で出会ったのが中田耕治氏の『メディチ家の人びと』。戦国時代と幕末の日本史以外の歴史にはあまり興味がなかった私が、イ

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これからの本の話 その1

これからの本の話 その1

新刊書店でなるべく本を買うようにして、Amazon等にお金が流れないようにしています。Amazonに恨みがあるわけではありませんが、やはり買うのであれば存続して欲しい書店で買うのが真っ当だと思っています。
正直年間300冊以上読んでいると全部買うのはとても不可能。以前はブックオフに頼っていましたが、今は主に図書館と新刊書店がメインになっています。
月に¥5,000は本を買うと決めているので年間で¥

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