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工業デザインと学際

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工業デザイン、取り分け、機械工学とその自動車産業のエリアは、日本の基幹産業だ。それは、複合的な産業であり、まず、Quality Controlや先端技術開発によるものも大きいだろ…
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#学際

Peau de Chagrin:マルゴー・ヴァレンジン

Peau de Chagrin:マルゴー・ヴァレンジン

Peau de Chagrin:マルゴー・ヴァレンジン

マルゴー・ヴァレンジンは、抽象と比喩の境界を探求する画家だ。
彼女の形成的訓練から情報を得た、これらの作品は、シュルレアリスムの女性画家の影響を受けている。

Peau de Chagrin(悲しみの皮)
Oil on canvas, chair, fur(キャンバスに油彩、椅子、毛皮), 2019

Peau de Chagrin
Oil

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ステファニー・ディンキンスとAI-ART

ステファニー・ディンキンスとAI-ART

ステファニー・ディンキンスとAI-ARTの目的

ステファニー・ディンキンスは、学際的なアメリカ人アーティストだ。その彼女は、人種、性別、歴史が交差する人工知能(AI) に関するアートを作成する。その拠点は、ブルックリン(ニューヨーク)だ。
ステファニー・ディンキンス(Stephanie Dinkins,1964- /学際的なアメリカのアーティスト)

ステファニー・ディンキンスのアートワークは・

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テレサ・ソーラー:Time of worms

テレサ・ソーラー:Time of worms

テレサ・ソーラー:Time of worms(ワームの時間)

Time of worms(ワーム[寄生虫]の時間)- Teresa Solar 2021.12
ジュリア・モランデイラがキュレーションしたバルセロナのガレリア・ジョアン・プラット個展から

Time of worms、それは・・・

それを、キュレーションした、Julia Morandeira(文化、芸術、教育の分野の研究者・キュレ

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女性作家Teresa Solarと作品を考える

女性作家Teresa Solarと作品を考える

女性作家テレサ・ソーラー(Teresa Solar)と作品を考える

テレサ・ソーラー(Teresa Solar/1985- /スペインの現代アーティスト)

第59回ヴェネツィアビエンナーレ「The Milk of Dreams」の招待作家だ。
それは、それまでのテレサ・ソーラーの実績と、その作品からだろう。

テレサ・ソーラーの作品は

テレサ・ソーラーの作品は、スピーチの形態、また、思考の形

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テレサ・ソーラー:ヴェネツィアビエンナーレ2022-トンネルボーリングマシン

テレサ・ソーラー:ヴェネツィアビエンナーレ2022-トンネルボーリングマシン

テレサ・ソーラー:ヴェネツィアビエンナーレ2022-トンネルボーリングマシン

身体的形状の使用、動きの記録、感覚的体験の嗜好を通じて、テレサ・ソーラーの作品は構成されている。
それは、変容の状態にある物質的な実体をほのめかしている・・
ソーラーの最近のプロジェクトの多くで、彼女は動物形をとる、または身体の付属肢に似た彫刻を通してこれらの懸念を探求している。

トンネルボーリングマシン詳細

この

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テレサ・ソーラー:Everything is OK-2018

テレサ・ソーラー:Everything is OK-2018

テレサ・ソーラー:Everything is OK-2018

ソーラーは、「OK」という言葉のジェスチャーを出発点として採用した。テレサ・ソーラーは、柱のような形にグループ化され、倒れた古典建築の再構築として提示された一連のサーモンピンクのセラミックを制作した。
これらの要素は、重要な液体が排出された人間の臓器をほのめかす大きな樹脂カプセルと混合されている。
おそらく、それは腎臓または胃かもしれ

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マルジェティカ・ポトルチ:地域社会の参加型アートワーク

マルジェティカ・ポトルチ:地域社会の参加型アートワーク

マルジェティカ・ポトルチ:地域社会の参加型アートワークマルジェティカ・ポトルチ(Marjetica Potrč,1953- /スロベニアの建築を主にする現代アーティスト/都市人類学者)
私の建築のケーススタディ(case study/事例研究)は都市の肖像画です。再建は彫刻であり、訪問者は、演劇の役者です。
19世紀の伝統では、美術館は主に教育機関であることを忘れがちです。美術館は、今では娯楽に重

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女性作家マルジェティカ・ポトルチの学際的アート・プロジェクト

女性作家マルジェティカ・ポトルチの学際的アート・プロジェクト

マルジェティカ・ポトルチの全体像の概要を短文で覚書のように、コラム化したものです。ただ、これが、21st型のアートの本質のような気が致します。

女性作家マルジェティカ・ポトルチの学際的プロジェクトマルジェティカ・ポトルチ(Marjetica Potrč,1953- /スロベニアの建築を主にする現代アーティスト/都市人類学者)
マルジェティカ・ポトルチの学際的な実践的に行われる表象には、オンサイト

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デジタル庁事務方トップに伊藤穰一氏起用に:そして見送りに・・

デジタル庁事務方トップに伊藤穰一氏起用に:そして見送りに・・

政府 デジタル庁事務方トップ (次官級)に伊藤穰一氏起用について - 朝日新聞デジタル

政府は9月1日に発足するデジタル庁の事務方トップ(次官級)となるデジタル監に、米マサチューセッツ工科大学の研究機関元所長で実業家の伊藤穣一氏を起用する方向で調整に入った。政府関係者が5日明らかにした。
デジタル監は特別職で、平井卓也デジタル改革相は民間人を登用する意向を示していた。
そして、平井デジタル改革

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コンコルドの誤謬-Concorde fallacy

コンコルドの誤謬-Concorde fallacy

コンコルドの誤謬(ごびゅう/誤り)- Concorde fallacy

それまでに支払った費用が大きければ大きいほど、投資した分を回収しようと、途中でやめにくい状態になってしまう。
それは、行動経済学の原理。
そして、詳細には、「Concorde fallacy」、サンクコスト(sunk costs/回収できない埋没費用)を惜しんで投資を続けてしまうこと。それまでに費やした資金や労力などの見返り

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写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命

写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命

写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命

芸術から一回生のアウラが消滅する複製技術の時代にあって、写真の可能性と、そこから派生する使命とはなんだったのか?
ベンヤミンの写真史は初期から、1930年代までの作品をベンヤミンなりの視点で体系化したエッセイである。

写真の始まりの霧は、印刷術のそれに比べて、明確性を帯びている、それは、カメラ・オブスクーラから、ダビンチの時代から、い

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クーパー・ユニオン(アートスクール)とアメリカのアート界と学際

クーパー・ユニオン(アートスクール)とアメリカのアート界と学際

クーパー・ユニオン (The Cooper Union for the Advancement of Science and Art)とは
ニューヨーク市マンハッタン区イースト・ヴィレッジ地区にある私立大学だ。科学と芸術の進歩のためのクーパーユニオンとして、1859年に設立されている。
当時のアメリカの高等教育の革新的な新しいモデルだ。

それは、創立者のピーター・クーパー(Peter Coop

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